セッションのレビュー・感想・評価
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天才が描く狂人と狂人の戦い
なんじゃこりゃあ!慣用表現じゃなく本当の意味で開いた口が塞がらないクライマックス!「偉大さ」のみに妄執する二人の狂人の戦いが遂に悪魔的な領域に足を踏み入れる瞬間の映画的としか言いようがないカタルシス!デイミアン・チャゼルこれまたとんでもない天才が現れたなあ…
演技と演奏の身体性をまざまざと見せつけられた。凄過ぎる…
本作の映画作品としての強度みたいなものは今年断トツ。梶原一騎原作か?と思うぐらいにスポ根漫画的な展開からあのクライマックス。この抗い難い高揚感を「ハッタリかましてるだけ」とか「音楽を侮辱してる」とかって切り捨てることは俺にはできない。まあ簡単に言うと死ぬほど面白い!
常に緊張感を保ち続ける編集も見事。まさに作品そのもののテンポに身を任せるしかない
圧倒的な熱量
ずりぃよ。。
筋肉
最高すぎる!!
最高、超絶最高でした・・・・!!
初盤のこれから華々しい将来を期待して気持ちが高揚する表情からの、今までの自信を完膚無きまでに叩きのめされて地獄に突き落とされ、感情をコントロールできなくなるまで追い込まれる窒息しそうな空気感。
ストーリーがジェットコースターみたいになってて、最後の最後まで、鬼教師の本心を探りたくなる。
鬼教師の頭に浮かび上がる血管も、喉の筋も、腕の筋肉も、いい!
最後は、思わずリズムを刻まずにはいられない!!!!
そして、隣の席とは衝立で仕切られてて、席は広いし荷物置き場がある、とても素晴らしい席の「プレミアムボックスシート」で観れたので、映画に超没頭できてさらに最高だった!!!!
セッションを観るなら、絶対プレミアムボックスシートがオススメ!!!!
ピアノが、KAWAIだったのも、なんか良かった笑
面白かった‼︎
観終わった後お腹減った(・o・)
これは音楽映画というよりも、アクション映画というかホラー映画というか、とにかく手に汗握るし、後半はずっと身体に力が入らせられる。私は席の都合で一番前で観たのだがライヴ的な臨場感もありそれも良かったのかも。首はやや懲りましたが(笑)
この映画はジャズやドラムを知っている人よりも素人が観た方がおもしろいのかもしれない。「これは有り得ない」とかないので。
恋愛的なものも変なんメルヘンがなくて良かった。
観終わった後にあの時こういう思いでこうしたのか、とか行動や言動の振り返りも楽しめる。
とにかく久々に映画館で観て良かった(テレビでは半減だと思う)と素直に思えるものだったので、まだの人は一度観てみたほうが良いと思う。
意趣返しはカーネギーホールで
うーむ微妙。タイトルに偽りありかと
すごかった
大学の教授のジャズの先生が海兵隊の新兵訓練の教官のような恐ろしいスパルタ教師で、先生のバンドの練習はトラウマレベルのしごきであった。「速い!」「遅い!」と超微妙なズレを指摘しているようなのだが、聴いているこっちはどう違うのか全く分からなくて単に難癖をつけているようにしか見えなかった。答えのない問いを延々突き付けられているようで主人公が気の毒だった。
しかしそんな主人公もかなり思い上がりの強い人物で、似た者同士ではあった。音楽やその他の表現などはそのような強い自我がなければ魅力的なものにはならないと常々思っている。魅力的な作品や演奏などパフォーマンスは、しかしそれだけでもダメで、他者からの共感を得られる何かや暖かいオーラのようなものもあった方がいい。一体作品や演奏は誰のためのものなのか。
主人公の演奏は彼自身だけの冷たい世界で、先生の指揮する音楽も彼自身のためだけ徹底的に意図以外を排除した冷たいものに見える。パソコンでプログラムして再生すればいいんじゃないかな。
主人公は最初は、先生に認められようと必死に食らいついて懸命に演奏する。その時は先生のための演奏だ。
いろいろあって学校をやめて、先生も学校をやめてお互いプロとしてバンドを一緒にやることになる。そのバンドで出場したコンテストで彼は先生に怒りを爆発させて勝手に演奏をし始める。その時は自分のために演奏する。先生に対して自分の凄まじい技量を見せつける演奏で、それにつられて先生やバンドメンバーは息を合わせていく。大変な迫力のパフォーマンスだった。
オレ凄いだろ!という圧倒的な演奏だった。見ているオレもすごく圧倒された。そこにあるのは純粋にオレすげえだけだったと思う。演奏している音楽はスタンダードな曲だそうで、楽曲にある元々の作者の意図はどれほど汲まれていたのだろう。またお客に対してなにかを伝えようと言う意図も全くないように見えた。ただ純粋に、特に先生に対して凄さを見せつけていた。
敢えて言えば社会や世界に対してクソをぶっかけるような表現だったと思う。それもありだと思う。学校の標語で「ロックは才能のない者の音楽」というような貼り紙があったけど、ロックでありパンクなのだと思う。超ハイレベルな世界のことは分からないけど、オレにはとんでもなく才能に恵まれた人にしか見えない。
この映画を見た日は、オレも友達との約束に遅刻して迷惑を掛けてしまったため、主人公が発表会に遅刻して、遅刻しただけでなく交通事故に合って演奏を台無しにしてしまった事がとても胸にしみた。オレの場合は友達がとても優しく許してもらえて有難かった。
主人公は本当に学校に先生のパワハラをチクったのだろうか、それが疑問として残った。また演奏の直前にそんな疑惑を主人公に対して先生が告げるのだが、その後演奏が滅茶苦茶になるに決まっている。どんな意図だったのだろう。
体力奪われる
体育会系趣味の音楽映画
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