プリデスティネーションのレビュー・感想・評価
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ざわざわモヤモヤ気持ち悪い(良い意味で)
舞台は、過去に戻って大きな事件や犯罪の被害を少なくする…というタイムトラベルものでよくありそうな特殊機関のお話ですが、描いているのは「最後の任務」で、具体的な事件や犯罪については描かれていません。人物を深く掘り下げて描かれていて、不条理や自分について考えさせられました。
SF「アクション」と思って観ると、アクション自体はほぼ無いので期待外れでガッカリするかもしれません。タイムトラベルものが好きで、さらに思考する行為が好きな方にはドンぴしゃにハマるのではないでしょうか。
いつどこでという出生の謎や、いったいどういう事なのか、なにが言いたい作品なのか、よくわからないのですが(笑)そこが良いというか、人それぞれ答えを考えたり導き出すことが良いのだと思います。見るたびに見る時期によって色々楽しめそうです。こういう映画ってあんまりないですよね(あったらどなたか教えて欲しいです)。観る人を選びそうな印象ですが、気持ち悪さ(誉めてます)が心地いいです。興奮!
前情報無しで観た方が楽しめます
思いがけない掘り出し物に出会えました。どこかでおすすめされていたのをウォッチリストに入れて随分経っていたので、前情報ほぼ無しで観られて正解でした。
主人公の精神状態が雰囲気としては伝わってきましたが、できればもっと内面的な孤独や苦悩などを掘り下げて欲しかったかな、と思います。でも予想を上回る良い作品でした。
イーサン・ホークって今こんななんですね。もう既に10年も前ですけど。若い頃しか知らなかったのでわかりませんでした。ケヴィン・ベーコンみたいな、ちょっとモンキー系といいますか。
演技に渋みが増して素敵です。
サラ・スヌークは初めてでした。なんだか色々な俳優さんに似ている気がしました。ここではジョディ・フォスターの名前があがっていましたが、他にもエマ・ストーン、ブレンダン・フレイザーなど。
ここでもタイトルでネタバレしちゃっている人がいますから、できれば何も見ないで鑑賞することをお勧めします。
脳バグり映画
自分を裁くのは自分
まあ、おもしろかった、
時空警察もののある意味頂点に
立ちそうな作品ねー、これは一瞬たりとも目が離せない。
1970年に発生した連続爆弾事件の犯人を追い、ニューヨークで起こる一万人規模の犠牲者を出す爆弾事件を阻止すべく一人の男が立ち向かうも、あと一歩のところで爆弾魔に襲われ瀕死のやけどを負う。
男が気付くとベッドの上。全身包帯をぐるぐると巻かれた状態で治療を受けていた。やけどの影響で顔は大きく変わってしまう。
その男の仕事は時空を飛んで大事件を未然に防ぐ組織の一員。彼の追っている事件こそ連続爆弾事件だった。
治療も終わったある日、彼は最後のミッションのために爆弾事件が起こった後の1970年11月に現れ、バーで働き始める。そのバーに、ジョンという男が客として訪れる。
バーテンダーとなった彼は、ジョンに面白い話は無いかと聞かれジョークを言うも不発、反対にジョンに面白い話をするよう、酒のボトル一本で持ち掛ける。
すると、ジョンが自らの数奇な人生を語り始める…。
ここからジョンの身の上話が始まるのだが、正直ここまでの流れからこのジョンの話に至ることろまで面白いなーと畳みかけられながらも、他の話とどう繋がっていくのだろうと頭の片隅でずっと考えつつストーリーを追っていく。
大きな驚きはジョンと出会った直後の比較的早いタイミングに一回、ジョンの復讐に加担した時に一回、そして終盤の20分ぐらいはもう驚きと伏線回収の応酬で時空ジャンプ直後みたいに脳みそをグラングラン揺さぶられる。途中ちょっと理解が追い付かなくて、画?え?となるところもしばしば。
正直少し強引やなーと思うところも無くはない、けどこりゃフィクションやからね。あんまりがちがちに考える必要もなく、その予想外の展開にマジかーってなった方が楽しいと思う。ここはフィクションの勢いに任せましょう。
そうしたら、極上のマジかーがたくさん体験できます。
これはマジでお勧めのタイムリープSFサスペンス映画。
難解!でも興奮の展開!!
観終わってみれば「タイトル通り」ということか
時間と場所を自在に移動できる政府のエージェントが、凶悪な連続爆弾魔を追うためタイムトラベルを繰り返す姿を描いたSFサスペンス。
1970年、ニューヨーク。ある流れ者によって不遇の道を歩まされたという青年の身の上話を聞いた酒場のバーテンダーは、自分が未来からやってきた時空警察のエージェントであることを明かす。
青年の人生を狂わせた流れ者への復讐のチャンスを与えるため、バーテンダーは1963年にタイムスリップし、当時の青年をエージェントに勧誘するが……。(解説より)
冒頭、バーテンダーとエージェントの会話が長く続くので、そういった過去の話がメインなのかな?と思っていたら途中から大きくストーリーが展開。
すごい伏線回収というか、どんでん返し!
なんとなくこことここはこうなのかな?という考察をしながら鑑賞していたが、想像を超えてきた…
非常におもしろかった。
卵が先か‼️❓ニワトリが先か‼️❓
スッゴク面白かった。でも、難しい… 令和5年10月11日 2度目 吹き替え
❇️みなさん絶賛しているのできっと私の理解力が悪いのでしょう
プリデスティネーション
1945〜1992年🇺🇸
凄腕爆弾魔を止める為、未来から来た時空警察の男が主人公。
バーテンテンダーと青年との出会いから話が動き出し、二人の秘密や生い立ちが語られる!
爆弾魔を止める事が出来て二人は幸せになれるのか?
タイムトラベルで年代を飛び回る主人公の出生から現代までの不思議なドラマに魅了されるストーリー!
◉70点。
❇️みなさん絶賛しているのできっと私の理解力が悪いのでしょう!きっと!
基本は面白かったですよ。本当に😅
※以下イマイチだった点を説明しますね。
❌イマイチだった点。
1️⃣ジョンが過去の自分(ジェーン)に恋することなんてあるのかなあ?
★彡性転換した自分とSEXするって相当キモいですね。女性は知らなくてもと言ってもキモい。
2️⃣何故爆弾魔になってしまったのか?
よくわからなかった。
★彡タイムスリップして記憶やボケが始まって爆弾魔?とはいかない気がしました。
3️⃣男女の性を持つ設定も無理があるなぁ〜
★彡全くご都合主義としか思えないのは私だけなのか?
4️⃣都合の良いところが記憶に無いってなんかどうなんだろう?
★彡これ言ったらタイムスリップ映画に申し訳ないけどね。
🐔🐣🥃💣❤️🩹💮㊙️
作中の出来事の奥にある世界のあり方を考察しよう。
私はSFは現実とは異なる理屈の中でも変わることの無い人間の本質を表現する作品であると考えている。
故に本作は時間跳躍によるタイムパラドックスの中で「人間とはどういう存在なのか」が語られていると思っている。
最近では世界線という言葉があって、可能性によって世界が分岐並行して存在するかのような考え方がよく見られるが、個人的にはこれにはあまり賛同できない。
この世界の情報を保存し、存在たらしめるためのメモリがあるのか、というのが一番の疑問だからだ。
世界の宇宙の状態がラプラスの魔のレベルで保存され、進行していく。
更に可能性によって世界線は無限に増え続けるのだ。
パソコンで言うならブラクラみたいなもの、という感じがする。
とは言え、私の知識や頭ではその説を完全に否定も出来ないし、世界線という概念も面白い考えとも思う。
この作品が提示してくれたものを、そういう風に自分の頭で組み立て、矛盾を見つけ、組み直しと繰り返して遊ばせてくれる。
なので、本質としては「主人公がフィズルボマーと闘う」ではなく「どうしてこの結末に辿り着くのかを考える」作品なのだと思う。
▶個人的な考え
この作品では人のランダム性はそれまでの蓄積によって辿り着いた状況によって決定されるとしている。
同じ時間、同じ経験を経たとき、選択は同じになる という「状況再現」が決定付けられている。
ポケモンの乱数調整みたいなもの。
故にタイムマシンが完成した時点で、世界中の乱数が再設定され、それに合わせた時間が進行することになる。
その結果、ジェーンは特異点として存在することとなった…
もう一度タイムマシンで新しい行動をすれば状況が変わって「フィズルボマーにならない未来が作れる」というのは神の視点の我々の発想。
それを出来る存在はあの世界には存在し得ない。
全てはタイムマシンが完成した時点でサイコロを振り直され、決定付けられたのだから、ジョンはフィズルボマーになる以外の道は存在しない。
二度目のサイコロを振る機会は少なくともフィズルボマー誕生に影響を及ぼせる範囲では訪れそうもなさそうだ。
どんでん返しかつタイムパラドックスという大好物なのですが、うーん、...
どんでん返しかつタイムパラドックスという大好物なのですが、うーん、理解が追いつかない。え?お前が爆弾魔なの?その爆弾犯行を防ぐためならもっと違う方法もありそうな・・・というツッコミをしてしまいそう。その辺、頭のあまり回らない私にもわかるようにしてほしい。スッキリしないどんでん返し。
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