予告犯のレビュー・感想・評価
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なかなか良かった。
生田斗真が全ての罪を被って、仲間たちを助けるというのが、彼らに気づかれることなく行われており、素晴らしい脚本だと思った。
やっぱり最後にあっ、と驚く結末がある映画は評価も高くなる気がする。
マンガから映画化された数少ない成功例
伏線がしっかりしていて作者の熱意を感じる。
就職・正社員と派遣の扱いの差・社会の闇
就職氷河期を経験した自分には
とにかく刺さる作品だった。
その合間に見せる
人の優しさ・温かさ・気遣い・友情・絆
「ヒトも捨てたもんじゃないな」と思わせる描写や
見せ方がしっかり練られていて とにかく上手い。
ストーリーの吸引力が半端なく、テンポが良い。
最後の15分は、とにかく引き込まれる。
終わり方がどうなってしまうのか気になって仕方ない。
見た後も数か月後、数年後にまた見たくなる。
人生は綺麗事ではない
とても考えさせられるし、当たり前なんて無いんだと改めて感じました。一人一人が一生懸命生きていて、綺麗事では済まされないと感じました。きっと沢山の人がこの作品に色んな考えを持つんだろうと思いますが、私には今ある幸せを見つめ直すキッカケになったし、自分の基準は何に基づいて支えられて成り立っているのか、それを押し付けてはいないか、と考えました。また、SNSが普及している今だからこそ、先には何がいるのか、考え続けなければこの馬鹿げた世界は変わらない、と。素晴らしい作品です。意見を言うだけではなく動ける人になってやります。出会えてよかった、。ありがとう。
なんだこれ
よくもまぁこんなとっ散らかった構成に…
どれもこれも中途半端でダラダラと、、回想やネタバレもクソテンポ悪いし、全く感情移入出来ない。
警察ってネカフェの入り口でデカい声で宣言するもんかね?ブース番号まで分かってるならそこまで先行けよ。
その後のマラソンもマジで何がしたいのか分からん。息切れしながらのダラダラとチェイス…無駄に尺使いすぎ。
小松菜奈は可愛い。
キャストが豪華
内容は思ったよりかなり良い!
社会性のあるセンセーショナルな事件いじりかと思ったら
いや、思いやりの内容かなっと。
それにしてもキャストが豪華すぎる
脇役の
田中圭〔脇役か?〕
窪田正孝
それにー坂口健太郎!!可愛い笑
小松菜奈
メインの四人組もそれぞれにそれぞれのキャラがあってて
すごく良かった。
鈴木亮平は孤狼の血を見た日から
凶悪犯にしか見れなくなってしまったけど
この映画でそれがやっと消えたかも。
たまたま、Netflixで見つけて
みなさんのレビュー見て、観ることにしたんだけど
やはり家観だと
途中で寝てしまってた(^^;;
1番いいところで。。。
そんな退屈な映画ではないんです。
とっても引き込まれた映画なんだけど
巻き戻しして見直せるのが家観のいいところでもある。
なにこれ哀しい結末。 ハッピーエンド支持者だけど、必ずしも"イイ人...
なにこれ哀しい結末。
ハッピーエンド支持者だけど、必ずしも"イイ人"がハッピーになれるとは限らない世の中だということを思い知らされる。
困った時に頼れる誰か(自分の場合は両親)がいることのありがたさも身に染みた…。
いい意味で期待外れ
原作未読にて。期待せずになんとなく鑑賞。
体制VS底辺市民の社会派の重苦しい展開かと思いきや、
それほど重く描いてなかった。
復讐を中心にした話でもなかった。
予告の犯行内容も、
G食わしたり、ケツ〇に突っ込んだり、
犯罪は犯罪だが、凶悪事件ではなかった。
議員抹殺も、「社会的に抹殺」だし。
でも、そこが逆に良かった。
バットマンほど富と権力持っていない
ダークヒーローがやれる範囲はこの程度。
ていう現実感が良かった。
それでも今の庶民義賊にはネットという
武器と味方がいて・・・。
の、ネットの声を映画に出そうとすると
なんでこうもダサくなるんでしょう?
ニコ動風のコメントや、画面ポップアップのツイート。
たしか、もっとうまい使い方してる映画あったような
気がするが・・・思い出せない。
映画全体を通すと、魂のこもったセリフや、
頑張って生きることへの賛美、
絶望と戦う人間など、漫画チックな描写が
邪魔でした。
多分この原作作者は底辺市民を分かってないし、
監督はネット民を分かってないんだろうなと思う。
とはいえ、この映画を見るのは底辺市民でも
なければ引きこもりネット民でもないので、
丁寧に描く必要はないのだが。
【サスペンスとしての見応えとヒューマンドラマとしての切なさが織りなす見応えのある作品】
・2015年公開の日本のサスペンス映画。
・ある日突然ネット上に現れた新聞紙を被った男(生田斗真さん)は「明日の予告を教えてやるー」と犯罪予告をし、それを体現する。犯行の対象は法で裁かれないが身近で人を傷つけたりすような人々。そのうちに世の中から「シンブンシ」と呼ばれ人気を集め、次第には模倣犯まで出る程の社会現象に。それを追うサイバー犯罪対策課の吉野(戸田恵梨香さん)。シンブンシの犯行の目的は一体何なのか、どのような結末を迎えていくのか という大枠ストーリー。
※鑑賞後に知りましたが、漫画原作の映画のようですね。ただ、漫画を知らなくても、いやむしろ知らない方が楽しめるかもしれません。
[お勧めのポイント]
・結末を予想できないサスペンスとしての見応え
・切なすぎる物語
・絶望の中にも希望を見出す台詞
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語・演出]
・物語の導入は第三者の視点で「シンブンシ」を謎めいて魅せ、序盤で「シンブンシ」の視点に変えて彼の過去や現在の状況を魅せ、中盤で「シンブンシ」の動機を徐々に明かしていき、終盤には衝撃と切なさをしっかり与えられるように魅せる部分と魅せない部分をしっかり分けて、ラストで落としてくれる。いやぁ、素晴らしかったです。何気なく選んで視聴した映画でしたが、まずサスペンスとしての満足度がかなり高かったです。
・さらに、終盤戦では涙なくして観れない切なさが潜んでいます。なぜ、シンブンシがこんなことをしているのか。その動機も切ない。彼が向かう先も切ない。どうしてこんな状況にならなければいけないのか、という不条理さに共感できる切ないヒューマンドラマ要素もしっかり感じます。
・原作にあるのかないのかは不明ですが、とても刺さった台詞があります。
「それが誰かのためになるなら、どんな小さなことでも人は動く」
・これは作中である人物が起こした行動の動機として語られている言葉なのですが、現在の世の中を風刺しつつも、希望のある台詞に聞こえました。対面で人と接する機会が少なくなり、物理的な「孤独」が増える中だからこそ、「誰かのためになら動ける」という動機を多くの方が秘め持っているのではないかと思います。それが、善悪関係なく、この映画で発生している小さな出来事のきっかけにもなっているし、逆にそれをみんながよい意味でこれからに利用していけば明るい未来すら築くことができる。ポジティブにもネガティブにも利用できる真理をついている台詞のように思いました。
[映像]
・敢えて手振れ感のあるカットが多いのが、よりリアリティを感じて好きでした。
[音楽]
・割と王道といいますか、安定感のあるBGMや効果音だったと思います。踏切のカンカンカンと映像と溶け込ますモンタージュのように使ってみたり。違和感も全くなく物語を形作っていたと思います。
[演技・配役]
・生田斗真さん、すごい演技でした。第三者視点で魅せる導入時、「シンブンシ」の演技がぎこちなく見えたんですよ。ただ、彼のバックボーンがわかるとそのぎこちなさの理由がよくわかりました。ああ、これってあえてだったんだろうなって。そしてラストには滅茶苦茶カッコよくなっている。まるで最初はかわいく見えないのに、終盤では滅茶苦茶可愛く見えてくるハリウッド映画の女優のように、一本の映画の中でこちらの印象を変えてくれる演技だと思いました。
・戸田恵梨香さん演じる吉野があるシーンで「そんな(人を思いやるような)思いがあるなら(あなたもまずは自分に対して)助けを求めればいいでしょ!」と叫ぶのですが、そうは叫んだもののでもそれができない現実もあると理解している自身に矛盾を感じながらそう叫ぶしかない行き場のないモヤモヤ、を戸田恵梨香さんの「間」から感じました。そしてそのモヤモヤを振り払うかのように台詞を続ける。うーん、何とも言えない気持ちになりました。表現の意味の真相は定かではありませんが、そういう細かな部分も台詞ではないところで演じられているように見えてさすがだなぁと感じました。
[全体]
・私がこの映画の根底に見たものは「どうにもできない行き場のない憎悪 世の中全てに対する憎悪 でも、実は自分自身もその中の一部であるという葛藤」。それを悟ったシンブンシがかっこよすぎる。でも切ない。。。
・物語の部分でも書きましたが、考えさせられる台詞が多かった印象です。
「頑張れるだけ幸せだったんですよ、あなたは」
・これも、これまでどこかで聞いたことのある台詞なんですが、この映画で語られるからこそ、強い意志を持つよ卯に思いました。
・総じて、社会のモヤモヤとシンブンシの物語を通じて感じ取ることができる映画。でも、深入りはさせないようにできてる映画。だからこそ、客観的に「今一度、じっくり世の中を見渡してみて、そして、私自身はどう行動していくべきなのか」、ということを自然と考えさせてもらった映画に思えました。
・たまたまですが、出会えてよかった映画です。いずれ再鑑賞させていただきたいと思います。ありがとうございました。
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#全体3.6 #物語3.7 #演出3.6 #演技3.6 #配役3.6 #映像3.5 #音楽3.5
いやキャスト豪華すぎてびっくり
2015年の映画だったことにあとから気付いたわけですが。
2022年現在、主役はれるような実力派俳優さんがこれでもかってくらい脇役してます。先見性ある映画ですねこれ。
え?ここで鈴木亮平?
え?ここで窪田くん?
え?ここに田中圭?
いやびっくり。滝藤さんもいるし。
文句なしのキャストなので非常に観やすい映画でした。
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