「時空警察もののある意味頂点に」プリデスティネーション ハルクマールさんの映画レビュー(感想・評価)
時空警察もののある意味頂点に
立ちそうな作品ねー、これは一瞬たりとも目が離せない。
1970年に発生した連続爆弾事件の犯人を追い、ニューヨークで起こる一万人規模の犠牲者を出す爆弾事件を阻止すべく一人の男が立ち向かうも、あと一歩のところで爆弾魔に襲われ瀕死のやけどを負う。
男が気付くとベッドの上。全身包帯をぐるぐると巻かれた状態で治療を受けていた。やけどの影響で顔は大きく変わってしまう。
その男の仕事は時空を飛んで大事件を未然に防ぐ組織の一員。彼の追っている事件こそ連続爆弾事件だった。
治療も終わったある日、彼は最後のミッションのために爆弾事件が起こった後の1970年11月に現れ、バーで働き始める。そのバーに、ジョンという男が客として訪れる。
バーテンダーとなった彼は、ジョンに面白い話は無いかと聞かれジョークを言うも不発、反対にジョンに面白い話をするよう、酒のボトル一本で持ち掛ける。
すると、ジョンが自らの数奇な人生を語り始める…。
ここからジョンの身の上話が始まるのだが、正直ここまでの流れからこのジョンの話に至ることろまで面白いなーと畳みかけられながらも、他の話とどう繋がっていくのだろうと頭の片隅でずっと考えつつストーリーを追っていく。
大きな驚きはジョンと出会った直後の比較的早いタイミングに一回、ジョンの復讐に加担した時に一回、そして終盤の20分ぐらいはもう驚きと伏線回収の応酬で時空ジャンプ直後みたいに脳みそをグラングラン揺さぶられる。途中ちょっと理解が追い付かなくて、画?え?となるところもしばしば。
正直少し強引やなーと思うところも無くはない、けどこりゃフィクションやからね。あんまりがちがちに考える必要もなく、その予想外の展開にマジかーってなった方が楽しいと思う。ここはフィクションの勢いに任せましょう。
そうしたら、極上のマジかーがたくさん体験できます。
これはマジでお勧めのタイムリープSFサスペンス映画。