「さすがクローネンバーグ!」マップ・トゥ・ザ・スターズ Raspberryさんの映画レビュー(感想・評価)
さすがクローネンバーグ!
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晴天のハリウッド。明るさと静けさが、逆に不気味さを助長する。
クローネンバーグだからこそ出せる独特な雰囲気だ。
近親相姦の結晶である姉弟。
星座に思いを馳せた壮大なギリシャ神話において、神は、近親相姦によって神を産む。
この姉弟も神の領域にいるのか。二人とも死者と対話ができる特別なスペックを持つ。
大地に産み落とされた穢れた血は、月経の血。富と名声の象徴みたいなソファーを汚した。
「火」は浄化、「水」はあちらの世界の象徴。
焼死したサラドガンはバスルームに現れ、子どもたちはプールに帰る。アガタの母は、なんと焼け死んた後でプールに落ちる。
「火」と「水」と「至高の愛」(指輪を使った結婚の儀式)の三位一体によって呪いを消し、彼らはついに別次元の天体へ旅立った。
ジュリアンムーアのオナラには驚いた。やっぱすごい。
書きたいことがてんこ盛りの作品だ。
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