博士と彼女のセオリーのレビュー・感想・評価
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色褪せない幸せな記憶
1962年、ケンブリッジ大学で物理学を学ぶスティーヴン・ホーキング( エディ・レッドメイン )は、後に妻となるジェーン・ワイルド( フェシリティ・ジョーンズ )とパーティーで出逢い恋に落ちる。その後スティーヴンはALS( 筋萎縮性側索硬化症 )を発症し、医師から余命2年との宣告を受ける。
将来を嘱望されるスティーヴンを献身的に支える妻となったジェーン、奮起するスティーヴンを温かく受け入れる大学関係者や仲間の姿が印象深い。
主演のエディ・レッドメインが繊細な表情と演技で魅せる。
教会の聖歌隊指揮者ジョナサン( チャーリー・コックス )、看護師エレイン( マキシン・ピーク )との関わりが、夫婦の関係性を変えていく様がリアルに描かれる。
若き日の二人、家族や仲間と過ごした穏やかな時間、幸せに満ちた記憶が永遠の輝きを放つ。
- 時空の特異点
- スペリングボード
NHK-BSを録画にて鑑賞 ( 字幕 )
スティーブンホーキングの人生を描いた作品
ネタバレ
宇宙、ブラックホールの研究をしていたスティーブンホーキングと奥さんのお話。
ALSなのに長生きだ、とずっと思っていたが、
進行が遅くなるなんてことがあるのか。
まさか大学生の頃に病気に発症していたとは。
結婚していて子供がいて、2度結婚していたとは。
ジェーンはとても辛かったし大変な思いをしたと思う。
愛してる相手がどんどん体の自由を奪われ夫の介護の上、子供の世話もして。
ジョナサンと出会えていなかったらと思うと。
けど肺炎の時に彼女が彼を生かさなければ、
二度と声が聞けなくても生かさないと、と思わなければあの功績はなかった。
体の自由が奪われ声を発することもできなくなるのに思考は変わらずなんて気が狂う状況。
いくら目で感知する機器があろうと、きっとほとんど脳内で計算して出した答えだろう。
もし病気にならずに研究を続けられたらさらなる発見はあったのだろうか。
映画面でいうと、ご本人瓜二つ。
唇を噛んだような表情から肩が上がった姿勢まで。まるでご本人。
21.12.19 てらさ
心が揺さぶられすぎる
基本的にハッピーエンドが好きな私には
ほろ苦過ぎたー
ホーキンスの妻ジェーンがジョナサンに向いて
行く過程が、胸が締めつけられそうになった
俳優人の細かい表情や仕草で
ジェーンとジョナサンが次第に惹かれあっていく様が
リアルで、ホーキンス博士はどんな気持ちなんだろうと
想像すると切なくりました
後半、ホーキンスと別の女性がアメリカへ行くことになり、授賞式を後で知らされるジェーンの
張り詰めた悲しみの表情と、どこか解放されたような顔が
余計辛かった
だから、最後の子供達が走り回ってるところを
二人が笑顔で見つめる様子は、なんだか救われました
邦題がほんとに秀逸。
これはホーキンス博士と彼女だけがわかっていればいい
理論なんだなと
いろんな愛の形があるけど、私がそれぞれの立場なら
途中でリタイアする自信がありすぎる。
思った以上に恋愛の要素が濃い映画で、
観終わったのが夜中の1時なのに、心揺さぶられ過ぎて、しばらく寝れなそ。
ホーキング博士の最初の妻の壮絶なる人生
淡々と描かれた割には最初の妻ジェーンの物語と断定してもいいと思う。そこには壮絶なる知性と愛と人間であることのリアルが包み隠さず描かれている。しっとりと胸に沁みいる感動が味わえた。同系列の🎦イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密もこの位スッキリ描けたらよかったのに・・
スティーブンホーキンス博士
スティーブンホーキンス博士の存在は、なんとなく知っているくらいで宇宙の研究をしていた人かな?ってくらいのイメージしかありませんでした。
だけど、この映画でスティーブンホーキンス博士めっちゃかっこいいなと思いました。
大学時代に知り合った女性と仲良くなり、そして結婚します。
だけど、自分の体がALSに侵されてどんどんと自由が無くなっていきます。
それを妻になった女性が支えるのですが、やはり簡単のことではなく、とても大きな負担と不満をもたらすことに。
妻には、ほかに好きな男性が出来て、そこにいる自分が幸せだと感じていた。
それに気づいた博士は、自分の妻が幸せだと思える男性とわざと近づけるような事をしたりします。
自分が一番苦しいと感じる時に妻の為に幸せを願うとは、自分に出来るのかと思う気持ちとただ尊敬するなと感じました。
あたたかな愛情
最後の公演の「命あれば」というところでジェーンへの深い感謝も感じた。
ボルドーに行った際に延命措置を行わないこともできた。それでも彼を生かした妻。はじめは意思疎通が取れないことに絶望していたけれど、初めに病気がわかったときも、延命した後も、常に前向きに導いてくれた妻ジェーンは、本当に夫の才能を信じて尊敬して愛していたんだなと感じた。
またジェーンへのホーキング氏の愛も深く、彼女や家族の幸せを願った人生だったと描かれていて、切ない気持ちになった。名前忘れてしまったけど、何より聖歌隊の男性が彼の良き友であり、ジェーンの支えになってくれたことも、三角関係というものではなく、それぞれの関係に深い愛情を感じた。妻目線の日記を題材にしているから、闘病していたご本人の気持ちが少し綺麗にまとめられているところもあるだろうし、フィクションもあるんだろうけど、なんていうか上品で、イギリス的だなと思った。
奇妙な三角関係を内包する家庭の描写が、とてもチャレンジングで新鮮
ジェームズ・マーシュ監督(喜望峰の風に乗せて等)による2014年製作の英国映画。
原題はThe Theory of Everything、配給は東宝東和。
原崎はホーキングの最初の妻ジェーン作。ということもあり、純愛を貫く甲斐甲斐しく献身的な妻をイメージしていたのだが、ホーキングと3人の子供をもうけた(足は動かないのに意外)ものの、うつに苦しみ、他の男性と相思相愛になり、その彼がピアノ教師として家庭に入り込む、奇妙な三角関係を内包する家庭を描いていて、ビックリ。
反面、夫婦の関係性について綺麗事・嘘が無い様にも見え、長い期間のロマンスを描いた映画として、とても新鮮でもあった。また極明から真っ暗まで、時と共に揺れ動き、その時々で変わる気持ちを演じ分けたフェリシティ・ジョーンズの演技は素敵に思えた。
主演エディ・レッドメインは、ホーキングの仕草と実にソックリで、関心させられた。しかしながら、ただの奇人という感じの設定で、彼の天才性や学問上での凄さが、脚本・演出で十分に表現されていなかったのはとても残念であった。まあ、最後の方の、スピーチでのジョークは良かったのだが。
あとそう、ホーキング博士の育った家庭の知的雰囲気は凄く上手く表現されていて、関心させられた。ホーキング父役サイモン・マクバーニーは、ジェーンの状況を見かねて、家政婦利用を息子に申し渡す台詞も含めて、とても好演であった。
製作ティム・ビーバン、エリック・フェルナー、リサ・ブルース、アンソニー・マッカーテン、製作総指揮アメリア・グレンジャー、ライザ・チェイシン、デビッド・コッシ。
原作ジェーン・ホーキング『無限の宇宙 ホーキング博士とわたしの旅』、脚本アンソニー・マッカーテン(ボヘミアン・ラプソディ)、撮影ブノワ・ドゥローム、
美術ジョン・ポール・ケリー、衣装スティーブン・ノーブル、編集ジンクス・ゴッドフリー、音楽ヨハン・ヨハンソン。
エディ・レッドメイン(スティーブン・ホーキング、ジュピター等)、フェリシティ・ジョーンズ(ジェーン・ホーキング、インフェルノ等)、チャーリー・コックス(ジョナサン・ヘリヤー・ジョーンズ)、エミリー・ワトソン(ベリル・ワイルド)、サイモン・マクバーニー(フランク・ホーキング)、
デビッド・シューリス(デニス・シアマ)、ハリー・ロイド(ブライアンハリー・ロイド)、クリスチャン・マッケイ(ロジャー・ペンローズ)、マキシン・ピーク(エレイン・メイソン)。
さすがは主演男優賞受賞演技!
今まで伝記映画であまり好きな作品はなかったが、この作品は恋愛要素も強く堅苦しくないためすごく良い!
冒頭から引き込まれ、あっという間にエンディング!
エディ・レッドメインの演技はもちろんのこと、出演者みな良い味を出していた。
前半の方のパーティー会場でのあの花火、特に主人公の背後から花火を撮ったあのシーンは、映像美好きの私的には、歴史に残る名シーンと言っても過言ではない!
うーん、、、
なんというか何をメインに描きたかったのかがわからなかった。家族愛、ホーキングの才能、三角関係、全部描いているようで全部中途半端になっている気がした。最初の妻との家族愛に感動している間に、気づいたら三角関係になってすぐ離婚したように僕は思えた。そこに育児と介護の両立といった苦悩があるのはわかったが、もうちょっとそこを詳しく描いてくれないとしっくりこないのは僕だけだろうか。それとも僕が博士と彼女のセオリー(笑)を理解しきれなかったのか。もう一度見る気にはならない。
(笑ったのは邦題をバカにしているだけで他意はありません)
いろいろな愛の形
初めはなにがあっても愛せる、やっていけると思うけどやっぱり現実は違う。
少し切ないけど、でもそれぞれの愛の形があってみんな幸せになれてよかった。
途中の2年しか生きないと思ったのに長生きしたわねって言ったセリフはなんというかぐさっときた。
time
天才物理学者の誕生と発病、そして愛の物語
ブラックホールとともに時を研究した博士の物語とあって時空を感じさせるものが所々散りばめられている。
コーヒーに注がれるミルク
螺旋階段
ビールの泡
そしてTIMEと一言かかれた背景の前の講演会では
落ちたボールペンを拾うことを想像し昔の身体に戻るものの時は戻らない事を誰よりも知っている博士は寂しく微笑む
そして、どんなに不運な人生でも努力する限り成功できるそして命ある限り希望はあるととく。
ジェーンはどんなに介護につかれようとも博士が生きることを微塵も迷わなかった。彼の才能に誰よりも惚れ込んでいたのだろう。
愛はなくなっても互いに尊敬と感謝の気持ちを心からもっていることが伝わる。
ラスト10分は何度観ても涙。
主演の2人に拍手。
55点
映画評価:55点
ホーキング博士の研究自体は少し勉強してきましたが、その研究成果ではなく
恋愛部分がメインの映画になるとは…。
ホーキング博士の病気が発症するも
それを支える決断をした奥さん
しかし現実と理想は全く違かった
愛さえあれば何でも乗り越えていけると信じたはずの決意だったのに
博士の病状の悪化と、育児や研究の中で
すり減っていく
2年で死んでくれるはずだったのに、
もう20年以上も生きている
若かりし頃の自分の決断を後悔した事だろう
だからなのか、1人の男性と出会い恋に落ちてしまう。
しかもホーキング博士はそれを知り、
自分では奥さんを満たす事が出来ないと悟り
それを受諾した。
普通じゃ考えられないが、
ホーキング博士が認めるくらい
奥さんは耐えてきたのが伝わる
そして、離婚となる。
ホーキング博士もやり手で
自分の担当看護師と再婚する。
ちゃんと恋愛映画だった
しかも、ドロドロの。
宇宙研究ではなく、博士の恋愛面に着目した
作者は目の付け所が凄いですね
本当に凄い人生だ。
本当に凄い!
博士役の演技力も凄かったです
【2020.8.3観賞】
リアルな純愛物語
天才科学者スティーブン・ホーキング博士の実話に基づいた物語。
彼は大学院生時代、難病ALSを患い大きな絶望を感じるも、彼女ジェーンの献身的な愛と支えで生きる希望を見つけていく。
ALSを患いながらも、実績をのこしていったスティーブン博士の努力は計り知れない。
何よりも、主演エディの演技力が素晴らしい。鑑賞中、何度も「これ、ほんとにALSを患った人でないよね?」と思うほどであった。
ジェーンの献身的な介護も描かれていたが、
実際はもっと苦悩があったにちがいない。
介護だけでなく、博士号を取得するための勉学、子育てと負担は大きかったはずだ。
その点では、ジェーンの心情を表すシーンがもっとあっても良いのではないかと思った。
2人の関係性が少しずつ変化していくリアルな部分も描かれており、純愛を語るならば賛否両論あると思う。スティーブンがラストシーンに放った言葉から、これまで2人が創り上げた愛の形そのものを感じた。2人で歩んできた道のりは、愛なしではありえなかったのだ。
大人な世界 実話
結婚、恋愛(人生において幸せなもの)
欠点や弱みを曝け出すこと(人生において困難な事)
人生を謳歌する為に探求すること、
人と人が支え合うこと。
色々な要素が詰まった、味わい深いラブストーリーだと感じました。これが実話だと聞いてとてもビックリしました。
愛とは。
人を愛し続けることの難しさ。
夫婦という間柄ではいられなかった二人。
事実、どうなのか本当のところは分からないが、この映画に描かれているもの。その結果に寂しさや悲しさを覚えるけれども、それが人間であり愛なんだろう。ただそれもひとつの形に過ぎないのだと思う。
深い物語、とはなんだろう。気持ちが良い作品。それはいくらでもある。
私もそういう作品を見ることは好きだ
基本的には見て楽しみたい。
この物語は実話を元にしているだけあって説得力がある。だから無性に悲しい。こうも儚いものなのか、とも思ってしまう。愛が。
いや、ひとつの愛のカタチが、か。
めちゃくちゃ泣いた
まずは主演のエディレッドメインに拍手を送りたい。
正直個人的な問題だが、生理的にこの役者は苦手でした。
だからこれまで観ずにいたというのもあるんだが。
ただ、この映画で最優秀主演男優賞を獲得した事が疑いようもない素晴らしい演技だった。
徐々に身体の自由を失っていくのだが、
自由を失う程演技の幅も広がっている気がした。
何度も彼の演じるホーキング博士に笑顔にしてもらい、涙を流した。
そして、
妻役ジェーンを演じたフェリシティジョーンズ。
彼女もまた素晴らしい。
二人の役者は表情だけであらゆる物を伝えてくれた。
夫婦間の空気や息遣い。描かれていない
日常の苦悩や幸せまでもが見えてくるような。
それくらいリアリティを感じた。
不倫?を連想させるシーン等あるが、
彼女を責めきれない。
介護生活の中で疲弊していく様や、
いつ大切な人を失うかわからない想像を超える苦悩の中、彼女は良くやったと思うし
本当に愛情深い人だと思う。
またその相手であるジョナサン。
彼もまた紛れもなく素晴らしい人間。
ある種、ホーキング博士も彼になら託せたのかもしれない。
どうとでも解釈できるが、
最後最高の形で二人は別れて
友人として関係を続けたと思う。
ホーキング博士は自身の介護から、
ジェーン解放して、
心の繋がりだけを残したのかなーと個人的に解釈した。
最後介護士と結ばれた?が、
女王にお会いする際はジェーンと一緒だったのも、やはり最愛の人だからだろうか。
最後二人の出会いの特異点?
まで時間が巻き戻されるのだが、
この映画のフィナーレだと胸が高鳴り
本当に素晴らしい作品を観たと涙が溢れた。
ダイジェスト式に巻き戻されたこの作品を
もう一度、なに不自由ない幸せな出会いから
もう一度観たい。そう思った。
そして、
エンドロールで宇宙の特異点まで巻き戻っていく。
(これは違うかもしれないけど)
色々描いたが、
この映画には嫌な人間や、嫌な気分になる様な
暗いシーンはほぼ無い。
明日への活力や、生きる事の素晴らしさを存分にもらえる素晴らしい作品だった。
私の個人的な問題だが、
下記の言葉にとても救われた。
人生がどんなに困難だとしても、必ず自分が成功できるものがあるはず
人間の挑戦に限界はない。どんなにひどい人生に思えても、生きていれば希望がある
また繰り返し鑑賞する人生で一番の作品となった。
まだ観ていない人は是非観てください。
博士のなかのセオリーとは
普段私はSFやアクション、サスペンス系を観ることが多い。ラブストーリーはあまり見ない。なぜならラブストーリーにありがちな、いいとこの男女がいい感じに出会い青春を謳歌している最中ハプニングに遭いつつも愛の力で乗り越え、末永く幸せに暮らしました…という王道パターンがどうも苦手なのだ。正確には展開が読めるのでどうしても飽きてしまい、新鮮味に欠ける。
しかし今作はラブストーリーであってラブストーリーでなかった。日本語の言葉の綾で"ラブ"だとどうも薄っぺらく感じてしまう。これはラブに収まらずに男女の性愛を超えた家族愛の物語だ。
ちなみに主演であるエディ・レッドメインという俳優を初めて知ったのは『ブーリン家の姉妹』(2008)。彼は実際にイートン校を卒業した生粋の英国紳士ではあるが、いかにも紳士的で綺麗な顔立ちをしているな、と当時は思った。この作品の中では脇役だったので特に目立ったシーンはなかった。まさか、ここまでの演技力を秘めた俳優にはとても見えなかった。私は『博士と彼女のセオリー』以前に『レ・ミゼラブル』、『リリーのすべて』を鑑賞しているので彼の演技の実力は十分理解していたつもりだったが今作で度肝を抜かれたのである。
スティーブンホーキング博士は、"筋萎縮性側索硬化症"に懸かり、全身の筋肉が萎縮し車椅子生活を強いられてしまう。エディ・レッドメインは勿論この病気にかかっていないのだが、もはやその患者にしか見えない。というか、ホーキンス博士そのものにしか見えなくなってくる。彼以外にホーキンス博士をそのまま演じることの出来る役者は居るのだろうか…。
本編では、何度も涙を堪えたシーンがあった。特に、スティーブンが余命2年の難病であると宣告されたことを知ったジェーンが、2人でクロッケー(≒ゲートボール)をするシーン。昨日まで普通に歩いていたスティーブンの足元がふらつき、それを見て病気の現実を受け入れるジェーンの表情が切ない。自暴自棄になりかけていたスティーブンに手を差し伸べるジェーン。これがもし自分だったら、愛しい人が余命2年と宣告され、「長い間じゃなくてもいいから、一緒にいたい」なんて真っ直ぐに言えるだろうか?余命2年の彼を介抱していく覚悟は出来るだろうか?どんどん衰弱していく愛しい人を見て、正気を保っていられるだろうか?私はジェーンの心の強さにただただ圧倒された。これがフィクションではなく、実際に存在した人なのだから尚更すごい。それほどスティーブンが魅力的な男性で、またジェーンが心優しい女性であったことが分かる。
しかし現実とは悲しいもので、ジェーンはヘルパーのジョナサンと不倫してしまう。不倫と言っても一般的に想定されるような下衆なものではなく、2人が全てを出し尽くした結果があってこその美しい不倫だった。「I haved love you.」というセリフが心に刺さる。3人目の子供の父親は…論理的にはジョナサンなのだろう。スティーブンも悲しくも薄々感じていたのではないだろうか、身体が不自由でいつ死ぬか分からない自分より健康体のジョナサンを選んだ方が、ジェーンは幸せになれると。ジョナサンが息子にピアノを教えている背中を見つめる彼の視線がそう訴えているようでならない。
最後まで自分の世話をし、3人の子供を間に持った最愛の人ジェーンとの別れを選択し、彼は自分の夢であった宇宙学説を完成させる。ジェーンはジョナサンと結婚し、スティーブンとはよき友人であり続ける。この形が、彼らにとっての最終的なセオリーかつ最も正しい選択だったのだと思う。愛の力で2年という命のタイムリミットを打ち破った結果彼らが別れてしまうのはとても寂しいが、彼らの愛は終わった訳ではない。それこそ、その愛は時空を超えて彼らの"核"となったのではないか。
リリーのすべてに引き続きエディの演技に感動しました。 今後の活躍が...
リリーのすべてに引き続きエディの演技に感動しました。
今後の活躍が最も楽しみな俳優さん!
博士の気持ちも奥さまの気持ちにも感情移入。
奥さんの支えがあったからこそ博士の
功績があったんだなー
切ない部分もあるけど互いにリスペクトしていて
そんな夫婦のありかた、素敵だなと感じます。
演技力がすごい
エディ・レッドメインが好きなので鑑賞
ドキュメントなだけあって綺麗なだけじゃないストーリーが魅力的で寂しく、前半鮮やかに描かれた青春時代が後半になるにつれ色々な面で褪せていく描写が悲しかった。
言葉もなく動きもなく表情だけでの演技、ここまで表現出来るものかと思った。
編集も素晴らしく胸に迫る作品であったがあまりに悲しく、もう一度は見たくない。つらい
ブライアンがちょっとお気に入りです
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