「八方塞がり」Mommy マミー 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
八方塞がり
画面は正方形でやたらアップで窮屈だし、カット割り多くて複雑で分かりにくいと思ってたけど、登場人物たちの内面を表してるのだと気付いたら、映画の素晴らしさや芸術性より難しさが気になった。
映画って素人じゃ撮れないんだなぁと…
障害を持った息子とシングルマザーの苦悩を真正面から捉えてて辛かった。救われるのは、息子の無邪気さと暴力性の中に母親への愛を感じられた事。
悲しいのは母親の努力が伝わらない事だった。
スゴく辛くて切なくて、時々微笑ましいのだけど、やっぱり自分がと思うと、大変なんだろうと思った。
母親が望む息子の将来を思うシーンは美しく切なかった。
これからも続く救われない日々を思うと辛い。最後の母親の台詞は動転しないように自分に言い聞かせてる姿も観てられなかった。
母親、息子、向かいの人妻みんな素晴らしい演技だった。
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