「よかった」パレードへようこそ 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
よかった
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ゲイがテーマの作品に対して、オレはゲイではないので、本当ところ彼らの気持ちを理解できず、しかしそんなことでいいのかという問いをつきつけられる気持ちになる。『チョコレート・ドーナツ』は自分の抱える問題と重なる部分があってすごく感動したのだけど、この映画はあまりそういう気持ちにならなかった。ただ、差別には加担しないようにしようという気持ちになる。
イギリスはボーイ・ジョージやエルトン・ジョンが人気者だったのでそんなひどい差別はないのかなと想像していたのだが、そうでもないようだった。炭鉱町のおじいさんがゲイであったとカミングアウトするところが衝撃だった。
炭鉱の作業だって、ブルーカラーでいい思いをしているわけではないのに、それでもゲイを差別する人がたくさんいた。辛い思いをすると人の痛みが分かるようになるとは全く限らないのだった。
コンサートの最中、主人公とキスをしていた相手が誰だったのか気になった。シルエットで描かれていて、はっきり明示していなかった。
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