劇場公開日 2014年12月13日

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「超現実路線で問いかける、〝男女間の友情”とは・・・?」あと1センチの恋 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5超現実路線で問いかける、〝男女間の友情”とは・・・?

2015年1月3日
PCから投稿

泣ける

悲しい

幸せ

【賛否両論チェック】
賛:男女間の揺れ動く微妙な友情を見事に体現。主人公を受け入れる両親や、親友の飾らない励ましなど、他人の温かさを実感出来る作品。
否:清純な恋愛モノというよりは、妊娠や子育てと向き合う現実的な路線なので、好みは分かれそう。展開もやや予定調和か。

 基本的には「男女間の友情」をテーマを軸に話が進んでいきます。愛する人がいるはずなのに、本当にその人といて幸せなのかと自問自答しては苦しみ、そして少しずつ真実の“愛”に気づいていく。その過程が深く考えさせられます。反面、次第に心変わりしていく主人公達の様子や、性描写を割とコミカルに描いていく雰囲気は、好き嫌いが分かれそうなところです。
 展開もあらかた予定調和な感も否めませんが、「親子の愛」「親友ならではの愛」など、様々な愛の形を実感出来る作品でもあります。ラブシーンさえ平気であれば、是非ご覧下さい。

映画コーディネーター・門倉カド