「リアルな純愛物語」博士と彼女のセオリー chamさんの映画レビュー(感想・評価)
リアルな純愛物語
クリックして本文を読む
天才科学者スティーブン・ホーキング博士の実話に基づいた物語。
彼は大学院生時代、難病ALSを患い大きな絶望を感じるも、彼女ジェーンの献身的な愛と支えで生きる希望を見つけていく。
ALSを患いながらも、実績をのこしていったスティーブン博士の努力は計り知れない。
何よりも、主演エディの演技力が素晴らしい。鑑賞中、何度も「これ、ほんとにALSを患った人でないよね?」と思うほどであった。
ジェーンの献身的な介護も描かれていたが、
実際はもっと苦悩があったにちがいない。
介護だけでなく、博士号を取得するための勉学、子育てと負担は大きかったはずだ。
その点では、ジェーンの心情を表すシーンがもっとあっても良いのではないかと思った。
2人の関係性が少しずつ変化していくリアルな部分も描かれており、純愛を語るならば賛否両論あると思う。スティーブンがラストシーンに放った言葉から、これまで2人が創り上げた愛の形そのものを感じた。2人で歩んできた道のりは、愛なしではありえなかったのだ。
コメントする