「狂気VS狂気」セッション やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
狂気VS狂気
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序盤から狂気による緊張感が凄いんです。
って、言うとホラー映画みたいですが。
ある意味で、ホラー映画より怖くて緊張感が有るかも。
何故なら、狂気と狂気がぶつかり合うから。
そして、それはクライマックスの演奏シーンまで続くんです。
最後の最後だけ、狂気と狂気が融合した様には見えるけど。
狂気の中からしか誕生しない物って有ると思うの。芸術の分野は特に。
だからと言って、それを全面的には肯定できないんですけどね。
それでですね、今回の上映ありがたい事にパンフレットを売っていたんです。
パンフレットを読んだら、監督自身がドラマーの経験が有って、恐怖を感じる様な厳しい環境で音楽をやっていたみたいなんですね。
なので、この作品は当然その経験がもとになっているのでしょうが、これ以外の作品にも根底にこのような狂気が流れているのかもしれません。
そうやって考えると、今『ラ・ラ・ランド』を観たら、印象が変わりそうな気がします。
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