「かいま見えた青空」Mommy マミー グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)
かいま見えた青空
息苦しくて。でもかいま見えた青空の幸福感は本物だから。
若さが潔い見応えのある作品、スクリーンで出会えてとても良かったです。
手のかかる子どもを幼さの残る母親と寛容な父親が支えている、そんな家族だったように思うのです。
バランスが崩れた時の混乱はどんなだったでしょうか。
母と息子が出会ったのは、やはり家族を喪失し心を閉ざした女。女達の笑い声が強烈に残っています。
スティーブは悲しみや不安、否応なく追い立てる現実の時にただただ抗う子ども、そんな印象でした。
わめいたかと思えばキュートにウィンク。ひっきりなしに動き続ける魅力的なスティーブを、アントワン=オリビエ・ピロンが熱演でした。
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