「そうきたか」セッション まろさんの映画レビュー(感想・評価)
そうきたか
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予告編なんかで、鬼教官のしつようなパワハラ、という印象しかなくて、今まで観ないでいて、CATVにかかったので、観てみました。
いや、びっくり、そういう展開? というふうに二転三転。脚本すごい。
最後は、すっきりする、みたいなことを聞いていたのだけど、そこも、着地点が予想外でした。
フレッチャーは、チャーリーパーカーの例に固執してるけど、彼が、精神を病んで、早くなくなっていることは、映画中にも、ちゃんとでてくる。つまり、世に残る作品のためなら、という、スタンスこそ、音楽学院の教育者としてどうかと思うわけです。個人の先生ならまだしも。
しかし、その彼が、本当に、ニーマンの演奏で、納得した。
本当の意味で、ニーマンは、彼をねじ伏せた。彼は、(他の人と違い)負けなかった!
J.K.シモンズのその描写、その表情こそが、演技の賞を得た所以ですね、すごくよかった。けど、フレッチャーは、嫌い。ww
コメントを読んでいると、そういう微妙な表情で、彼らの頭の中を想像できない人が多すぎ。映画の何をみているんだろう、と思ってしまう。。。
彼の成長を見守る父親の存在をあえて入れるところで、全ての学生(学び中の若い人)へエールを送っている映画だ、と思いました。
理不尽なことに屈してはいけない! 汚い大人はいる。でも、自分の努力は、それを超える、こともある、ってね。
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