セッションのレビュー・感想・評価
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素人がみれば凄いかも。
本当にジャズを演奏している人、ましてジャズドラムをやっている人が見たらあの映画の中のドラミングは基本から出来ていない。
先ずドラミングで一番大切なのは脱力。あの若野のの様に力み過ぎていてはまったくジャズにならない。あんなにスティックを力任せに握って血だらけになるなど言語道断。 あの映画監督がドラマーになれなかったのが良くわかる。
映画の中で倍テンポのスウィングビートを練習していたが酷過ぎる。
まったくスウィングしていないしグルーブしていない。
最っ高!!!!!!!!
最高だった。感情はグルグルするし、胸は熱くなるし、スカッとするし、凄い興奮してます!スタンディングオベーションしたいくらいの気持ちになった。
アシスタントをやってた頃の誰にも負けない!俺が一番なんだ!必ず成功してやる!という気持ちを思い出させてくれた。
僕の師匠もフレッチャー並みに優秀で熱く怖い人だったけど、フレッチャーと違うところはフレッチャーは自分勝手なクソだという点。才能はあるけど性格もかなり癖がある。でも、それを見たい自分もいて、面白い作品ふ敵が魅力的だと言うけど、まさにそういう作品だった。
まだ4月だけど、年末には2015年のベストと言ってそうな作品。
とにかく最高!
是非映画館で見て欲しい!この映画を見て、さらに映画が好きになった。...
是非映画館で見て欲しい!この映画を見て、さらに映画が好きになった。こんな感覚を味わえる映画にもっと出会いたい、もっと色んな映画を見たい、となる1本!
見る人の歩んできた人生や、体験、出会ってきた人達、それらによって感じ方や響き方が変わるかもしれない。しかし、誰しもが熱くなれる作品のはず!
このぶつかり合いの凄さ、皆と共有したい!
期待し過ぎはイカン(自省)
いろんな映画紹介番組で激賞されるものだから、期待値MAXで臨んだのが裏目に出た感じ。前評判からオイラはこの映画の音楽で心震わせたかった…。
プレーンな状態で観てたら激賞してたかも(^_^;)。そんな映画です。
エンドロールに流れるドラムの曲がカッコ良かった。
これはバトル映画です。はい。
ラストの盛り上がりが尋常じゃない。
終わり方も最高!
スパッと切れ味最高な終わり方です!
試写会じゃない一般上映で拍手喝采でした!
あえて一つ文句言うと
恋愛描写最後あんなにフワッとなるくらいなら、無くしちゃってもっとコンパクトにすればさらに良くなったとおもう。
せっかくジャズの音楽でノリノリなのに恋愛描写が入るせいでリズムが悪くなってるような気がしたので。(あくまで個人的な好み)
健さん任侠映画の"あの熱気"ですね、これは。
ちょっと80年代の古臭い話をしてしまうと。当時『愛と青春の旅立ち』とゆう映画がありました。
リチャード・ギアを一気にトップスターに押し上げた恋愛映画です。
男は上官の厳しいシゴキに耐え、最後には美女も射止める。
予告編を見た限りに於いては、「多分そんな話だろうなぁ〜」と思っていた。
まあ、実際その様に進んでは行くのだけれど…。
映画本編は、これを"教育"と言って良いのかどうか?眼を背けたくなる程の熱を帯びた指導が延々と続いて行く。
この2人による演技合戦は。演奏さながらのジャズのリズムに乗せたシャープな編集の効果もあり、異様な熱気を孕んでクライマックスへとなだれ込む。
いや〜、それにしても壮絶でしたね。まるでボクサー同士による殴り合いの様でもありました。
主人公の部屋にはバディ・リッチのポスターやCDがありました。だからじゃ無いけど、バディ・リッチと、ジーン・クルーパーの伝説の大喧嘩を意識してしまいましたよ。
『愛と…』に関しては最後お互いに和解を見るのですが。本作品はそれだけでは収まらない。
互いのプライドを賭けての憎しみ:血と汗:視線での果たし合いこそ、まるで剣と剣による鍔ぜり合いの様なガチンコ勝負を繰り広げる2人でした。
すると、映画を観終わって「あれ?これって…」と思い当たった。
ひょっとしてこれは『愛と…』では無く、マキノ×高倉健による任侠映画のプロットに近いんじゃないか…と。
悪行に耐えに耐えた健さんが、今まさに諸肌脱いだ瞬間に観客から「いよっ!待ってました!」と声が掛かる。
まさにあの興奮ですねこれは。
こうなると、恋愛映画としての要素が中途半端なところが本当に惜しいですね。無い物ねだりになってしまうんですが…。
久しぶりにリッチのCDを引っ張り出して聴いてみるかな。
(2015年4月19日 TOHOシネマズみゆき座)
褒めて伸ばす現在に一石を投じる作品
『セッション』を鑑賞。
アカデミー賞にて三部門受賞した話題作であり、「バードマン」に次ぐ注目作でもある。
名門音楽大学に入学したドラマーのニーマン(マイルズ・テラー)はフレッチャー(J・K・シモンズ)のバンドにスカウトされる。だが、フレッチャーのレッスンは完璧を求め、わずかなテンポのズレも許さない狂気のスパルタレッスンだった。
「バードマン」では肩透かしを食らったが、今作は違う。
凄まじい師弟関係に観客は最初から最後まで一瞬たりとも目を離す事は出来ないだろう。
いつ降板させられるかわからない中での厳しいレッスン、そして浴びせられる罵声。ニーマンが精神的に追い詰められていく様は実にリアルで胸が締め付けられる。完璧な演奏のみを求めるフレッチャーと、偉大な音楽家になりたいニーマン。二人の関係性は徐々に狂気に満ちて行く。
特に呼吸する事を忘れるほどの緊張感且つ鳥肌が立ちっぱなしの圧巻のラスト10分間は必見である。
褒めて伸ばす事が良しとされるご時世に、真逆とも言えるこの師弟関係、是非劇場でご覧いただきたい。
わかる人にはわかる
フレッチャーが結局のところ善人なのか悪党なのかはさておき、んなこと全部ひっくるめて結果でしか世の中では見てもらえないということを映画のなかに見ました。
酷評もあるようですが、自分にとっては生涯を通じて大切な1本になると思います。
何より終わる瞬間まで没頭してスクリーンに釘付けになりました。
きれいごとなしの素晴らしい一本でした。
至極の107分! 最高の終わり方!!
オスカーの編集賞ですね。無駄無し。終わり方が最高!ラストは普通、喝采と2人のアップでしょう。それがドラムサウンドでブチギリ、この勇気と発想はスゴい。キレキレのシモンズと絶望的なまでの不都合さがラストを引き立てる。
もの凄く気持ちイイ
この映画は、個人的にとても好きな映画だ。
監督作初だという、この作品は素晴らしい。この先どのような映画を撮るのか楽しみな監督の一人となった。
ラスト9分の後、文字通り放心していた。
あまりの気持ち良さに、中毒になりそうな程。いやもう中毒になっているのかも知れない。
それ程パワフルかつ絶頂を感じた9分だった。
ただし、自分は音楽について全く詳しくなく、また演奏がどうだったとか等々、その部分については、素人目線でしか聴けていないし、鑑賞していない。
教師としての、フレッチャーの姿勢には、全く賛同できない。
とは言え、何かの恨みのようなものが、溢れているようで、どこか切ないが・・・。
アンドリューにも、共感できる部分が少ない。ただ、愚直なまでに練習に打ち込む、あのひたむきさには、感銘は覚えた。
他方で、ニコルを一方的に邪魔だと考え、別れてしまう底の浅さには、怒りを覚えた位だ。
普段ならば、登場人物に共感できない部分が多いと、映画として好きにはなれないのだが、悶々としたフラストレーションを溜めに溜めたおかげか、ラストのあのセッシンで、ぶちまけたーカタルシスを感じた。
映画として、このような経験をさせるものは、素晴らしいなと感じた。
また観たい。
今年、自分にとってこの映画は、重要な一本に成った事は間違いない。
圧巻でした。
最後の最後まで優れた映画でした。
とくに最後のラストシーンは
なんとも言えない
驚きでした。
この平和な日本にあっては
少し時代錯誤的なところも感じ取れましたが
色々考えさせてくれる
衝撃的な映画でした。
卓越した演出の数々
"完璧"から生まれる"美"。必要なのは"努力"と"才能"、そして"狂気"…
映像とサウンドに終始圧倒される作品でした。微かに流れる空気音が、孤独と緊張感を表現しています。それを支えるJ・K・シモンズの演技が素晴らしいとしか言えません。あの表情、声、さらに熱意までも伝わってきました。彼の登場と共に部屋が一気に静まり返り、地獄のレッスンが始まる瞬間がとにかく怖かったです。疑似体験しているような感覚に陥りました。
彼らが心を通わす方法はただ一つ、音楽です。音楽で全てを語り、思いをぶつける。もちろん目には見えません。しかし、本作ではそれを"感じる"ことができました。
この唯一無二の映画体験は、劇場じゃないと味わえませんね。
ビッグバンド版「巨人の星」と思いましたが・・・。
前半までは梶原一騎原作の「巨人の星」のような映画かと思って観ていましたが、途中から大きく転調し、不条理劇の様相を呈し、最後はなんだかよくわからない結末に・・・。しかし、現在のところ、アカデミー賞レースに参加した映画の中で最良の出来なのでした。(「アリスのままで」や「セルマ」は未見です)
ジャズは最初の頃は楽譜の読めない黒人たちが適当に楽器をいじっていたのが、どこかで、即興演奏と結びつき、現在のような演奏形態になっていった、とのことなのですが、そうであるならば、フレッチャーなる音楽教師があれほど、微に入り、細に入り、神経症的に音をチェックする理由が、わかりませんでした。何といっても、ジャズはクラシック音楽とは違い、演奏者の自発性を重んじる音楽です。セロニアス・モンクは、「毎日、同じ場所で同じ演奏をしている人を見るとゾッとする」と云っています。あそこまで、シゴくと、才能のある人間でも萎縮してしまうと思うのですが・・・。
譜面通りに再現するのを身上とするクラシック音楽ならともかく、自発性、演奏中の即興性を重視するジャズにあのようなシゴきは不要であると思います。(勿論、基礎的な演奏能力がないのであれば、シゴかれるのは仕方ありませんが・・・)☆を半分、減らしたのにはそういう理由があったからです。劇中、何度も言及されていたチャーリー・パーカーにしたって、音を飛ばしたり、出だしを間違ったりしているのですから。(サヴォイ・セッションやダイヤル・セッションに多く見受けられます)
尚、この映画の題名を「セッション」としたのはなかなかのアイディアだと思います。
残念なのはこの映画が大々的なロードショーになっていないことです。私は神奈川県在住なのですが、県内で公開されたのは、たったの2館という有様です。今の映画界、どうかしています。
CoolでCrazyでExciting
最後まで見て、大変満足感を得られる作品でした。
何を書いてもネタバレになってしまいそうなので、多くは語りたくありませんが、総じて書くなら、全体を通して作品タイトルを貫いていた、というぐらいでしょうか。
激しく硬派な作品・・・と聞いて特に抵抗感がないなら、とりあえず見に行かれると良いでしょう。大きくオススメできる作品です。
徐々に徐々に…そしてMAXで終了
最初のパンとかチルトが雑で粗いなーなんて思っていた自分は、所詮素人。それもしっかりとした、意図・伏線だった!と勝手に妄想しちゃってます。
とにかく徐々に熱くさせられて、最後は劇場で拍手喝采!…心の中で─。
熱くなっていく中でも、しっかりと笑いも含まれていて(その感覚は人それぞれだが)、最後までオモロい!と思いながら見ていた気がします。
しかも、登場人物の思いがどこまで本音の台詞を言っているのか分かりづらくなっていて、そこが狙いかどうか分からないけれど、その仕掛けのおかげで見ている側が思い思いの展開を創り出すことができる、とまぁこれも個人的な夢想でしかないのですが…。
予想通りに展開するかと思えば、予想を裏切られ、ちょうどお気に入りの音楽家のコンサートを見に行って、それが素晴らしかったときと同様の感覚で劇場を後にしたのでした~。
ボラボー!
今年1番だと思う作品です!
いろいろな見方をするのはいい事だと思う
しかしあの圧巻の最後のセッション!
まだ興奮覚めやらない!
映画と言う媒体で客を存分に惹きつけ
ることに大成功したのだ。
音大出たツレと一緒に行ったが、音楽的な
事を言えば勿論なんで?もあるそう。
でもこれは映画、全く本物である必要はないし
映画としてよく出来ているのだから満足と
言っていました。
楽器を壊したりって事はなかなかないけど
吹奏楽をやっていた時代にコーチが
物を投げたり、怒りで罵倒するなんて事は
結構あったそう、強豪高でした。
彼はその時代を思い出したそうです。
それがいい事とは決して言いません。
しかし…
恐るべしJKシモンズ鬼師
恐るべし若干29才の監督
やられました…最高
追記:こんなに評価が高くて観たい人が多いのに上映館が僅か15館とか少な過ぎる。やってない県とかもあるし、いくらインディーズとは言えマーケティングの甘さ 笑 これは老若男女間違いなくプロパーでも観たいって人多いと思うし、大丈夫ですか?トーホーシネマズさん
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