アナベル　死霊館の人形のレビュー・感想・評価

大ヒット実録ゴシックホラー『死霊館』の中で、
ひときわ異様な雰囲気を放っていた呪いの人形“アナベル”。
なるべくなら知りたくないその誕生秘話を描くという、
ハタ迷惑なスピンオフ作が登場。

結論から言うと、かなり怖かった！
『死霊館』ほどの世界観の広がりは感じられないものの、
さすがそのスピンオフを名乗るだけの怖さはある。
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……というかそもそも、
アナベル人形は見た目からしてなんかもうハンパ無く怖い。
主人公である若い夫婦が買った時点ですでに薄気味悪いが、
とある事件をきっかけにアナベルさんはドス黒い雰囲気をまとった
顔面凶器人形へと勝手にカスタマイズされてしまうのである。

もうね、彼女の顔がアップになるだけで悪寒がしますね。
しかもこの映画のカメラはイヤラシイことに、
今にも淀んだ両眼をギョロリと観客に向けそうな
その気色悪い表情をたっぷり十数秒も見せつけるという、
ドS根性丸出しなショットを何度も見せてくるんですね。
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本作の作り手は、『怪異が襲ってくる瞬間』そのものより
『怪異の予兆』こそが恐ろしい事をよく理解していて、
執拗過ぎるほどの長～～い静寂で観客の恐怖心を煽ってくる。
目の前に怪異の姿をハッキリと見せた上で、
焦らして焦らして、突如ズドン！と攻めるこの手法。
感覚的にはジャパニーズホラーとアメリカンホラーの
合の子のような演出だろうか。

序盤で寝室の窓越しに発生する惨劇や、
ドアをぶち開けて突っ走ってくる少女、
何度閉めても同じ階で開くエレベータのシーンなんて
その最たる例で、目を開けているのがツラいほどの恐怖感……。
まあ、それに頼り過ぎて後半ややワンパターンに
感じてしまう部分もあるのだが、やっぱ怖い。
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物語の展開もストレスなく進む。
大抵のホラー映画の主人公は死亡フラグをホイホイ踏むが、
この主人公夫婦はアナベル人形をあっさり棄てたり、
怪現象が起こる家を引っ越したりと、割と行動的で
共感し易い（まあ結局は人形を置くワケだけど）。
特に夫の方は、この手の映画では珍しく聞き分けが良い。

主人公ミアを演じたアナベル・ウォリスはクラシカルな美人。
子どもを守ろうと必死になる芯の強さと同時に、
怪異に死ぬほど怯える脆さも感じさせる点が○だ。
ミアに手を差し伸べる黒人さんの優しさもちょっと泣ける。
根底にあるのはやはり家族愛の物語なんである。
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恐怖演出のバリエーションにもう一息欲しい気はするし、
中盤以降はオーソドックスな展開に収まってしまった点、
怪異の正体であるアイツの目的がブレブレな点は残念だが、
人形をモチーフにしたホラーとしては屈指の恐ろしさ！

以前4.0判定を付けた『死霊館』にはやや劣ると
感じるので 3.5判定としたが、ヴィンテージな雰囲気と
現代的な恐怖演出が楽しめる佳作だと思います。

<2015.03.07鑑賞>
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余談１：
『死霊館』のレビューでも触れたが、
本物のアナベル人形はとってもキュート。
人肌色のドラえもんに赤毛のカツラと白いドレスを
着せたようなほんわかした見た目である。
なぜか『アナベル』のパンフレットには写真が無いので、
興味のある方は『死霊館』のパンフかネットを参照されたし。
ガラス戸の奥にぎゅうぎゅう詰めにされたファンシーな人形の上に、
『DANGER！』という看板が掲げられているという、
世にもシュールな写真が見られるハズだ。

余談２：
それにしてもフランス人形とか市松人形とか、ああゆう
リアル志向のお人形さんて、なんであんなに怖いんすかね。
番組名は覚えてないが、幼い頃TVで観た怪談ドラマで、
真夜中に市松人形が噛み付いてくる、という話が未だにトラウマの自分……。
じゃあこんな映画観るなよという話だが、観る。

近年見たホラー映画の中では一番の怖さ！
絶対なんかあるとわかっていても声を出してい驚いてしまいました！
しかし全体の話の流れはふわっとしていてなんでそうなるの？？と疑問を覚えました.
しかし面白ったです。ザ・ホラー

『死霊館』が面白かったので、期待して観たが、いまひとつ盛り上がらず。

序盤の超長回しや、中盤のエレベーター、予告編で観られる部屋の向こうから迫ってくる演出など、良いところもあった。

しかし、ある存在（はっきり見せ過ぎ）が明らかになっても、それに立ち向かう主人公の行動が普通過ぎて、想定の範囲を出ない感じ。

主役の女優さんが綺麗だったのと、黒人のおばさんが絵に描いたようなキャラクターで印象的だった。

【賛否両論チェック】
賛：恐怖の中でも、愛する娘を必死で守ろうとする母親の姿が印象的。家族の絆を感じさせる作品。
否：急に驚かせるシーンがかなり多いので、ホラーが苦手な人には当然不向き。

　ホラー映画という雰囲気の中にあって、恐怖におののきながらも必死で我が子を守ろうと戦うミアの姿が、とても強く印象に残ります。そしてそんなミアの想いをくみ取り、協力しようとするジョンの姿もまた、夫としての葛藤を描いています。
　勿論ホラーなので、急に驚かせるシーンはかなり多く、苦手な方には全く向きません（笑）。怖いもの見たさにご覧になるのがイイかと思います。

予告は一切見ない方がより楽しめると思います！

もう見てしまった方は、ココ！ココ！！と楽しんでください（笑）

『死霊館』はまだオリジナリティーがあったけど…

こちらは『ローズマリーの赤ちゃん』と『チャイルド・プレイ』そのまんま。
最初は皆んなアナベル（人形）を「カワイイ♡」とかって言うんだけど… どう見てもホラー顏W
60年代位の設定も演出が中途半端で現代的な所がまた残念。 怖さも力技的で退屈でした。

インシディアスと同類でデカい音でビックリさせるのが多かった。人形がどことなくチャッキーに似てた。

「死霊館」のスピンオフという事で、かなり期待しての鑑賞でした。
「死霊館」での、ジェームズ・ワン監督の見せ方に、素晴らしいの一言だったけど
この「アナベル」は、それと比べると　ただのホラー映画に成り下がった感が否めない程、余り楽しめなかった。
良くありがちな、音響に頼る電撃的な驚きが多数あり、心理的な恐怖や、映像による恐怖が皆無に等しい。
ストーリーも良くある悪魔憑で　過去の数あるエクソシズムと何ら変わりなく、焼き直し？若しくはリスペクト？という感じでした。
「死霊館2」は、余り期待しないで観た方が良いのかなぁ？っと少し残念な気持ちになりました。

まじめなホラー作品でした。
悪魔からベビーの魂を狙われる、よくある話ですがローズマリーの赤ちゃん風な、というか、ベビーカーやらアパートやらアパート階上の音やら、まんまローズマリーな展開でした。
怖さ表現が効果音に頼りすぎてたりすりきらいもありますが、十分すぎるくらい及第点以上な展開でした。
あと、ラストが悲しすぎます。まじめな展開。
アナベルがもっと動き出しちゃうと今度はチャッキーになっちゃいますね。

死霊舘が思いの外、良い作品だったので、そのスピンオフ作品の、『アナベル』は是非観たいと思ってました。
『死霊舘』ほどの出来栄えとはいきませんが、劇場の音響の助けもあってか、思った以上にびっくりさせられました。
高校生位の、女の子の集団もいたせいかその叫び声も手伝って臨場感ある観賞が出来て、劇場でみて良かったと思いました。
ホラー映画は、過去たくさん観てきたのですが
『死霊舘』は、恐怖演出もそれほどあれこれ盛り沢山ではないのですが、飽きさせず、結構怖かったです。

かなり好きです！
が、映画館で観る
のはちょっと勇気が要るかもしれません(^o^;)

音、映像、とにかくビックリが多いです。
でもすごく面白い。
シーエムで流しちゃってる、女の子が走ってこちらに向かってくるシーンは、大画面で見ると鳥肌総立ちで思わずニヤけてしまいました…

ストーリー自体も、まぁちょっとキレイ事すぎるお涙頂戴的な展開もありますが、悪くはない。深読みせずにボーッと見ちゃってＯＫ。

元々、インシディアスが大好きだったのでかなり気に入る作品でした。
かなり似てます。映像とか、グロがないあたりが。
インシディアス好きは絶対見るべき！

見る人によっては物足りない作品かもしれませんが、ゼヒ映画館で見てほしい。
ＤＶＤで見たらへっちゃらでも、あの大画面ではビビリます。。

赤ちゃん役の子がかわいすぎて、癒やしでした。（笑）

大ヒットホラーThe Conjuringからのスピンオフ、あのアナベルさんが主役と聞き飛びついてみたものの１、２シーン程度しか驚くところがなくストーリーはありきたりの悪魔が憑りついちゃってますねの一つ。実物のアナベルはもっと可愛らしい人形で正直勝手に動き出したとしてもそんなにというかまったくいって怖くない。だからといってこんな不気味な人形になるのもな（笑）第一こんな人形集めてる人じたいがホラーすぎて離婚するかな部屋にこんな人形3体も飾ってたら。。人形の不気味さだけに頼りすぎでありあまり怪奇げんしょうもなし。。期待せずにみたらちょっとは怖いかも、特に女の子が扉というか主人公に向かって走ってくるところ（予告Check）