劇場公開日 2015年3月13日

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「弱い者に優しい社会を!(博士の妻は悪くない)」博士と彼女のセオリー Michiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0弱い者に優しい社会を!(博士の妻は悪くない)

2015年3月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

03/13公開した当該作品は、車椅子の天才・物理学者スティーヴン・ホーキング博士
の半生を描いた実話に基づく人間ドラマです。
博士は、現代宇宙論に多大な影響を与え、著作「ホーキング、宇宙を語る」は、
全世界で、1000万部を売り上げました。
昨年、「アイス・バケツ・チャレンジ」で有名になった"ALS"が、テーマです。
博士は、21歳の時に「余命2年」と宣告されましたが、今73歳となりまだ生きています。

米国アカデミー賞・作品賞にノミネートされただけでなく、(主要5部門にノミネート)
最優秀主演男優賞も受賞しています。

難病に対する世間の理解は、年々深まっていますが、
「介護」の問題を痛切に感じた作品でした。
現代社会でもそうですが、「介護疲れ」は大きな社会問題となっており、
深い夫婦愛や尊い家族愛などを、破壊してしまいます。
(決して、博士の妻を非難するつもりはありません。)

「弱い者に優しい社会」に向けて、まず、当該作品を通じて
現実回避せずに、問題を正しく把握する事が、最初の一歩となるのでしょう。

でも、この手の作品は、悲しすぎて、辛すぎて。。。
大変評価できる作品ですが、私は、ちょっと苦手な作品です。。。

MIchi

Michi