セッションのレビュー・感想・評価
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サタデナイのイキオイで書いちゃうと「セッション」が斜め上をゆくウン...
サタデナイのイキオイで書いちゃうと「セッション」が斜め上をゆくウンコっぷりだったので、週末見ようと思っている人は注意したほうがいいんだぜ。
(以下ネタバレを含む酷評が続くので注意)
素人の私から見てもアレは「実写版巨人の星」としか受け取れないんだから、多少でも音楽に造詣のある人からしたらアレはコントでしか無いと思うw
勢いのある演奏となんかそれっぽいカメラワークと描写のエグさでなんかすごいものを見ちゃったような錯覚になるけど、ウンコはウンコだからね〜!
先週バードマンのドラムスにずがーーーんとヤラれて「あっ・・・♡」と倒れるままアントニオ・サンチェスのカルテットを聴きにいったのは完全に計算外だったんだけど聴いといてよかった。
ちうことで、ドラムスという楽器の芳醇さを思い知るなら「バードマン」ですよ!奥さん!!
一方で、「スポ根上等!」って言うなら止めないけど、本来そこの配役は母親だろう!というところまでを男性が演じているほどの徹底したホモソーシャルっぷりなので、そこ含めまぁ笑ってください。
あとは、こういう絶えず「代替されるかも」っていう緊張感のある競争環境に置いてガンガン競わせていくっていう「男児の伸ばし方」もあるのかもね。向いている向いていないはあるにして。ッて言うことくらいですかね。ちなみに私は「復讐の瞬間」、声だして笑いましたw
ついでに「バードマン」におけるドラムスについて触れておくと、この作品ではじゃじゃーん的な単なる効果音を超えて、完全に作品の一部として織り込まれているので、まさに見ている側の呼吸が支配される感じ。観ていて自由に呼吸が出来なくて本当に苦しいです。
オケじゃないから作曲賞はやれんというくだらないルールでノミニーすら逃しているんだけど今回のオスカーの中でもピカイチだと思うんだよな〜。
酔った痺れたっていう言葉じゃ物足りない映画の圧に負けてケツが浮いた...
酔った痺れたっていう言葉じゃ物足りない映画の圧に負けてケツが浮いた、ドラムリズム怒号の嵐にキラリと輝く編集力凄まじいテンポについつい前のめり、ドラムを汗から血に染め出来上がる天才の仕上がりにこの怪作は今年ベスト3に入る確約を得た。
この春のロードショー作品で一番期待していた。期待以上❗️いゃあ、堪...
この春のロードショー作品で一番期待していた。期待以上❗️いゃあ、堪能した。今日はハシゴ鑑賞しない。これで十分❗️
このスピード感❗️このパワフルさ❗️クライマックスは主人公のやり切り感で、我々観客を圧倒する。
最後にひとこと言いたい。
必見❗️
喰らいつく
鬼軍曹に見せかけて、実は良い先生…そんなありきたりなオチを予想していたのだが、さにあらず。その映画的ハッタリが凄まじく面白い。
先生が、ほんっとに悪いヤツだと思った。
途中、実はイイ奴っぽいセリフが差し込まれているが、それすら全部ウソ。殴るのも大概だけど、ウソで人をコントロールするあたりが、立派なサイコ。
この人、生徒を育てる気もなきゃ、音楽よりも、エゴを優先するどうしようもないヤツ。鬼軍曹のアッパレ教育論の映画では無い。糞野郎の映画。これ、糞野郎に喰らいつき闘う映画なんです。
喰らいつく方も大概な所があって、二人のやり合いは、音楽のためなのか、復讐なのか、段々に分からなくなっていく。
肉を切らせて骨を断つ、じゃなくて、骨を切らせて骨を断つような争い。
最後、互いに捨て身で臨んだセッション。
セッションというよりは果し合い。
殴り合いにも似た音の応酬は、何を生むのか?いや壊すのか?
最後の最後で、音楽は、先生のエゴを打ち砕く。
生徒の恨みも吹き飛ばす。
何もかも、なぎ倒した先にあるもの。
そこには「音」しか残らない。「音」以外、何もいらない。
純粋で、まっさらな瞬間。
そこに痺れた。揺さぶられた。
言葉なんていらない、ものすごいパワーのある映画だと思った。
—
追記:
JKシモンズが悪魔的魅力を存分に発揮。あの、ひじ直角な感じに痺れる。
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追記(2015.5.11)
敬愛するレビュアーさんが
「ハゲがクライマックス、コロッと表情を変えるのだが、それも虚か実か、結局分からない。分からないからこそ、キュン、とくる」と書いてて、おっしゃる通りだなあ、と思った。
爽快!
汗も血も飛ぶ「闘い」の映画だった
フレッチャーの徹底的な虐めっぷりににやけてしまった
ひとつだけ残念だったところ・・・
精神的に追い詰められていたとはいえ,フロリダの事故は自業自得じゃない?フレッチャーは何も悪くないし,遅刻が100%悪い(笑)
「プラダを着た悪魔」を思い出した
サイコな音楽映画でした。滴る汗や血がとても音楽を題材にした映画に見えません。が、見ているとグイグイ引き込まれる。最初は平凡に見える主人公が、鬼教官フレッチャーのシゴキを経て鬼気迫る表情へと次第に変化して行きます。見ていると「プラダを着た悪魔」を思い出しました。
これを観た日本の教育者が「私のは間違っていない」と勘違いするのか、...
これを観た日本の教育者が「私のは間違っていない」と勘違いするのか、と思うとゾッとしました。
あの映画で描かれていたものは音を楽しむと書くものなんでしょうか?
血の滲むような努力、って一般的に言いますけど、血が出るってのはただ下手なだけ、ってことはどの業界の職人もご存知のこと。
真のアーティストは他人からの抑圧によって育まれるものではないのでは?私はそんな事語れる程立派ではありませんが。
彼が真のアーティストして描かれていたわけではありませんが、あの指導者はそれを育てたかったのでしょうから、そんな気持ちになりました。
「凄い」の一言!
圧倒された。
こんな先生に教えてもらいたくないけど、
でも彼のやり方は間違ってはいない。
ラストは口をポカーンと開けたまま、あっけにとられて、圧倒されて終わったカンジ。
これは絶対に映画館で観るべし!
29歳の初監督作品。監督の若さゆえに勢いが凄くて、多少荒さも感じる...
29歳の初監督作品。監督の若さゆえに勢いが凄くて、多少荒さも感じるが、不快じゃない。監督の音楽への愛憎入り混じる気持ちがとても良く伝わった。そして主人公が鬼教師に対して持つ憎悪と尊敬の複雑な気持ちにどっぷり感情移入してしまった。
何故ならば、私もこの映画に出てくるあの鬼教師のような奴にシゴかれたことがある。
それは前職の上司だった。精神的に追い詰め厳しくする事で教育していくタイプ。本当地獄の様な日々だった。彼は飴と鞭を使い私を追い詰めて行った。
教育論として、その教育方法がいかに間違っているかは様々な研究が証明していますが、それは置いといて、似た経験をしている私からすれば、この映画が他人事には思えず、これは俺の映画だ!と思いました。
ジャズミュージシャンの菊池氏がブログで今作を長々と憎悪を持って酷評していました。彼の言い分は理解できます。私かて映画を見ながらグルーヴに物足りなさを少なからず感じていたし、プロのジャズミュージシャンからすれば納得いかない所がある事は察しが付くからです。
菊池氏の酷評に対して、映画評論家の町山智浩氏は反論しています。
ロッキーが出た時も、ボクシングに詳しい人は、あれはボクシングとしてはおかしい、という人がいた。しかしあの映画の感動する所はロッキーが最後まで諦めず戦い続けたからなわけで、ボクシングのリアルさで感動するわけではない。
私も町山智浩氏の反論には同感。何故なら私はこの作品で演奏に感動したわけではないからだ。そこがポイントなのではない。
とまぁ言いつつも、私は菊池氏を以前から胡散臭く感じていたので、今回の件で、やはり私とは合わないことが分かった。シミラボというヒップホップグループに近付いてフックアップしてる菊池氏を見てると、ヒップホップリスナー達の若者層の人気にあやかろうとしている様に見え、ワックだと思う人は私だけではないはずだ。
この映画「セッション」は、資金を十分に確保するために、まず脚本の15ページ分を短編映画化したという。出来上がった18分の短編映画は第29回サンダンス映画祭に出品され絶賛された。その短編が兎に角素晴らしいので、リンクを貼って感想を終えるとする。
Whiplash 2013 Short Film
http://www.dailymotion.com/video/x2iigh0_whiplash-2013-short-film_shortfilms
圧倒された。
プロの中でも特に厳しいとされる音楽界。
今第一線で活躍しているプロのミュージシャンも、厳しい険しい道を進んで来た方がほとんどなのだろう。
罵られて、罵倒されて、倒れてもそれでも這い上がって行かなければ切り捨てられる。
そんな中多くのライバルに差をつけて前に出た一握りが栄光を手にすることができる。
プロの世界は厳しいというのを、1つの例にあげてわかりやすく示してくれた映画だった。
演奏のシーンでは、かなり席が埋まっていたはずなのに、誰も音を立てなかった。
誰も動けなかったんじゃないかと思う程音に引き込まれた。
圧倒されて、ただ座ってただけなのに息が切れてる。
スクリーンの迫力も相まって、コンサートで演奏を聴いている様な錯覚を覚えるくらい。
アクション映画じゃないけど、映画館で観る価値あり。
クローザーのポープが、全く別の人格だった。
こんな先生はイヤだ(笑)
フレッチャーを見て、学生時代の部活顧問の記憶がふと甦りました。誰にでもフレッチャーのような存在がいる気がします。
ラストのコンサートシーンは圧巻!
その後の二人が気になる終わりかたで、もー終わり?て思えるくらいの作品です。
善悪わからない、鳥肌もんですよ
地味な音楽映画ではない。
フライヤーを見ると、もっともっともっともっと……な文字。そういうこと。
ドエムであり、ドエス。狂気なのだ。
小中の音楽の恐怖が蘇るぐらい、狂気なのだ。
もちろん、本編の方が何十倍も恐ろしい。軍隊の訓練を見てるようだ。
逆にプロという仕事はここまで極めないとならないことを映している。
え、アクション映画なのってレベル。
序盤から中盤までの恋模様も好き。
凄すぎました。
試写会にて一足先に鑑賞。
帰宅中の今も音の余韻が半端ないです。
個人的に久し振りのストライクな作品でした。
シモンズさんのドSっぷりは凄いです。
飴と鞭の使い分けったら。
今までドSだと思っていたのが、途端に可愛く見えてきます(笑)
マイルズさんとシモンズさんの鬼気迫る演技は圧巻!
終わった後、凄いと面白かった…しか言葉が出てきませんでした。
ジャズが好きな方はもちろんだけど、興味がなくてものめり込んで観てしまう魅力があると思います。
映画館で是非!!
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