「唯一無二のパートナー」博士と彼女のセオリー すっさんの映画レビュー(感想・評価)
唯一無二のパートナー
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まず見た人が口を揃えて言うように、ホーキングを演じたエディ・レッドメインの演技が素晴らしい。映像に見入って、これが演技だということを忘れる。
そして内容もとても良かった。
まず2人が出会って、ホーキングが倒れる前までの幸せな時間。絵が綺麗だし、幸せさに思わずにやける。
ホーキングが倒れてからも、お互いがお互いを本気で愛していたのがわかるからこそ、2人が別の恋人を見つけ別れることにも納得できる。
普通だったらジェーンのようにずっと強く自分を持って、愛し続け、側にいて、面倒を見るなんてできない。だからこそ、ジェーンが強すぎたからこそ、その強さから彼女を解放するために、ジョナサンの存在を許したのだと思う。
そしてホーキングがエレインの元へ行くと告げたシーン。ホーキングの表情に、ジェーンの言葉に、涙が止まらなかった。
最後、スピーチでホーキングが語った「生きていれば、、、」と聞いたときに、ホーキングが倒れた際、例え言葉さえ発せなくなっても「彼は生きていなければならない」と命を繋げたジェーンへの感謝と愛を感じた。
ホーキングが声を出せなくなって、色でのコミュニケーションをジェーンと行ってるとき、ホーキングが口パクでthankyouと言った気がした。人口の言葉でも、色でもなく、自分の声で伝えたかったんだろうなあ。
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