世界から猫が消えたならのレビュー・感想・評価
全345件中、141~160件目を表示
原作の面白さは活かせず
余命をいきなり告げられた中で自身と瓜二つの悪魔が現れ、余命を一日のばす代わりに世界から一つ何かを消していくというファンタジー要素も絡めた最期の自分探しの旅である。
原作は日本映画のヒットメーカーでもある川村元気執筆の同名小説。原作が大ヒット、映画化で大失敗となるのが今の邦画のながれであるが、本作も見事にそのながれにのってしまうはめになる。
原作は消したものに対して一つのストーリーがしっかり固められ、それぞれの派生したストーリーが最後に集合体となって自分探しの出来事に絡み合ってくる淀みのない物語である。
対して映画は宮崎あおい演じる彼女が序盤から登場し、まるで二人のラブストーリーのような入り方をする。携帯や時計が消えていき濱田岳演じるツタヤとの思い出も瞬殺され、かと思えばちょいちょい出しゃばってくる彼女の存在が原作との違和感を感じ始めてしまう。
ラストの海岸での悪魔との会話で佐藤健演じる主人公は本作のテーマの根幹でもある大事なワードを発するが、これも原作では序盤から物事を緻密に描いたうえでの納得いく言葉である。映画では家族の物語に対してだけのラストの言葉であり、これまで消したものに対してこの言葉に乗っかるのは図々しく逆に呆れてしまう。
最近、幅広くアクションやドラマで活躍している佐藤健も本作の主人公を演じるのは荷が重すぎた印象がある。寡黙で自身の思っていることをうまく表現しないタイプである主人公、対して悪魔は強気で押し切るタイプであり二人の性格は両極端である。この二人が対峙するシーンはある意味で俳優の力量が試されるシーンでもあると思うが、彼が演じると片方は面白くてももう片方には魅力を感じない。元々人間性が違いバランスが悪い会話を交える二人を演技力でカバーして面白くするはずが、違和感を感じ始めてはまだまだ未熟なのかキャスティングミスだと思うしかない。
生きること
ふつう人が余命を宣告される映画は単純に泣けるものが多い
病院で宣告時に泣きわめいたりね
でもリアルに真剣に描いた作品
自分ならそうだろうな…ってツボった
自分の命と引き換えに現世の何を…
何なら…
何もない
自分と引き換えになるものなど何もない
自分があるから自分の現世がある
ものすごく理屈通り失意の底にあるはずなのに淡々と悩み生きている主人公を佐藤健が好演
良い作品だと思った
すばらしき哉人生
ツタヤの泣きの演技に星ひとつ
この作品単体ではむやみやたら場面転換されストレスが貯まる
比べるのも両作品に悪いが名作がなぜ名作とされるか確認するにはとても良い作品
繋がりを無くした元恋人がなぜ母の手紙を持っているのか?
突っ込み所を挙げればきりがない。
場面転換を誤魔化しに使った良い作品
一つずつ物が消えていくシーンが壮大で魅入ってしまった。自分の大切な...
心穏やかになる映画
優しくて穏やかな世界観
泣ける!と話題の作品で、
しかも佐藤健さん、宮崎あおいさんが
出演という豪華キャストなので
気になって観に行きました。
作品の中で流れる、優しくて穏やかな
時間がとても心地よく、
映像もレトロな雰囲気が漂う
素敵な世界観だなと思いました。
ただ、何となく途中で結末に察しがつき、
退屈してしまっていると
やっぱり想像通りの結末で、
うーん…という感じでした。
あと細かい部分
( 例えば、佐藤健と宮崎あおいは元恋人で、
海外旅行での出来事をきっかけに
別れてしまったという設定。)
が曖昧で、最後に色々と疑問が残りました。
死んでしまう前に思い出す程大切な相手なら
その理由も描いて欲しかったです。
原作を読んだ方ならピンとくるのかも
しれませんが…。
DVDを借りるでも良かったかな?と
思ってしまいました。
綺麗だった
今でも余韻が残ります
開始20分ほどで視界が歪み、エンドロールまでずっと涙が止まりませんでした。泣きすぎて頭が痛くなるくらいに。
原作未読ですが、前々から印象的なタイトル、魅力的な役者さんたち、CMなどの宣伝で流れる美しい1シーン1シーンに惹かれ観に行きました。
レビューでの評価が分かれているのでどうなんだろうと思っていましたが、自分は最高でした。人物全員に感情移入し、それぞれの思いも言葉もかけがえのないものとして心に響きました。
自分自身揺れ動く境遇の中観に行ったというのも大きいのかもしれませんが、人生は素晴らしい。この世界は素晴らしいもので溢れていると心から思える、そんな映画でした。
シーンの移り変わりは確かに多かったですが、人生の節目にある時ふと思い返したり、ふと何気ないと思っていたことがよみがえってきたりという感覚を思うと、あまり気にならなかったです。その効果の積み重ねが、ラストシーンの感動をより惹きたてます。
もちろん猫もひたすら可愛い。愛しいものを愛しく思いたいと思える映画でした。
期待外れでした
結構前に原作を読んで、映画を楽しみにしていましたが、結構期待外れでした。
まず場面転換が急すぎる(アルゼンチンの旅行シーンや家族旅行のシーン)。
原作を読んでる人は、あぁあそこかと見当がつくと思いますが、読んでない人は置いていかれたのでは、と思います。
あと、個人的には悪魔の性格が変わりすぎていてショックでした。
出演してる方々の演技がいいだけにもったいないと思いました。
レタスとキャベツと濱田岳
シンプルさが欲しい
面白かった!!
泣きました
観ていてただただ辛い。
主人公は映画開始から、ひたすら死に向かって進むし。
母親も亡くなるし。
消えるとわかっている大切な人との思い出を、回想という形で一々見せられるし…
この映画の伝えたいメッセージはよくわかるのですが。
お話としては正直全然面白くありませんでした。
佐藤くん演じる役の、お母さんに対する想いには泣かされましたが。
全345件中、141~160件目を表示