「メモ」ナイトクローラー 西脇 友紀さんの映画レビュー(感想・評価)
メモ
・メディアのあるべき姿を考えさせられる作品。資本主義の枠組みにおいては、本作品のように視聴率至上主義に陥り易い。
・社会構造(貧富の差が大きい)、テレビ視聴者の属性(低所得、低学歴層が)、アメリカの社会問題(人種差別等)から自助努力では情報の真正性を担保させ難い。帰省などの仕組みの導入が必要ではないか。
・フレーミングやストーリー創作をすることで情報の受け手に画一的な印象を与えている事がよくわかる。
・本来プロダクトアウトであるべきメディアがマーケットインになった結果、情報操作や特定の内容に偏重した報道を生み出している。
・主人公の成り上がりストーリーが妙に気持ちがよく、重苦しいテーマの割に爽快な気分で見られる。一部法令違反をしているものの、真っ当な努力をしている点も好ましい。(トライ&エラー、PDCA、相手を揺さぶる交渉術、雇用によるレバレッジ、無駄のない設備投資)
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