「私的備忘録」アメリカン・スナイパー kanlinmaruさんの映画レビュー(感想・評価)
私的備忘録
横浜ムービル
珍しく混んでいる。40人はいるか。
Waner Bros
アザーンの声から始まる。
手榴弾を持ってひそひそ近づく子供を打つや打たざるやのシーン。一度途切れる。
牧師の説教に続いて、父が説く。
人間には三種類
羊=ばか
狼=悪党
番犬=狼を倒すもの
ロデオで家を空ける男から気をひくために妻が浮気。
タンザニアとケニアで米大使館攻撃。
テレビ「我々の敵は未だ不明」
厳しいシールズの指導シーン。
「黒人は泳げないくせに」「指導官、テロリストを殺したいです!」
水温13度わ浴びる。
「南部の荒れくれ男」
質問に答えるたびに酒を飲む。という。シールをバカにする女、国を思うシールズ。
ここで9.11のニュース!
そして結婚。結婚式にて出陣が決まる。ワロ。「6週間で帰れる」
第一次派遣
冒頭の途切れから接続。
「間違えて打ったら軍刑務所いきさ」
しかし子供も女も米兵への攻撃姿勢を努力、シールズは撃ち殺す。
兵士も葛藤している。残酷だと。しかし同僚は海兵隊が10人殺されていたかもしれないと慰める。ありがちだ。
車に乗った自爆テロをすんで止める。
人を撃つたび軽く落ち込む。
ベトナム以来の最大の攻撃、アメリカに恥をかかすな。アルカイダNo.2ザルカウィをやれ!
突入!
「私はシャイフだ!子供は英語が話せない!!」⇨捕虜にして事情聴取する。ザルカウィについて教えるから金をくれとシャイフは要求。
敵のアルカイダにも敏腕スナイパーがいる。
ドリルでシャイフ息子の足をぐさり。シャイフが助けをこうて、近寄り打たれる。「米軍と話すやつは殺す!」とシャイフ息子の頭もドリルでぐさり。byアルカイダ
スナイパー一時帰国。
第二次派遣
弟「敵をたくさん殺したって。兄貴はヒーローだ!」
新司令官「俺は反逆者の歴史を研究してきた。反逆者に勝つには奴らの信念を潰すことが必要だ。蛮人ども叩きのめせ」
俺たちは正しいのか
悪を倒せ
悪なんていない
祖国が攻撃されてもいいのか
⇨わかりやすい二項図式を言葉にしてて、アメリカ映画とは本当に俗だ。
米兵を歓迎すると見せて床に武器を隠し持つ主人。イラク刑務所か死を選ばせ、死んだようだ。亡骸を掲げてデモる暴徒たち。
突撃!いつも通り、敵への命中は虫けらが死ぬかのような描写である。うあ"といつもの声をあげたおれるのみ。
アメリカで車工場のドリル音を聞いて、思い出すアメリカンスナイパー。体は帰還しても、心は上の空なのでたる。
帰還兵の悲劇を描く。足がない。それだけならマシだ。心がなくなってしまう。
妻「戦争で影響を受けない人はいない」
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第三回派遣
アルカイダスナイパーにも妻も子供もいる。アルカイダスナイパーは元オリンピック選手である。部屋に写真が飾られている。
シールズが初めて被弾!
シールズの報復魂に火がついた!
シールズ初の戦死!マーク。
本国の追悼セレモニーは荘厳である。星条旗に何かを包んで、母に手渡す。
命は助かったが顔を打てれたピグルス。「彼女には別れろといったんだ、でも別れないって」。復讐をちかうアメリカンスナイパー。
⇨つなぎが雑だろ?
妻「いかないで」
夫「君たちを守っているんだ」
妻「違うわ」
戦地でピグルスの訃報。
RPG戦士を射殺。子供が近寄り拾おうとする。「拾うな、拾うな!」とスナイパー。子供はRPGを捨てた。
遠い遠い遠い所からアルカイダスナイパーをついに射止めた。「ピグルスが喜ぶぞ!」
スナイパーが潜む屋上目指して、敵が一斉に動き始める。激しい銃撃戦。
QRF?がなかなか来ない。そして砂嵐到来。何も見えなくなる。
QRFがきた!ギリギリ乗り込んだスナイパー。
帰国後のバーベキュー。子供に戯れる犬に暴行。心に傷か。「蛮人を殺しただけ。神に誓って正しいことをしたと言える。それより仲間を救えなかった。」
心理療法を受ける。傷痍軍人のタウンミーティングにでてみる。慰問施設に行ってみる。
冗談の多い夫を見て
妻「昔のあなたに戻ってよかった!」
⇨クリス・カイルはのちに慰安施設で殺されるというのが実話。
エンディングはその星条旗に彩られた沿道、スタジアムで大々的に催される追悼式。実にアメリカ愛国的ラスト。
棺をポンポンと二回叩くのが最後のお別れの合図らしい。
米軍映画として、いつも通りの駄作だ。なんとかご贔屓にみても、やはり二元論的にしか見えない。
それにしても、イラク統治と日本統治が重なって見えてしまった。日本占領時には、ああいった米軍がたくさんいたことだろう。今よりひどかったんじゃないかと思う。