セッションのレビュー・感想・評価
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音楽家の音楽に対する熱意を感じた!
物語の始まりから終わりまで、音楽に関わる話ですべてが音楽で奏でられている。その音楽は、先生と教え子を中心とする音楽家によって奏でられ、演奏者の努力の結晶というものが滲み出ていた。
鬼教師と称される先生のスパルタの教え方には、気迫があり、音楽に対する熱意が身に沁みるほど感じた。音楽に対する熱意が強すぎるためか、教え方が強すぎると感じてしまう点もあったが、何か1つの事を愛して、打ち込むことは素晴らしいと感じさせられた。
セッションではなく
情熱と狂気
圧巻のプレイ
新宿、満席。 若い人、カップルも多く、一人の男性もちらほら。 音楽...
たましい抜かれた!
映画館で何度でも観たい
スポ根ではなく、JAZZ根。笑
tempo
(>_<)JAZZは戦い
凄い映画を見た。
音楽映画って最後はみんな仲良く一緒に!!!って感じになって清々しい気分になっちゃうのが多いんだけど、この映画は正直最後の最後まで緊張してみました。最後まで戦いなんですよ、これが、、、、。戦いのクライマックスに物凄いセッションが、、、、。
JAZZってアドリブだらけで、いかに魅力的に弾くかで対決になりやすく、JAZZYな人たちってどこか音楽に対して戦闘的な感じが、。
映画として一回も落ち着けない、のめり込んでしまう映画です。
高得点もうなずけます。
最近 星の数が内容に反して組織的に多い映画があるような気がします。絶対おかしい気がしてなりません。
この映画はそれを吹っ飛ばす破壊力のある映画です。本物です。
怒涛のいびりとラスト15分の力
迸る狂気を燃料に冥府魔道を爆走する師弟を描いた作品。
非常に良かった。
特筆すべきは終盤の圧倒的な密度。
ラスト9分19秒に詰め込まれた怒涛の展開、激しい情感と音/リズム。
ジャズに疎くとも密度の高いリズムに呑み込まれ、強制的に話に引き摺りこまれる。
気が付けばググッと前傾姿勢。意識は画面の奥底へ。
鑑賞後は極度の集中から解放された恍惚感と脱力感に包まれました。
圧倒的な終盤を成立させたのが主演二人の演技と巧妙な描写。
野心的な青年アンドリューを演じるマイルズ・テラー。
突き抜けた指導を繰り返す先生フレッチャーを演じるJ・K・シモンズ。
両者共に狂気を燃料に冥府魔道を爆走する姿を体現。
序盤は通常クラスの二番手で燻り生半可な気持ちでいたアンドリューが。
フレッチャーの特訓地獄を経験して野心と狂気を植え付けられる。
特訓を経る毎に目に、雰囲気に狂気が宿り観る側が畏怖する存在に変貌していく。
対するフレッチャーは最初から狂気の塊。
特訓場面の強烈さは本能的に危険を、自らとの明らかな違いを感じさせる。
徹頭徹尾その姿勢を貫き通す一種の潔さ。
フォルムから抱く印象も併せて強烈な父性、男性性が噴出している。
密度の高い交流が繰り返される中、両者が怪物化していくことに圧倒されました。
また人物像と演奏の評価を明確にしない絶妙な描写もグッときました。
ジャズに詳しい方は作中の演奏で登場人物達の技巧レベルを判断出来るのでしょうが。
ジャズに疎い自分としては正直良し悪しが全く分からない。
そのため演奏以外の描写で判断せざるを得ないのですが……客観的な評価が明示されない。
フレッチャーのクラスは名門音楽学校内でトップクラスと説明されるが。
随所で描かれる演奏の良し悪しと離れた無茶苦茶な追い込み。
その非合理と思われる指導場面が有るためアンドリューへの指導も音楽的に正しいか全く分からない。
常にフレッチャーに対する疑念があるため両者のセッションが全面的に意義あるモノと捉えられない。
意義の無いことに血道をあげている可能性も捨てきれず、その可能性が両者の狂気をより際立たせていました。
迸る狂気を燃料に冥府魔道を爆走する師弟を描いた本作。
話自体に現実感があるかは別として。
音が、リズムがもたらす強制的な高揚感に魅力と恐怖を感じる作品だと思います。
オススメです。
かなりどきどきした。映画館でみたからこそだと思う。 一般からかけ離...
かなりどきどきした。映画館でみたからこそだと思う。
一般からかけ離れているように思えるけど誰もが共感できる作品。
どうしようもなく怒られて怒られて怒られて、のシーンでは似たようなこと自分にもあったなぁ、と思って自然と涙が出ました。
そして同じくできないできないできない、を超えて、ある日ふっとできるようになる。この感覚も、いつか自分にもあったような気がして、、
超人になる話ではない。私みたいなザ・一般人にこそオススメしたい映画でした。
僕には、不愉快という感情しか残らなかった
演奏の凄さ、鬼気迫る。
向上心、名誉欲、そこに見返してやろうとする反骨心がモチベーションを掻き立てる。
そして、最後に最高の演奏を見せつける!
・・・・それがいいなら、5点満点でしょう。
超一流になるのなら、それなりの試練を越えなければいけない。そのメッセージは、映画の中にもある。
しかし。
そのために、あれほど追い込まれることが必要なのか?
恋人を悪しざまに捨てることが、将来のためなのか?
なにより、フレッチャーから感じるのは、教え子や「原石」に対する愛ではなく、踏みつけても這い上がってくる若造を快楽的に潰そうとしているとしか思えない。
潰したつもりが、また立ち上がってくるの見ながら嬉々としている。自分のキャリアを棒に振ってまで、そこに快感を感じているのは、精神が病んでいるとしか思えない。
もし、顧問の体罰によって部活をやめた過去をもつ誰か、そしてその親がこの映画を見た時、同じ思いになると思う。
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