クラウンのレビュー・感想・評価
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クラウン
若手映像クリエイターのジョン・ワッツとクリストファー・フォードが手がけたフェイク予告編がイーライ・ロスの目に止まり、
彼のプロデュースで実際に長編映画として製作されたホラー・ムービー。
息子の誕生日にクラウンの衣装を着て祝った父・ケント。
ところが、
なぜか衣装が脱げなくなってしまう。
ケントは次第に衣装が肌の一部になり、
自分が変わり始めていることに気付き…。
ピエロの服を着たら、
実はそれが呪われてて脱げないどころか一体化していくという設定は面白い。
冒頭で子供たちの悲鳴がかぶってからタイトルが現れるのは好き。
ケントが銃で自殺したら血液がピエロらしくカラフルなのは面白かった。
本作でケントが何人か子供を食べるのだが、
直接的な描写はないものの、
グロテスクに子供を殺していく。
子供たちが容赦なく殺されていく展開は珍しいと思いますので、
そこは評価できます。
最後にピエロと悪魔が同化したような姿を現す。
ビジュアルをは悪くはないがピエロさをもっと残してほしかった。
ピエロってなんで怖いのかなー。メイクは笑ってるのに顔は笑ってない感...
ピエロってなんで怖いのかなー。メイクは笑ってるのに顔は笑ってない感じがいけないのかなー。
ピエロホラーものとしては新しさがあって良かった。ピエロの原型があんなモンスターだとは…。お父さんの普通っぷりも良い。
ただホラーとしてはイマイチで、退屈なシーンもあり、ハラハラ感もなし。せっかく子供を殺すなら、もっと工夫がほしかったかな。
クライマックスはツッコミどころ満載。奥さんの妊娠は意味なかった!
16年31本目はITを(個人的に)越える悲しきピエロ・キラーの変貌を描く切ないスラッシャー・ホラー。
16年31本目はITを(個人的に)越える悲しきピエロ・キラーの変貌を描く切ないスラッシャー・ホラー。
15年3月公開らしいけど当時からずっと目をつけてました。やっと準新作が解けているのを発見するもずっとレンタル中でなかなか手が出せずやっとレンタル。そんだけ人気なんだなぁ。
ピエロといえばみんなのトラウマ・ペニーワイズで有名な"IT"を観たことがあるんだけど、そもそもピエロ恐怖症とまではいかないけど怖い存在だと思っていた自分からしたらあの超長大作をあまり気には入らなかったのであまりピエロホラーを漁ってはいませんでした。そんな私が今回"クラウン"を手に取ったのは、映画学生がフェイクで作った予告編に巨匠イーライロスの名前を入れたところ本人が気に入って本当に映画化しちゃったよという夢のある制作秘話があるところ。プロモーションもそのへんを重点的に行っていたっぽいですね。
ストーリーとしてはピエロの衣装着たらそれ呪われてて脱げんくなって子供中心の殺人鬼になっちゃったよって話。本人はまったく悪気が無いだけに全体的に切ない印象。ただ頭おかしい男が子供殺しますよ、ってスラッシャーじゃないんですね。
誕生日に息子を喜ばせる為にそのへんで適当に見つけ身にまとったピエロ衣装は呪われていた。服は脱げずメイクや赤鼻は取れずカツラはいつしか自毛と化してしまう。変貌するのは姿だけではなくいつしか中身まで悪魔に乗っ取られてしまい、子喰いピエロとなって街をさ迷い始める。ふたりめの子を身ごもっている嫁は夫を信じ助けようと奮闘、そして最愛の息子を守る為に戦う、、。
ホラーとしてもイカしてたんだけど演出が全体的にとっても良き。わたしの好きな長回しシーンが多々あったし美術的視覚的にも好感触。ストーリーも筋が通ってたし伏線もしっかり回収していてとっても良きでした。これを映画学校の生徒が原案考えたのか、、と思うと非常に感心。映像を学ぶ人間としては非常に奮い立つようなきもちになりました。
基本的にわたしは子供が嫌いなのだけども、ホラーやスラッシャーモノで子供が襲う側になることはあれど子供を襲う作品はあまり知らない(子供はいつも奇跡的に助かる)。今回は子供を狙うピエロが題材なだけに子供を相手にするシーンが多くて驚く。普通に死ぬ。可愛い男の子ばっかり死ぬ。せつない。
さすがイーライロス、を感じさせる良スラッシャーだったと思います。ラストカットもほほ〜って感じでした。
嫌なピエロ
ピエロ怖いよね~
マックのピエロ、ドナルドでしたっけ?小さい頃に遭遇して泣き叫んだことがあるんですよね~
自分自身は覚えてないんですけど親が言うには大変だったってことなので相当怖かったんでしょうね~
これはもはやピエロじゃないよね~
ホラーですから人は死ぬんですけど対象が子供なのでアレですね… なのでグロ描写も気持ちが沈んでしまうんです。嫌な気分だけ残るので、そういうホラーとしては面白いんでしょうけど好きになれない。
ミニレビュー
満足度65点(100点満点中)
子供のグロ描写を見せるのは大胆だが、正直ストーリーはいまいち。
ドラマ性も薄いし、弱い。
何よりも感情移入できないのは致命的。ピエロには感情移入できるが、その部分が弱いからできなかった。
とりあえずビジュアルだけは良いホラー。
特に恐くは無い
パーティーのメインである宅配ピエロにドタキャンされ、妻が夫に報告。
夫は困り果てるも、職場で年代物のピエロの衣装を発見!これは使える!とピエロに成りきりパーティーへ。
子供達は大喜びで満足のパーティーも終了し眠ってしまった主人公。
朝が来てさてさて着替えるかと思いきや脱げない・・・・・。
しょうがないのでそのまま職場へ行き、ナイフや工業用カッターを使うも脱げない・・・・・。
段々と何かに蝕まれていく主人公。俺...何かがおかしい・・・・・。
基本的には怖い!という要素は特にありませんでした。
ピエロ+子供というのはよくあるパターンなので、いかに恐怖感や緊迫感を出せるかだと思うのですが、
心理描写が上手くなく、服に取り付かれた主人公の変異と子供が襲われるのをただ描いているだけです。
襲われるのが子供だからか、グロさもたいして有りません。一応、血とか骨とか出てくるぐらいです。
地下室での自分の子供とのやり取りも、え、そっち行くの?という感じでした。
変異していく過程のメイクは良かったですが、最終形態はもう少し迫力出せなかったのか。
悪魔的なパワーも特に無く、身体能力は人間+α程度(特定の方法じゃないと退治できないという制約はあります)。
ストーリーを追いかけていると突っ込み所が多いです。
低予算の作品だと思うので、悪魔のピエロ+襲われる子供=怖い!という単純な恐怖を感じられれば観ても良いかもしれません。
父親の無念さに、星1つプラスです。
面白い
怖そうというより、発想が面白いので純粋に面白さを求めてレンタル。思ってたよりよかったと思います。最初コメディタッチだったのが衣装の同化が進むにつれてホラーへと変わっていく。母は他人の子どもを差し出せるのか、父は自身の息子を襲うのか、ハラハラは十分。
家族愛に憑かれた妻の行動変化も興味深い作品。
道化師の衣装を着ることで悪魔クラインに憑かれた夫ケント。
息子を喜ばすためにした行為がケントを地獄に落とす。
徐々に変貌し悪魔の本性を現す、その過程が丁寧に……執拗に描かれます。
ただ悪魔に憑かれた男の変貌と兇状のみを描くのではなく。
周りの人間、特に夫と息子を愛する妻メグの変化も丁寧に。
変貌する夫を助けたいが故に、徐々に言動が逸脱するメグ。
或る事実を知りつつ、それでも夫を庇う彼女は完全に家族愛に憑かれていました。
そんな彼女が更に行動を変える要因とは。
家族愛が切欠で始まり、家族愛が切欠で終わる。
家族愛の業の深さに思わず息を吐きました。
家族愛に憑かれた妻の行動変化も興味深い本作。
変貌していく道化師のビジュアルはグッときた。
夫と妻の両者を丁寧に描くバランス感覚も良かった。
「実は怖い」道化師という設定が幾分地味な点が気にならなければ。
オススメです。
王道的なホラー
個人的には中々楽しめたよ。
でもピエロにまた変なイメージを持たれるかもなこれ。
話の流れはいつものホラー。
でも父親がすげぇかわいそうで、最後まで救われない悲しさもあり、家族のドラマでもある。
夫を心配する妻。
父親を心配する息子。
そして、それぞれの思いが報われずどこか後味の悪いラスト。
たまにはこんなのもいいかなという感じだったよ。
グロ描写も良いんだけど、子供の死体や子供が殺される場面があるので、注意してほしい。
気軽にはオススメしないけど、ある程度の覚悟は持った方がいいね。
シャレにならない恐怖。本当は恐ろしいピエロの秘密。
【賛否両論チェック】
賛:夫の命と息子の命、両方をなんとかして救おうと奔走する妻の姿が印象的。
否:R-15なので、かなりグロいシーンが多い。
前半は衣装が脱げなくて苦笑いしていた主人公が、だんだんシャレにならない事態になっていき、後半は悪魔にとり憑かれて豹変していく様が非常に怖いです。そして、子供を狙う彼からなんとかして息子を守ろうとする妻が、同じくらい夫のことも心配し、必死に呪いを解こうと奔走する姿も印象的。ホラーの中にも、家族の絆を感じさせてくれる展開になっています。
描写はかなりグロいので、お気をつけ下さいませ。。
ピエロって実は怖いのね。
お話がしっかりしていました。
内容はお父さんのカラダにピエロの衣装が同化して凶暴になってしまってどうする、という展開です。
開始早々、ピエロ衣装をまとっちゃうから話が早いです。
奥さんがパパを元通りにしたいと奮闘するパターンはよくある話。この作品は、それに加えて子供は成長してもっと強かった、という予想外な展開も待ってます。
子供がエサのターゲットだけど、そんなにグロいシーンもなくストーリーで引っ張るホラーでした。
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