劇場公開日 2015年2月28日

  • 予告編を見る

「タイムリープを上手く使ったどんでん返し⁉︎」プリデスティネーション ぐぅbowさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0タイムリープを上手く使ったどんでん返し⁉︎

2018年4月27日
iPhoneアプリから投稿

タイムマシンを使って犯行前を捕まえるという時空警察官の主人公が連続爆弾魔のフィズル・ボマーを捕まえようとするストーリー。

オープニングはタイムリープ系おなじみの全く何が起きているのかが分からない時間が続きます。
しかも、今作は前半はずっとある男のこれまでの人生を追っていくだけで予告と異なるトーンに見る映画を間違えてしまったか飛んだ予告詐欺を食らったかと思いました。

しかし、彼の話が終わった瞬間物語がフルスロットルで進み始めます。
しかも、このあとはどんでん返しの連続でした。
前半のストーリーも始めは今何を見させられているのかと不満気味でしたがすべて見終わると前半部分の重要度がとてもわかりました。

しかし、何となく勘で展開が読めてしまう場面が何度かありました。
しかし、この作品はただ「どうだ?この展開、驚いただろ?」というだけの驚かせて終わりな脚本(グランドイリュージョンのような)ではなく、何故こうなったのかがとても深く理解できましたし、展開を驚くだけではなく何か考えさせられる事などがあり複雑な感情になります。
なので、何となくこうなるんじゃないか?と思っていたとしても理由が分かるとそこでとてもスッキリしますし、予想は当たったとしても「これはやられた…」と思いました。
そして、とてもどんでん返しの見せ方が上手いと感じました。セリフとして事実を突きつけるよりも何も言わずとも実際に見せて伝える方が衝撃が凄いです。
とても、しびれました。

SF、マインドファックムービーが好きな方は必ず見るべき作品だと思います。
さらに、ドラマなどのジャンルが好きな方にもオススメできる作品です。

Ryo