「戦場に英雄なんていない」アメリカン・スナイパー にゃんたさんの映画レビュー(感想・評価)
戦場に英雄なんていない
クリント・イーストウッド作品だったので、ストーリー重視の傾向で作られているかと思えば、戦闘シーンにもかなり力が入っていることに、少し驚きました。器用な監督ですわ。
まず、映画のタブー的なことに触れて、現実のむごさを伝えるのが相変わらず、上手いなぁと…
更に、主人公が段々と戦争、戦闘マシーンへとなっていく姿が、何ともリアルでした。彼にとって、常に緊張感のある戦場で人を殺める事でしか、不安を解消することが出来なくなってしまったのでしょうか…
仲間を救っている分、相手を殺している。
殺した分だけ己の人間らしさも殺している様な印象を受けました。
重圧な映画でした。
因みに戦闘シーン好きな人も満足できると思います!(笑)
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