駆込み女と駆出し男のレビュー・感想・評価
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素敵な人情喜劇でした
今の時代では考えられないぐらい、江戸時代の離婚事情はこんなにも大変だったんですね。
今はむしろ女性の方が強い時代だったりしますけど、この時代は男尊女卑の精神が圧倒的に根強かった時代でしょうから、女性から離婚することなんて出来なかった、でもそんな時代に女性側からの縁切りを手助けする幕府公認の寺(東慶寺)があったんですねぇ、私は史実に疎くて全く知らなかったので、興味深く見させてもらいましたよ。
まあ最初は台詞量が膨大過ぎて、いまいち入り込めなかったのですが、この世界観に入り込めてからはあっと言う間、長尺の映画でしたけどテンポの良さも相まって、時間の長さを感じずに楽しむことが出来ました。
時代考証は史実に基づきながらも、随所にユーモア溢れる会話劇を盛り込んでくれたのも、この映画を楽しめた重要な要素だったでしょうか。
それと取っ付き難い題材でも、親しみ易いキャストが演じてくれたことによって、スッと入ってくる部分がありましたね。
特に主人公の信次郎を演じた大泉洋の口八丁ぶりが最高でした、台詞多すぎて大変だったでしょうね~(笑)
医者としても、戯作者としても、離婚調停人としても駆出し男、でも人情に厚くて正義感に溢れていてそれでいてユーモアたっぷり、一見頼り無さそうだけど物凄く頼りになって、まあいつもの大泉洋ワールドと言えばそれまでですが、この映画の世界観と見事にマッチして、とても面白おかしく見ることが出来ました。
大泉洋と樹木希林が同じ画面にいるだけでも楽しかったなぁ、あと陽月華演じる法秀尼との掛け合いも最高でした!
物凄く真面目に演じているのに、大泉洋とのコントのように見えてくるのがおかしくておかしくて、凜としているのにある種萌えキャラのように見えてくる法秀尼の存在が何気にツボでした。
ただ全体的に惜しいのが、テンポが良い反面各エピソードがやや駆け足になった部分もあって、もっとじっくり見たかったなと、そう思わずにはいられませんでしたね。
しかし戸田恵梨香、満島ひかり、二大若手演技派女優の存在感が半端じゃなかったぁ~!
じょごが自信を取り戻していく様子、そしてお吟の隠された真意、そしてじょごとお吟の絆、全て見応え十分でした。
和を感じさせてくれる映像美も素晴らしかったなぁ、日本映画の底力を見せてくれた良作映画だったと思いましたよ。
なんだこのテンポ
全編通じて歌の引用や調子を重視した話し方でしたが、世代に違いよるものでしょうか、ギリギリマイナスに感じてしまいました。
シーンの配分も、行間を読ませるような見せかたでしたが、悪く言えば最低限の詰め込みになっていた感じが・・・。
敵役がいいやつになるシーンがちょいちょいありましたが、これもその人の人柄や経緯が言葉でしか説明されず、あまりグッと来ませんでした。
シナリオ自体は凄くいいので、全体の雰囲気がハマる人には完璧な作品ではないでしょうか。
粋
用語が難しいので字幕で見た。伏線の回収が気持ちよいのと全ての登場人...
食事を囲む人たちの模様が暖かくて、
勉強になる
倹約とケチは水仙とネギ、大団円、吉原雀
梅ごよみ、源内櫛、簑のそばへ傘がよる
奢侈品、草双紙、幇間、鉄漿、漢籍の素養
東慶寺、不調法、とんちきはっつけ、唐変木
あだっぽさ
観ながら分からなかった言葉です。
この作品は勉強になりました。
人生リセット
健気さと逞しさの両面をバランスよく見せた戸田恵梨香の演技に引き込まれた。
陽月華が演じる尼僧からは、保守と進取の両面を柔軟に使い分けてみせるしなやかさを感じた。
やはり女性にはかなわない。
しくじったと悟ったとき、このような救済措置があったこの時代は、もしかしたら、今よりずっと融通の利く時代だったのではないか。
調停に入った者たちが人間関係を壊すような暴露合戦を煽る現代より、遥かに厳粛でありつつ人間的な裁きを取り仕切る東慶寺システムに、原作者が理想郷を夢見たのは、なんとなく分かるような気がした。
原田眞人監督のテンポの良さは、時代劇にはやや馴染まない感じがした。
多くの役者の台詞回しが聞き取りづらい中、山崎務の演じる滝沢馬琴の言葉が染みてくるのは、演出であったか役者の力量によるものであったか。
聞き取り辛さでマイナス2ポイントであるところを、戸田恵梨香と山崎務で1ポイント回復した。
大泉洋の達者さ
大泉洋のポテンシャルすげぇ
足るを知る、を知る。
う〜ん…
もったいない
話が説明不足なところが多々あって、追っていくのがすごく大変でした。所々補完しつつ見てましたが、なんかいっぱい詰めすぎて、ぼやけた感じです。
誰が何を企んでて、何をしようとしているのかってのを、いろいろ並行してて、最終的には理解できるんだけど、見始めでの理解は難しいです。
江戸時代の舞台設定も、説明台詞で言ってはくれているものの、かなりを自分で読み取る必要もあります。
序盤はよく分からなくて、エピソードごとの結末を見て、そういうことか、ってのの繰り返し。ってのが多い。
あと、セリフまわしが聞き取りにくくて、早口すぎて理解が追いつかない。頭で反芻しながら見てました。時間に収めるため、態とこういう風に詰め込んだんだろうか。言葉遣いが古くて難しいのも、敢えて使ってるのかも。
DVDで見たんだけど、日本語字幕見ながらじゃないと、ちょっと難しかったです。
ひとつひとつ丁寧に描けば、もっと良くなったように思えるんだけど、なんか浅いです。
エピソードは面白いし、人間ドラマ的雰囲気もすごく良いと思うのに、もったいない。
ほうほう。こう来ましたか。。。
モバゲー映画レビューでも。
本映画ドットコムでも、軒並み高評価な本作。
しかも。二時間半の大作!!!
独特のカメラワークと現時点で有名有数な実力派キャスト。
重厚です。
いやこれは素晴らしい(=´∀`)人(´∀`=)
〜〜〜
東慶寺ものは、原作の井上ひさしさんを知らず、宮本昌孝さんのを読んだ事が有るけど〜
女駆け込み寺に関しては、ある程度予備知識入れてる方が良いと思いますよ。
はい。こちら、映画偏差値高めです。
ガッツリ予備知識勉強して。
トイレ済ませて。
飲み物とツマミと用意して。
・・本気で見ましょう!!!
男として生まれる喜びはなんだろう?
それは?女の子の笑顔を見る事だろ!
男としてのクソでクズはなんだろう?
それは?女の子を泣かせる事だろが!
お酒なり賭博なり暴力なりお金なり〜
女の子を泣かすゴミが居て、泣かされちゃう女の子達は無策無防備で・・
泣き寝入りする女性達を助けるのが東慶寺!(と御用宿!)
作中には様々な女性が出てきますが、配役見てお分かりの通り。
主だっては〜↓
・満島ひかりさん
・内山理名さん
・戸田恵梨香さん 〜の三人!
満島さんも素晴らしかった。
内山さんも素晴らしかった。
二人の代表作の一つに!こちらはなるだろう。
だが。
何より誰より戸田恵梨香さんと大泉洋さんが素晴らしかった!!!
戸田さん、デスノートを超える代表作だし。
大泉洋さんの日本アカデミー賞受賞も分かる。
(北海道の探偵からねずみ男、つけ耳の秀吉から真田の長兄まで!はんまに彼は凄い!)
DVD買う度】☆③〜⑤
もう一回見たい度】☆③〜⑤
映画偏差値】高め。
劇場公開¥1800円水準にて。☆④!
重厚であろう原作を綺麗にまとめた脚本。
見事な撮影と編集。
そして、きちんと演じきった役者さん達。
素晴らしい。
素晴らし過ぎて敵わないから、素敵!
伯爵、準品質保証作品に認定!
見ろ!見るんだ(´・Д・)」
そしてむせび泣け!目をそらすな!
泣いた後は、清々しく微笑みで、エンドロールへと向かおう。
映画好きなら必見の必須♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
良作でした。
一一一
追記】劇中で気に入ったセリフ。
『今度生まれ変わったらなぁ!お前の弟子になってやるからなぁッ!』
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