「戦慄のハッピーエンド」ナイトクローラー 俺の映画帖さんの映画レビュー(感想・評価)
戦慄のハッピーエンド
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エンドロールが流れ始めた時、戦慄した。
この映画はサクセスストーリーだったのだ。
主人公ルーにとってこの物語は
ハッピーエンドだという事実に度肝を抜かれた。
なんてものを観てしまったんだ…。
ジェイク・ギレンホールの怪演が素晴らしい。
アメリカ社会の闇を
まざまざと見せつけられているようだ。
これが現実だ、と。
彼らには道徳も倫理もモラルも関係ない。
ただひたすら己の生活のために
真実を曲げることさえ厭わず撮り続ける。
主人公のクズっぷりがたまらない。
最高のダークヒーローだ。
静と動の緩急がよかった。
LAの綺麗な街並みに赤いダッジが映える。
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