「ナイスアイロン」リピーテッド nok0712さんの映画レビュー(感想・評価)
ナイスアイロン
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クリスティーン、40歳、記憶喪失。
一旦眠りにつくと、昨日のことを忘れ20代の頃まで記憶が戻ってしまう。
担当医師に渡されたLUMIXを頼りに昨日までの自分を思い出し、なんとか記憶を取り戻そうともがく。
「アヒルと鴨のコインロッカー」でも使われたような叙述トリックを映像化。
こいつが怪しいな、あ違うのかな、やっぱりそうか、という映画。
大体想像は付くが、マイクが偽の夫を演じるという方法を取らざるを得なかった確信の説明が不足しておりすっきりしないし、記憶喪失の設定をもう少し活かしてハラハラドキドキをもっと展開させたり、もうちょっと織り込んで2時間の映画にしても良かったのでは??
そんななかでも一番の見処は、標題の通り。
マイクに足首を捕まれ強い力で引っ張られるうつ伏せのクリスティーン。
10㎝ほどの隙間の空いたクローゼットに手がかかるも、蝋の聞いた引き戸はマイクの力に抵抗することなく実に素直にオープンした。しかし、そのクローゼットに待ち構えていたのは、eye of the tigerを纏ったエイドリアン、カリフォルニア地獄のsixty、編み物が得意な刑事、すなわち鋼鉄製のアイロンが待っていた。
「オレに何か用かい?」
彼は何とも頼もしげなようすでクリスティーンに問いかけた。
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あと、最期に出てくる少年アダムの生え際が心配だ。
彼はブルース・ウィリス、ニコラス・ケイジのような大物の風格を頭部に秘めている。
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