セッションのレビュー・感想・評価
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29歳の初監督作品。監督の若さゆえに勢いが凄くて、多少荒さも感じる...
29歳の初監督作品。監督の若さゆえに勢いが凄くて、多少荒さも感じるが、不快じゃない。監督の音楽への愛憎入り混じる気持ちがとても良く伝わった。そして主人公が鬼教師に対して持つ憎悪と尊敬の複雑な気持ちにどっぷり感情移入してしまった。
何故ならば、私もこの映画に出てくるあの鬼教師のような奴にシゴかれたことがある。
それは前職の上司だった。精神的に追い詰め厳しくする事で教育していくタイプ。本当地獄の様な日々だった。彼は飴と鞭を使い私を追い詰めて行った。
教育論として、その教育方法がいかに間違っているかは様々な研究が証明していますが、それは置いといて、似た経験をしている私からすれば、この映画が他人事には思えず、これは俺の映画だ!と思いました。
ジャズミュージシャンの菊池氏がブログで今作を長々と憎悪を持って酷評していました。彼の言い分は理解できます。私かて映画を見ながらグルーヴに物足りなさを少なからず感じていたし、プロのジャズミュージシャンからすれば納得いかない所がある事は察しが付くからです。
菊池氏の酷評に対して、映画評論家の町山智浩氏は反論しています。
ロッキーが出た時も、ボクシングに詳しい人は、あれはボクシングとしてはおかしい、という人がいた。しかしあの映画の感動する所はロッキーが最後まで諦めず戦い続けたからなわけで、ボクシングのリアルさで感動するわけではない。
私も町山智浩氏の反論には同感。何故なら私はこの作品で演奏に感動したわけではないからだ。そこがポイントなのではない。
とまぁ言いつつも、私は菊池氏を以前から胡散臭く感じていたので、今回の件で、やはり私とは合わないことが分かった。シミラボというヒップホップグループに近付いてフックアップしてる菊池氏を見てると、ヒップホップリスナー達の若者層の人気にあやかろうとしている様に見え、ワックだと思う人は私だけではないはずだ。
この映画「セッション」は、資金を十分に確保するために、まず脚本の15ページ分を短編映画化したという。出来上がった18分の短編映画は第29回サンダンス映画祭に出品され絶賛された。その短編が兎に角素晴らしいので、リンクを貼って感想を終えるとする。
Whiplash 2013 Short Film
http://www.dailymotion.com/video/x2iigh0_whiplash-2013-short-film_shortfilms
圧倒された。
プロの中でも特に厳しいとされる音楽界。
今第一線で活躍しているプロのミュージシャンも、厳しい険しい道を進んで来た方がほとんどなのだろう。
罵られて、罵倒されて、倒れてもそれでも這い上がって行かなければ切り捨てられる。
そんな中多くのライバルに差をつけて前に出た一握りが栄光を手にすることができる。
プロの世界は厳しいというのを、1つの例にあげてわかりやすく示してくれた映画だった。
演奏のシーンでは、かなり席が埋まっていたはずなのに、誰も音を立てなかった。
誰も動けなかったんじゃないかと思う程音に引き込まれた。
圧倒されて、ただ座ってただけなのに息が切れてる。
スクリーンの迫力も相まって、コンサートで演奏を聴いている様な錯覚を覚えるくらい。
アクション映画じゃないけど、映画館で観る価値あり。
クローザーのポープが、全く別の人格だった。
こんな先生はイヤだ(笑)
善悪わからない、鳥肌もんですよ
地味な音楽映画ではない。
フライヤーを見ると、もっともっともっともっと……な文字。そういうこと。
ドエムであり、ドエス。狂気なのだ。
小中の音楽の恐怖が蘇るぐらい、狂気なのだ。
もちろん、本編の方が何十倍も恐ろしい。軍隊の訓練を見てるようだ。
逆にプロという仕事はここまで極めないとならないことを映している。
え、アクション映画なのってレベル。
序盤から中盤までの恋模様も好き。
凄すぎました。
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