ナイトクローラーのレビュー・感想・評価
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ビジネスで成功するには非情さも必要?
普段から、軽犯罪を侵しては 小銭を稼いでいるルー(ジェイク・ギレンホール)は、犯罪に対して余り罪悪感を持っていそうもなく、作品がどの様な路線で進んで行くか 序盤から予想出来る。
最初に出くわした交通事故現場で、撮影した映像をテレビ局に売る男と遭遇。これは金になると思ったルーは、家庭用ビデオカメラを片手に 事件現場を見様見真似で撮影していく。
しかし、ある日 テレビ局のディレクターにもっと過激な映像を望んでいる事を告げられ、それを実行すべく自ら事件の筋書きを作り、まんまと撮影に成功する。
どんな綺麗事を言っても、テレビ局側も視聴する側も、過激な映像を求めている事に間違いは無いし
その事が、いらぬ悲劇を招いている可能性も否定出来ないのではないかなっと思った。
人の死に対する痛みも、麻痺していくのだろうか…。
このクレイジーな主人公を、ジェイク・ギレンホールが怪演していて、なかなか面白かった。
ただ、観る人を選ぶかな?っと。
観る人によってはある種のバッドエンディング?
私的には、大歓迎です。
主人公のバッドエンドを強く望んだ
いやーほんと胸糞悪い主人公だった。
完全に狂ってるわ、ディレクターもだけど他人の不幸を喜ぶ下衆野郎
殺人犯と目が合ったが何故ルイスは撃たれなかったのか?あそこでルーの死によるバットエンドを強く望んだがスルーされ胸糞悪さ倍増した。
カーチェイスのとこは公務執行妨害とかで何とか逮捕できないんか!のうのうと生きてるのが腹立つー!
闇を這う者
最高のサイコパス
現実社会と報道と自己顕示欲が織りなすサクセスストーリー
映画好き以外あまり知名度のないタイプの映画ですが、
ファーストディで1100円ということもあって、平日の昼間の回なのに満員!
本作は、職を求めるうちに「パパラッチ」と呼ばれる報道カメラマンになった男が、マスコミの世界でのし上がっていく姿を描いたサクセスドラマ(!?)で、
2014年度の米国アカデミー賞脚本賞にノミネートされています。
主人公は、真面目で努力家で勤勉、そして、知識が豊富で頭がキレる。
頭でっかちでリアル社会との関わり方がわからない秀才オタクって感じです。
そのため、自己顕示欲が非常に強く、知識をひけらかしたり、相手より優位な立場に立ちたがる。
反面、犯罪に対しての意識が低く、特ダネのためなら何でもやらかす。
あちゃちゃなことも、顔色ひとつ変えずに平然とやりぬく。
それはどれも、現実社会と自分の行動が地続きになっていない様子。
そんなダメ人間なハズなのに、
巧妙な話術・交渉術のため、彼と関わる人は全員説得されちゃって、どんどん危ない道を進むことになっちゃいます。
ここで描かれるのは、
報道の恐怖と共に、アメリカの失業率の高さからくる、金のためならなんでもやらざるを得ない社会状況。
一部の所得者を満足させるための娯楽としての報道。
その報道の分だけ、低所得者に犯罪が降りかかる。
それを描いた映画を観て面白がっている観客。
ニンゲンに好奇心がある限り、この負の連鎖に終わりはないということです。
暗く重い、しかし引き込まれる
噂にたがわぬこの雰囲気
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