バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のレビュー・感想・評価
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シンクロ…マイケル・キートンの渾身
第87回アカデミー賞作品賞受賞作。
字幕スーパー版で鑑賞。
ワンカット長回しと錯覚させられる見事なカメラワークに度肝を抜かれました。緻密な計算に基づいた撮影と編集の妙が炸裂していて、これぞ映画表現だと思いました。
マイケル・キートン、久しぶりに見た気がしました。バットマン・シリーズしか彼の映画を観たことはありませんが、キャリアが落ち目だったことは確かなようで…
主人公は彼の俳優人生を投影したような役柄であり、だからこそなのかとても真に迫った演技をしていて、さながらドキュメンタリーを見ているかのようなリアリティーでした。
周りを固める役者陣も、演技派揃いでめちゃくちゃ濃度が高い。演技合戦はもちろんのこと、巧みなカメラワークも相まって、映画の世界に引き込まれてしまいました。
本作へ懸けるマイケルの想いと主人公がシンクロして、一気に物語を駆け抜けているようで圧巻でした。まさに渾身。
それが認められたのか、本作の高評価は言わずもがな。賞レース席巻も当然で、マイケルの華麗な復活となりました。
まさに物語に恵まれた作品。アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督がそこまで計算していたとしたら脱帽もの。
※修正(2023/06/21)
世も末だなー
大衆娯楽映画へのアンチテーゼ、落ちぶれた男が再起を賭ける物語、SNSやYouTubeをはじめとした現代社会、自己中な男と家族との関係、超能力と妄想と狂気、などの色んなテーマが、デジタル技術を巧みに用いたスタイリッシュな映像表現とスピーディな展開で織り込まれて、時にブラックなユーモアで彩られた現代的なエンターテイメント作品、てな感じでした。
これだけ色々な要素を盛り込みつつよく面白くまとまってるなー。男の妄想なの?と思ってた超能力があのラスト。エマストーンの表情と笑い声で、妙に明るさのある終わり方。病室でのバードマンな包帯にもニヤリ。
そしてこの映画が作られ、受けるって、改めて世も末だな…とも感じます。
レイモンド・カーヴァーのような
まさにレイモンド・カーヴァーの小説みたいな映画。
これを1度観て絶賛する人は、芸術家か芸術家になりたかったがなれなかった批評家だろう。なんて。
正直自分は腹落ちしなかった。結果3回観たけどまだ意味が腹落ちしていない。
撮影や編集は一見してわかるくらい凄いけど、なんせ構造がややこしすぎる。
玄人向けというか、批評家のウケを狙って撮られたかのような映画で、そんな風に作品の印象を形作っているのもおそらく意図的。そもそもこの映画自体がリーガンの葛藤のメタファーなんじゃないの。
一般人的には、そりゃあ小難しい演劇よりはロバートダウニーJr.がブリキを纏った映画とか、トランスフォーマーやバットマンみたいなのがウケるのが世間だが、リーガンはそんなもの達と(バードマンとも)決別し、役者として名声を得たい。
けど、結局自分の力量不足で芸術家にも批評家にもなれず、一般ウケする役で掴んだ栄光や愛も過去のものになり、SNSも使えなくて誰かに承認されたくてもされるきっかけもない。そう、まさに「存在しないのも同じ」。
理想と現実、客観と主観、個人と社会、自分と他人、色々な軋轢にやられちゃって、グロッキー状態になっていくリーガンを見ているとやりきれない。
マクベスの一節からの流れが非常に印象的だった。
この映画、難解ではあるけれど、誰でも人生でこれに近い葛藤というか、苦悩に出会う事はあるんじゃないかなぁ。
自分の過去や理想ときっぱり決別しようと思ったら命かけるしかないよね。
常に登場人物の動きに沿ってカメラが動いててカメラマンさんすごいって...
常に登場人物の動きに沿ってカメラが動いててカメラマンさんすごいってなる。めっちゃ劇場の中動きまくってて、劇場やその舞台裏がほー、こーなってんのね、って分かる笑
エドワード・ノートン君の全裸の見えそうで見えない撮り方もしょーもないギャグに何回も取り直したかって想像すると面白い笑さすがアカデミー撮影賞撮っただけある?笑
内容は映画や演劇に詳しい人なら面白いってなるけどううーんって感じ。過去の栄光に浸るなって事なんだろうけどイマイチピンとこないのは何故だろう、1度はスポットライト浴びたけど後は伸び悩んだ映画人なら分かるのだろうか…
なんだかおもしろい
見たことない形態の映画だった
ずっと続いてるようなカメラワークも
ほとんどがドラムの音楽も
興味深かった
バードマンの声とか演出も好きだし
ラストも好き
役者の苦悩は感情移入できるところも多くてよかった
愛を乞う現実と虚構の狭間で
心理描写を煽り立てるドラミング、ほぼノーカット長回しの高度な撮影技術。ドキュメンタリー的手法は正に1人の役者のリアリティショーを見せられている気分になる。虚実入り混じった映像はキマってるか統合失調にでもなった感覚。
銃がリアルじゃないと文句を言われたり、役が自らの過去と重なったり、無自覚にもメソッド・アクティング(役と同化)を行い、舞台上で究極のリアリティを演じやがて死を迎え、そして再生する。
ラスト我々観客からは見えないがサムの安堵の表情に鳥の影、彼は過去の栄光と決別し道化としてのヒーローでは無く家族にとっても本物のバードマンになったという…
大まかにはコメディだが、愛を乞う落ち目のスターの人間としての再生とショービジネスへのアンチテーゼ。
業界あるあるもだが、リアルでヒーローもので破れた役者達が一堂に会しているのも笑いを誘う。
正直難解な点も多く他の方の考察などをみて納得させられる部分も多かった。説明が無い分受け手に委ねさせているという点で楽しめると思う。
無知とは誰の何か
一昔前はバードマンとして一世を風靡したものの、その後は
いまいちパッとしない老体のアクション俳優が実力を求められる
ブロードウェイで一発逆転を狙う物語。
冒頭から一切途切れないカメラーワーク。
息つく暇も無い場面展開。
まるで演劇、ここは舞台。
しかし、なんとも不均衡な設定。
リアリティの頂点にある演劇と、フィクションの頂点に立つ
スーパーヒーロー。何故このふたつを混ぜたのか。
空を飛べたり、物を触れずに動かしたり。
その力は、いけ好かない演技派俳優とのケンカや素行不良の
娘の説得、ペンで人を殺す批評家への懇願など、あらゆる
場面で使われない。一切使われる事がない。
唯一、我々この映画を見ている者の前でのみその力を見せてくる。
表舞台の裏の更にその裏を、我々のみが知っている。
第三者視点から舞台の表裏全てを見て来た我々のみが、
バードマンの秘密を知っている。
これは「ホンモノ」だと信じて疑わない。
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「無知がもたらす予期せぬ奇跡」とは。
俳優として未熟なバードマンもたらす最高の演技か、
父親が飛べる事を知らなかった娘がもたらす父親への羨望か。
それともバードマンが「飛べない」事を知らなかった我々への蔑みか。
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アカデミー作品賞かというと。
ドキュメンタリーじゃない限り、長まわし、したくなる気持ちというのはよくわからない。
これは完全に古い人間的な考えかもしれないが、カット割りがないっていうことがどうにも気持ち悪いのだ。
最初にドキュメンタリーじゃない限りって言ったように、作品にリアリズムを強く要求する場合は長く回すことでの編集してない感が信頼につながると思うのだ。
なので、この作品で長まわしは必要ないという気がしてならない。
ただこの作品は長まわしどころか、最後までずっと回しという演出なので、意味合いが違うのだろう。
落ち着かないことには変わりない。
ただ最後の方まで行っといて最後の最後でカット割りする。
これが最も納得いかないというか、あれだけひっぱっといて最後まではいかないんや、という。
でも、まぁ過去の栄光にすがる悲哀を描くのに、この演出でやる必要があるのか?というのもある。
最後(の方)まで回しっぱなしという企画が先なのか、落ちぶれていくおっさんの悲哀というテーマが先なのか?
それによっても違うでしょうが、少なくとも、最後の方まで回しっぱなしやってみるよという映画であれば、この映画でなくていいような気がする。もっと「事件」を扱う感じの題材の方がフィットすると思うのだ。
と、いうことでこの映画がアカデミー作品賞と言われると疑問符しかつかない。
もちろん、エドワード・ノートンの存在感や劇中ドラムの使用法など、特筆すべき点もあった。ダメな映画とも思わない。が、その年の最高峰的なポジションで語られるような映画でないことも確か。
本作は「現実」と「劇中劇」が交錯するために、「素の自分」と「演技中...
本作は「現実」と「劇中劇」が交錯するために、「素の自分」と「演技中の自分」を使い分けているような役者たちの表情を観ることができます。
大ベテランのマイケル・キートンが主演男優賞にノミネートされたのも大納得でした。
さらに、マイケル・キートンはティム・バートン版『バットマン』2作でバットマンを演じていました。
彼はそれ以降バットマンを演じていないので、映画の主人公がかつて『バードマン』で脚光を浴びていたことと、これまたシンクロしているように思えるのです(ついでにアカデミー賞のスピーチの紙を隠す悲しい姿にもシンクロ)。
そういえば、もうひとりのキーパーソンを演じていたエドワード・ノートンも、『インクレディブル・ハルク』で一度ハルクに抜擢されながらも『アベンジャーズ』では降板になっていました。
さらにはエマ・ストーンは『アメイジング・スパイダーマン』2作でスパイダーマンの恋人を演じていながら、あまりヒットしなかったためにシリーズが再びリブートされることになっています。
ある意味で、「ヒーロー映画で破れた役者」が一同に会している作品とも言えるでしょう。
あとはたまにでいいから、『バットマン フォーエヴァー』だけでバットマンを演じていたヴァル・キルマーのことを思い出してください……
これがバードマンか…
最初はイマイチよく分からなかったというのが本音です。
ゴチャゴチャしててカットも多いしゴタゴタしてて、舞台のシーンだってことは理解できたのですが…
バットマンだったんですよね。この人。
と分かると何となく分かってくる。
この映画は事前に下調べをしてから見た方が分かりやすいかもしれない。
何を伝えたいのか。
いろいろな人生があり、苦悩があるんだということを知る映画です。
だけどポジティブな最後だ。
だって再び空を飛べたのだから…
そう私は捉えました。
…だけど…アカデミーで評価されてたほど私は評価が出来なかったので、機会があれば是非また時間をあけて観てみようと思います。
ヘルプ〜心をつなぐ…のエマは雰囲気が違ったけど相変わらず好きだなぁと思いましたね。
二回目見てあらためてすごさがわかる
昔、人気コミック「バットマン」の映画主演をつとめたマイケル・キートン主演。一回目、半分くらいは本当の世界なのかなと思って見ていた。実際、自分はマイケル・キートンが、どんな役者なのか知らなかった。本作で、イメージががらりと変わり、ファンになっていた。バットマンというキャリアのおかげで多分いろいろひどい目にもあったのだろうと想像する。「バードマン あるいは、無知がもたらす予期せぬ奇跡」、このタイトルのインパクトは大したものだ。原題からそのままとった邦題も、ずっと頭に残る。
物語は、ブロードウェイのひとつの古いシアターの数日。脚本演出主演のひとりの男とその周辺を追う。舞台、舞台袖、観客席、楽屋と廊下と衣装部屋、屋上、劇場の外の街、玄関と楽屋裏口。日本で言えば下北沢あたりをノーライトで走り回るということか。手持ち風のカメラは縦横無尽に飛び回る。鳥男の真の意味はこれか。キャメラワークはとにかくとくにすごい。ほとんどカットなしに繋がっているようだが、もちろん、そんなわけはない。演出、脚本、めちゃくちゃ素晴らしい。すべてが完璧。まず、劇中劇にレイモンド・カーヴァーという実在する作家を使っているところが心憎い。そのおかげで、どこまでが本当でどこまでが嘘なのかわからなくなってくる。まあ、本物の街を含めてすべて脚本に書かれたものすごく精密に仕組まれた劇映画であることは確かだが。カーヴァーや、マーチン・スコセッシ、マイケル・ジャクソン、ブリキ人間笑などの固有名詞が散りばめられ、その瞬間だけ、こっちの世界と繋がってくる。若い女優二人に、「新人の」老男優と付き人の娘、そこへ純粋さと未知数を体現する新進気鋭の舞台役者マイク・シャイナー(エドワード・ノートン)という男が途中から加わることで更に虚構性は増す。好き嫌いの分かれ目もここだろう。
リーガンの娘役のエマ・ストーンが上手い。マイケルが文字通り、裸の自分を晒す。とにかく編集時の後処理を含めた撮影技術がすごい。役者の演技とフレームの切り取り方がいい。商業演劇と役者、舞台製作と資金繰り、批評と批評家など、すこし一般うけはしづらい内容ではある。しかし非常に実験的で挑戦的な作品であることは間違いない。カーヴァーを、読み返したくなった。
人生は長回し
カット!してリフレッシュしたくても出来ない地続き長回しの主人公の人生。それは誰も同じ。栄光はいつかは呪縛に変わり、現在と未来をも影のように追いかけてくる。
そして、他己の評価と自己の追求の狭間の飲み込めない葛藤が狂気を生む。
テーマ性ならば、上記で充分だし、音楽や手法、構成を用いた表現が読み込めればいい意味で嫌というほど、伝わってくる。
特に鬱屈としてしまう前半と狂気を受け入れ始めた後半からの開き直りともとれる爽快さとは言わないまでもの快活さの構成の妙、ラスト付近の顔のディテールの妙。秀逸でしょう。
よく練られた脚本と、それを最大限、効果的に見せる手法、演出。音楽の心地良さ。脚本に沿わせた上で、説得力のある芝居。
これが素晴らしくなくて、なにが素晴らしいの?
欲を言えば、謎も含めた余韻を残し過ぎのラストのせいでカタルシスがもう少し欲しかったところ。
とはいえ、見応え、余韻、ふくめて、最高峰でしょう!
『狂ってやるよ!』てくらい自分を追い込んだ事のある人なら、共感できる傑作。
さあて、ラストの意味を妄想しよーっと。
ヒーローは一度限りの劇薬
観たのが随分前なのでだいぶ忘れているところもあるが、解釈の分かれる難しい映画だなあと思った。私は、リーガン・トムソン(マイケル・キートン)の正体はマジでバードマンで、本当に超能力があるんだと思いながら観てた。そんなわけないだろうと鼻で笑われるかもしれないが、映画だから何があったっていいよね……。
誰だって、自分ではない誰かになりたい。できれば自分よりずっとイケてるやつ。
リーガンはバードマンのイメージを払拭して演技派俳優と認められたいし、彼にとって脅威となる年下の俳優マイク・シャイナー(エドワード・ノートン)だって、傍からは順調そうに見えても、実は今の自分に満足できてない。リーガンの娘サム(エマ・ストーン)がいけないお薬に手を出しちゃったのも、もしかしたらそういう気持ちがあったからかもしれない。
そこで「ヒーロー」について考えてみる。ヒーローは、最高にカッコよくて強い存在で、特に男性にとっては、変身願望の対象として最高位にあるものだと思う。(そしてハリウッド俳優にとって、ヒーロー映画に出ることは最も早い成功への近道だ。たとえばまだハリウッドに進出したてだったクリス・へムズワースはソーを演じて一躍世界的なスターになり、一度は落ち目になったロバート・ダウニー・Jr.も……まあ「シャーロック・ホームズ」もあったのかもだけど、アイアンマンで見事に返り咲いた。)
ただ、問題はその後だ。もうヒーローなのだから、別のヒーローにはもうなれない。ヒーローは一度限りの劇薬だ。リーガンは、ヒーローになってしまったがゆえに、ほかの何者にもなれなくなってしまった男なのだと思う。
そんなリーガンはブロードウェイで、「無知がもたらす予期せぬ奇跡」によって称賛を得る(この奇跡によって実は彼は死んでいた、とみることもできると思う)が、それは束の間のことで、病院で手当てされた彼の姿はまるでバードマンそのものだ。つまりは元の木阿弥に戻ったのかもしれないけど、確かに奇跡を起こして去ったリーガンの表情は晴れやかで、救われたのかな、と私は思った。
劇場で観たい一本
2015年11月29日(日) 2回目
そりゃもちろんストーリー性がないとか何を言いたいのがわからないとかいうのはわかるけどこの映画はそう言った部分より俳優たちの演技を楽しむものだと思う。
まくし立てるセリフだったり表情や身振りの激しい演技が多かったり、見応えがあった。
前半はエドワードノートンの独壇場。ピンチヒッターの身ながらもどんどん自分の考えを舞台に取り入れ、支配していた。
終いには舞台上でやらかし、自分が考えた舞台だとメディアに調子のいいことを言う始末。腹を立てるなといいながら下半身が立ってたのには爆笑した。笑
後半はマイケルキートンがいよいよおかしくなり、超能力?的なもので暴れる始末。あれはホントに超能力?最初の役者が事故にあったときリーガンが上を凝視してたけど本物?
NYのど真ん中をパンイチで闊歩する姿は鳥肌もんだったなぁなぜか笑
もちろんこの映画の1番の特徴は長回しの撮影方法だろうし、劇伴がシンプルだけども複雑なテンポのドラムで構成されてたり、セリフの中で随所に実在の俳優の名前が上がったりと映画好きにはたまらない工夫がなされていたと思う。
セッションかこれか?
現実と妄想が混ざりながら、過去の栄光から脱皮するために苦悩する主人公や他のキャラクター達。深く考えずに見ているといつのまにか人間くさい役者たちの演技に引き込まれていった。長回しのカメラワークや難解なストーリーがたまに思考を停止させることもあったが、徐々に本人に戻っていくその姿に感銘した。ラストは愛する娘の空を見上げる表情から想像するしかないが、それがイマジネーションを掻き立てる。
ところでその前に見たセッションとこの作品がどちらがオスカーをとるべきだったかと自分なりに考えてみたが、正直答えを出すのは難しかった。
ブルース・リーが言ったDon't think,feel. つまりどちらが五感を刺激したかと問われれば、それは間違いなくセッションであるが、感じるな、考えろと言われたらこの作品になるのではないだろうか?
つまり賞なんてどうでもよく、どちらも評価するに値する良作であることだけは間違いない!
あなたは役者じゃない、有名人だ
みたいな台詞があったんですが
これはホントいろんな有名人の方にグサって突き刺さる台詞だったんじゃないでしょうか?
さて、本作のバードマン
あの人は今⁉︎的な人の苦悩みたいなストーリーなのかな?
自分が理解力不足なのかも知れませんがなかなか難解なストーリーでした
皮肉やブラックユーモア満載
そしてラスト
結局自殺してしまったのかな?
それか会場で鼻を撃った時に実は死んでたのか?
もう一回見てみよう
現実味
前のバットマンの人。よくこの役を了解したなというのが正直な感想。それでもやっぱりこのひと以外がやっていたら、アカデミー賞なんて取れるはずもないと思いますが。他の人のレビューを見て思いまいしたが、役者がヒーロー映画関係者だらけ。アメイジング・スパイダーマンで死ぬエマ・ストーン。ハルク役降板になったエドワード・ノートン。もちろん過去の栄光バットマン。
これは確かにヒーロー映画の末路を描いているのかもと思わせるような偶然。本当に面白いです。トニー・スタークだってキャプテン・アメリカだってこの先はこうなる可能性はあるんだというハリウッドの厳しさを感じました。
映画自体は思った以上に闇でした。人生どん底に落ちた人間の貪欲ぶりが垣間見れました。確かにアメリカで話題になるのは納得だし、日本であまりフィーチャーされないのも納得です。
全80件中、21~40件目を表示