「天才と狂気は紙一重なのかも…」セッション syu-32さんの映画レビュー(感想・評価)

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セッション

劇場公開日 2015年4月17日
全667件中、25件目を表示
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天才と狂気は紙一重なのかも…

レンタルDVDで鑑賞。

一切妥協無しの“究極”を追い求める音楽教師と、それに必死で食らい付いて行こうとするドラマーを目指す学生との、いろんな意味での“壮絶な戦い”に息を呑みました…。重厚な心理戦に目を見張りっぱなしでした。

J.K.シモンズ演じるフレッチャーの鬼気迫る演技は、本当に怖かったです…。平気で罵声を浴びせ、相手の身内を罵ることも何のその。椅子だって放り投げます。指導者としての行き過ぎた行為の数々ですが、既定の概念をぶち破らなければ天才は生まれない、という自らの理念を実践するための過激なレッスンに、ただただ圧倒されました。鬼かあんたは…。

壮大ながらも茫漠とした夢を抱いているマイルズ・テラーの変貌振りも凄まじい限りでした。徹底的な屈辱を与えられ、フレッチャーを見返そうと血の滲むような練習を積み上げ、自身の実力とそれに裏打ちされたプライドを磨き上げて行きますが、傲慢に増長した己自身によって惨憺たる結果となります。若さ故の迷路に入る姿は青春の極みだなぁ…。

俗物的な観念を叩き壊そうとする勢いに、頭がクラクラしました。天才と狂気は紙一重なのかもしれないなぁ、と…。人間の持つポテンシャルを限界突破した先に、ふたりの和解がありそうな気がしました。究極的な“師匠と弟子”の関係のようにも思えました。

クライマックスの演奏シーンに惹き込まれました! お互いを喰い合った末に、弟子が辿り着いた境地に歓喜の表情を浮かべるフレッチャーの、“やったった感”がすごい…。

本作の大成功で、一流監督の仲間入りを果たしたデイミアン・チャゼル監督の手腕と、ストーリーテリングがお見事です! 自身の体験を反映させた規格外な物語が素晴らしいの一言。「ラ・ラ・ランド」も秀逸でしたが、個人的には本作の方が好きです。初監督作ならではのパッションが感じられました。

syu-32
さん / 2018年10月18日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  興奮
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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