駆込み女と駆出し男のレビュー・感想・評価
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いつの時代も男と女はいろいろあるんですね
いつの時代も男と女はいろいろあるんですね(笑)
この映画を見た感想です。
大泉洋さん期待どおりの好演でした。戸田恵梨香さん満島ひかりさんの演技も見応えあります。
時代の背景は自分にはよくわかりませんが、ストーリーがいろいろ散りばめており、テンポもよく楽しめます。
いい映画です。
面白かった!
江戸
の時代の粋とか、残忍さとか、身勝手さと
か。
我らの先祖さま、こんな時代を生き抜いてくれて僕らここにあり。なんだ。なんて考えて観ていた。
原田映画に大泉洋⁇⁇井上ひさし⁇⁇ナイナイ。って観たら、スゲー。になった。堤真一、山崎務、山路和弘、プラスわが母からの樹木希林、キムラ緑子、赤間麻里子←頭剃ってる⁇プラス井上ひさし演劇人。なんか、この撮影時期、芸能界いい役者いなかったでしょう。全てここに集まっちゃってましたから的な。原田ファンとしては、安定感のキャスティングプラス新たな風。贅沢な映画観た。感満載。言葉聞きずらいけど。それが逆に媚びてなくて、こっちから聞きに行く。参戦型になってると思う。一度じゃ観きれてないから、あと一度は行く。満島美しすぎた?
予想より良かった
女は強い
眉の無い、満島ひかり最高に良かった!
今までにない新時代劇!
この映画は、ここ2〜3年の間で1番好きな映画になったかもしれません。
初め時代劇〜ということで敬遠してましたが観てみたら期待以上!時代劇ってこんなに面白いのか!と思いました。
2時間半の上映時間のはずなのにそれを一切感じさせない映画。
セリフのテンポであったり綺麗な景色。難しい話ではありますが、飽きずにいい意味でゆったり観れました。時間が経てば経つほど良さが…!
笑って泣いて、心打たれる作品です。
本当に凄い作品に出会えました。観て損はないと思います。まだあと何回か観て理解を深めたいです。
涙と笑いと活気たっぷりの快速時代劇
『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』の原田眞人監督最新作。
時代は1841年(天保12年)、
老中・水野忠邦による悪名高い『天保の改革』の頃。
夫との離縁を望む女性を保護し、離縁調停を受け持つ
幕府公認の“駆け込み寺”、東慶寺。
その寺を訪れる女性達を中心としたドラマ。
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まずもって原田監督の映画はセリフの応酬が早いので、
聞き取りの難易度はいつも高めなのだが、今回は時代劇で
聞き慣れない言葉が多い事もあり、輪を掛けて難易度が高い。
集中して聴かないと置いてきぼりを食らうので要注意。
それでも重要なセリフはさりげなく聞き取り易くなって
いるところは流石だし、その“生っぽい”セリフの応酬や
テンポの早さが映画の活き活きとした空気に直結しておる。と思う。
『わが母の記』でも印象的だった、
四季で表情を変える自然の美しさは言わずもがな、
江戸の衣装や風俗、細かい所作も雰囲気たっぷりで楽しい!
たとえ感動的な場面でも、センチな演出を
ズルズル引き摺らない所も個人的に好みだ。
鯵売りの正体が分かる場面も、“狂犬”の胸のすく最後も、
いつまでも感傷に浸らずに潔く次の場面へと移る。
最後に読経に来た僧も、最後まで顔こそ見えないが、
顔を見せなくても観客は彼が誰かを察するだろうし、
ならばそこまで見せるのはかえって野暮というもの。
その潔さこそ快い。
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演出もだが、なにより登場人物たちが魅力的。
まずは、じょご。
戸田恵梨香の出演作って今考えると僕は殆ど観てないが、
いやいや、こんなに良い女優さんだとは知らなかった。
素朴な身なりでも、その純粋さ、勤勉さ、しなやかな強さが美しい。
読み書きすらできない彼女は何でも『心』で覚える。
鋳鉄の技も医薬の知識も、彼女は一から身に付けた。
今以上に女性の才能が認められない時代であったが、
然るべき才能に然るべき場と時を与えれば
人は誰でも強く輝ける、という象徴のようだ。
そしてお吟。
若手の中でもすでに頭ひとつふたつ抜きん
出ている印象のある満島ひかりは、本作でも見事。
袖をくるりと返す所作や足運び、キレの良いセリフ回しが
カッコいい。まるで気位の高い猫のよう。
だが、その澄ました表情から時折滲み出る熱さ。
堀切屋への想いや、じょごとの厚い友情に涙。
大泉洋演じる信次郎もまさしく“素敵”!
いつもおどけてるように見えて実は物凄ーく考えてる。
じょごの額に薬を塗る序盤のシーンで、彼の機転の早さ、
ぶきっちょながらも優しい心根が知れるし、
ヤクザ相手に見せるあの刀無しの大立ち回りは、
笑える上にカッコいいのド真ん中!
一度捨て掛けた夢を取り戻せたのも、
彼の優しい心根が結んだ縁あってのことだ。
脇を固めるキャラも良い。
樹木希林や山崎努は重厚なのにユーモラス。
マジメで厳しいんだけどなんかズレてる院代様や、
キムラ緑子演じるお勝のチャキチャキした感じも楽しかった。
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劇中、倹約令の一環として“たかが縁切り寺”である
東慶寺を取り潰そうという流れがあったが、
金にならないという理由だけでこういう大事なものを
ないがしろにする風潮は昔から同じなのかしら。
今も昔も変わらぬ、様々な女性の抱える悲しみ、そして強さ――
そんな重くなりがちなテーマを、
テンポ良くユーモアたっぷりに綴った快作。
最初から最後まで気持ち良く笑って泣けて、
観終えてからも清々しい余韻に浸れる良い映画でした。
<2015.05.16鑑賞>
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余談1:
“粋(いき)”とは違うと劇中でも言われていた “あだっぽさ” という言葉。
“あだっぽさ” で調べても適当と思える訳が出てこなかった
が、堀切屋の言っていた『徒花(あだばな)』に近い意味
ではと思ってそちらを調べると、こんな言葉が出てきた。
・徒花:咲いても実を結ばない花。咲いてすぐ散る,儚い花。
成る程、堀切屋の旦那も、お吟も、夫婦揃って “あだっぽい” 。
余談2:
「『八犬伝』の続き読みてえなあ!」とかって、
こっちがちょうど新作映画を心待ちにする感じとかに
近いんだろうね。娯楽の少ない時代であれば尚更だろね。
なんだかここも現代と地続きな感じがして微笑ましい。
詰め込み過ぎでは?
今の日本映画、大泉洋をキャスティングした時点でもう60点は約束されたようなものでしょう。
その上この面白そうな題材。
これだけでもう70点はいってるのではと思えるほどだ。。
あとはこれに加点していくだけで、相当面白くなりそうな、昨年観た『超高速!参勤交代』的な痛快で儲けものの面白さを期待していたのだが…。
ところが本作は加点どころか減点に次ぐ減点…。
まず笑えないし泣けないし、困ったなって感じ。
原作は未読なのだが、もしかしたら原作を忠実に描こうとするあまり色々詰め込み過ぎて、どのエピソードも中途半端というか薄味というか、浅く広い纏まりのない作品になってしまっている。
ただダラダラとしたテンポでの143分は長かった。
あと言葉に統一感かない。
時代考証的に考えられた言葉を使っているのかなと思いきや、全く現代用語だろという言葉が出てきたりして、そういうところも気になって本作のノイズになってしまっていた。
そんな感じなので、ラストなんかもうどうでもよくなってしまって、今考えてみても、どのシークエンスがクライマックスだったのか?と首を傾げてしまうほどだ。
もしこれがテレビの全10話とかで放映したのならきっと面白かったのかなと思う。
ワンエピソードを掘り下げていくとか、話の舞台を東慶寺の中に絞るとか、じょごとお吟と信次郎に的を絞ってその他のエピソードはチラッと覗かせる程度に抑えておくとかしていたら、スマートで観やすい作品だったのに。
と思うのだが…。
めっちゃエエ!
面白かったんだけど
全5回くらいのテレビドラマで、ひとりひとりの話をじっくり見たいな…と思ってしまいました。序盤や橋下じゅんさんのシーンは特に、慣れない言葉があのテンポで流れてくると、どうしても「今のなんて言った?」ってなってしまう。
でも面白かったのは面白かったんだよなあ…また観るか、本買うか…
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