劇場公開日 2016年5月14日

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「雑味が少ない真正面から観れる映画。」世界から猫が消えたなら さるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0雑味が少ない真正面から観れる映画。

2016年5月14日
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泣ける

単純

幸せ

まずこの映画の良いところだと思うのが
「何かを失う事で手に入れた1日」に対して主人公の僕の周り以外の描写が殆どない所。
もちろん世界から1日の代償の物が無くなる描写があるんだけど
それに対して「この世界は〇〇が無くなったけど その代わりにどうなっているのか?」とかは一切描かれない

あくまで失ったのは僕であったという所が強調されていて

世界から〇〇が消えたから僕は大切な物を失って〇〇があった世界が自分にとってどうだったかを感じる事が出来る

そのプロセスに邪魔な情報が無い事がものすごく観やすくて良かった。

あとは舞台やロケーションも綺麗な画に拘っており
あまり情報を詰め込ませて無い分 綺麗な背景のシーンを素直に楽しむ事が出来たと思う。

この映画 佐藤健さんの演技も素晴らしく
1人二役な配役で 自分との掛け合いのシーンが多めなんだけど テンションは勿論の事
声の質から使い分けられてる感じがして
目を瞑って声だけでも どっちがどっちかを聞き分けられる気がします。

さる