博士と彼女のセオリーのレビュー・感想・評価
全184件中、21~40件目を表示
ホーキング博士に追悼と渦巻
行ったり来たりで前に進む
壮大な矛盾の解明と、ヒトの気持ちの揺れ動き。複雑な表情の意味がじわじわ伝わってくる。パートナーや家族との方程式の難しさ、交差しなくても尊重はできる。残した功績よりも博士や周りの方が生きた証としての人間味が伝わってきました。
心を揺さぶられました
時間の逆行
ホーキング博士が亡くなってから観ることになってしまった。学生時代にALSを患い、余命2年と宣告を受けても76歳まで生きたことにも驚きでした。宇宙のすべてお説明するたった一つの方程式を発見するという信念が精神的にも強くしたのだろうし、ジェーンをはじめ、周囲の人々の手厚い看護のおかげなのだろう。
邦題にも表れているように、ホーキングの功績を称えるというよりはジェーン視点の恋愛面のほうが強調されていた(原作がジェーンの自伝みたいな感じ?)。宇宙論者とクリスチャンという、神の存在を信じるか否かの似合わない恋人から始まったものの、スティーブンはそれを感謝の意味を込めてジェーンに伝えてアメリカに渡る。
聖歌隊指導者のジョナサンと恋仲になるが、自分の気持ちを押し殺して、すべてを認めたスティーブン。子どもたちとキャンプに行きなさいと告げたところが決別の意味があったのだろう。自分じゃ彼女を幸せにできない・・・
看護師エレインと幸せに暮らすのだと想像できる物語ではあるが、実際は結婚して2011年に離婚している。映画が作られた時期を考えると微妙な点でもある。
ブラックホールとホーキング放射によって彼を世界的に有名にしたのだが、本来の夢は宇宙の法則や時間の概念を解明することだったのだろう。特に“時間”においてはビッグバンまで遡る映像や、自分が健康体にまで戻る想像によって描かれていて、さらにエンディングでは映画の各シーンを逆行させるというニクい演出!彼がもっと長生きしていたらタイムマシンも夢ではなくなっていたのかもしれません。
ナイトの爵位を辞退!これはかっこいい。叙勲を辞退した大江健三郎、国民栄誉賞を辞退したイチローと同じくかっこいい!
生きていれば
とても面白い、素敵な映画だった。
病気と生きること。
偉業の裏に
車椅子の物理学者、スティーヴンホーキング。ALSに苦しみながらも宇宙論に大きく貢献した彼と、それを支えたジェーンの話。
エディレッドメインの足がもつれたり、少しずつ体の自由が利かなくなる演技は圧巻だった。
エディの演技が凄かったからか、フェリシティ・ジョーンズの演技が少し霞んで見えた。
ジェーンは本当に大変だったんだろうなと思った。ホーキングが偉業を成し遂げる中、自分のしたいことができず。そんな中あらわれる第三の人物、ジョナサン。良い人すぎて惚れてまう笑。
個人的にはジョナサンにホーキングの理論をジェーンが分かりやすく?説明するシーンが好きだった。ホーキングのことが好きで彼のしていることへの尊敬が伝わってきたからだ。
時間を巻き戻したい。
精力的で旺盛
映画としてどこにフォーカスしたかったのか?
ホーキング博士
エディ・レッドメインが!
私の中では、彼は ファンタスティック・ビーストのスキャマンダーさん。
この博士の方が先だったようだけれど
こっちを先に見ていたら もう スキャマンダーさんはホーキング博士にしか見えなかっただろう。
演技をしているとは思えない姿。
驚く。
言ってしまうと
もともと 障がい者を扱う作品が あまり得意ではない。
「こんな夜更けにバナナ〜」とかは 原作ともに苦手である。
もともと ホーキング博士の事は知っていたが彼自身の生活の事はまったく興味を持ったことがなかった。
タイムマシンで過去に行く事はできない。
なぜなら 未来からのツアー客がごっそり来た試しがないから。
宇宙人とコンタクトを取るのは、地球人にとって良いことにはならない。(新大陸で人類が原住民にしたことを思い出せばわかる)
神は いるのかもしれないが 神なしでのこの世界の成り立ちは証明できる。
死後の世界はない。
こういう私の考え方は、知らずにホーキング氏の提唱して来ていたものだった。
余命2年と言われ、一昨年まで命を全うした人。
二人の妻に愛されて 二人の妻と離別している。
映画の中で印象的なのは、妻はもちろんだが、
とても良い友人がいたのだということ。
映画としての出来としても
本当に素晴らしい作品だった。
全184件中、21~40件目を表示