「人生の機微。」博士と彼女のセオリー eigakabosuさんの映画レビュー(感想・評価)
人生の機微。
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車椅子の物理学者ホーキング博士の半生を、元奥様からの視点で描いています。
約30年間を二時間余りに凝縮させるわけですから、非常にテンポがいいです。
ALSを発症した彼を支えながらの子育てに奮闘、葛藤する結婚生活。常識や価値観を覆される三角関係。愛情が消失しても尚残る義務感、友情。「愛情」や「夢」などのきれい事だけでは済まされなかった難病との闘い。
美しい音楽と凝った演出。主演二人の演技と美しさに思わず見入ってしまう。
愛情は消耗する。
自分を犠牲にして尽くした後に残るもの。
到達できる人の少ない人生の機微。
色んな意味でため息が出ます。
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