劇場公開日 2015年6月6日

「色々と考えさせられる」予告犯 昴 晃一郎さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0色々と考えさせられる

2015年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

難しい

色々と考えさせられる映画でした。結構、複雑な心境・・・

主人公はIT企業で派遣として働いていたが、そこが実はブラックだった。
主人公の頑張りに反して、上っ面は兎も角、内面は酷い上司や周囲の人々。

やがて、主人公は身体を壊し、入院→退職。。。

【もう、ここまでは自分が実体験しているので主人公に感情移入し過ぎてしましました。】

退職後、主人公は新たな仕事探しをするが、上手くいかない→やがて、人生は下降の一途を辿ります。
社会の最下層で仕事をしながら出会う仲間たち。
そして訪れる仲間の不幸・・・そして、主人公たちは立ち上がる。ただ一つの願いの為に。

後はもう、現代社会の闇全てを全開にストーリーは進んでいきます。

ラスト30分は泣かされました。。。主人公、それは余りにも哀しい人生じゃないか!
(でも、わかるんだ俺は・・・何故、そうしなければならなかったのかは)

一つ間違えれば、自分もそうなっていたかも知れない・・・でも、自分は一人じゃなくて良かった。立ち止まれた。

いい作品です。でも、難しい作品です。
特に病気してる人は覚悟して観て下さい。結構、ひきずります。

☆4

昴 晃一郎