「天才。」Mommy マミー せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
天才。
多動性障害を持つ少年とシングルマザーの母親と吃音症のお隣の奥さん3人の交流を描いた話。
.
この映画、ほぼずっとアスペクト比1:1のスマホの画面のような狭い画面で話が進行する。画面が狭い時ってだいたいその中の人がいかに狭い世界で息苦しく生きているかを表してるんだけど、2回そのアスペクト比が広がるシーンが出てくる。
.
最初のテロップからもうこの3人が良いエンディングに向かうことは何となくわかっているからこそ、その画面が広がるシーンが泣ける。
.
画面の比率だけじゃなくて、ほとんど画面に一人しか映らない中、いつ誰が同じ画角に収まるのか、誰と誰が絶対に同じ画角に入ることがないのか、全部が計算されてる。
.
グザヴィエドラン監督、音楽の使い方がやっぱ上手いよな〜.
.
あとは私の中の青いポスターの映画だいたい面白い説にまた1つ作品が加わりました(笑).
.
コメントする