「イーストウッド最強作品」アメリカン・スナイパー えんでさんの映画レビュー(感想・評価)
イーストウッド最強作品
『ミリオンダラーベイビー』『許されざる者』に受けた奥深い切なさもすごかったが、本作の衝撃はイーストウッド作品で最強。
決して扇情的でなく、淡々と描写しているようだが、画面一つひとつの奥に潜む人物の心情が心の中に入ってくる。
これが実在の人物であり、かつ当人が亡くなったのがつい最近という事実も、そのリアリティーの演出に役立っているのかもしれない。
ただ、その冷静な描画のせいか、同じ戦争物でも『硫黄島からの手紙』よりも意識を掻き乱すものがあった。
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