「エディも凄いがフェリシティ・ジョーンズの演技も光る作品」博士と彼女のセオリー かおたん吉さんの映画レビュー(感想・評価)
エディも凄いがフェリシティ・ジョーンズの演技も光る作品
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平日夜のレイトショーで観賞。
元々エディ・レッドメインが好きで彼目当てで見ました。
実在の人物の自伝モノということで、あらすじは大枠分かっていたのですが、それでも主演2人の他脇を固める俳優陣の卓越した演技にぐんぐん惹き込まれました。
エディについては、もうホーキング博士にしか見えません。
あのレミゼのマリウスなの?と驚きを禁じ得ません。
アカデミー主演男優賞の名に恥じない演技です。
私は、同じく大好きなイギリス俳優のダニエルデイルイスのマイレフトフットを思い出しました。
そして、奥様役のフェリシティジョーンズの演技が、表情がイイ。
きちんとした家庭で育った敬虔な、強い女性を好演しています。
随所で見られた険しい表情がリアリティを添えています。
また、本作品は、映像も良いです。
ところどころに彼の研究対象であるブラックホールを連想させる?演出があったり、派手さはないのですが独特の空気感をかもし出していて、そしてピアノ音楽も良いです。
イギリス映画、イギリス俳優のよさが随所に出ている作品でした。
ただ、原題がシンプルで良いだけに、邦題の「博士と彼女のセオリー」はちょっと陳腐に感じました。
といいつつも、あれだけ尽くした妻を裏切って、、、だとか、ジェーンは実際は浮気してたんじゃ?とかいろいろな憶測があったりするようですが、余りにも世間一般のセオリーを当てはめて考えるのは無粋でしょ、意味無いでしょ、ってところでいくと、あながちこのタイトルは間違っていないのかもしれません。
他の人には知るよしもない事の方が圧倒的に多いでしょうし、ジェーンが素晴らしい人だということは間違いないでしょう。
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