「マスコミの醜悪さを描く問題作」ナイトクローラー としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)
マスコミの醜悪さを描く問題作
クリックして本文を読む
いわゆるパバラッチと言うか人の不幸を生業とする稼業をあからさまに描いた衝撃作。
明日の金に困る無職の主人公はふとしたきっかけで人の不幸が金になることに気づく。
だんだんとその感覚は麻痺していき違法な取材や作為的な事件を自ら作り出すまでにその狂気はエスカレートしてゆく。最後に勧善懲悪的な落ちかと思ったが見事な裏返しで自分の部下の死さへも利用してのしあがって行く。いづれバチが当たるぞ!と思うくらいその行動はある意味非人間味を排除した醜悪さを描ききった。ムカムカする気持ち悪さがこの作品の全て。それを演じきったジェイク・ギレンホール、お見事。悪い意味で心に残る作品でした。
コメントする