「薄ら寒い…」予告犯 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
薄ら寒い…
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映画の内容を考えるに、これを某国営放送が母体で制作されるのが、なんだか気持ち悪い。
日本はダメだと。
学歴格差なのかエリート意識なのか、それに基づくいじめのようなものが横行している設定…。
あくまで設定だけど、あっても不思議じゃないと感じてしまう実在の社会。
で、
そんな中、国が営む情報発信機関が、この続編を流すという…。
なんたか、腑に落ちない展開だ。
国としての懐が深いのか、懐柔して、そんなものは妄想だと発信するつもりなのか…。
この作品自体にも、なんだか、そんなちょっとした不整合さを感じてしまう。
むしろ…テレビシリーズへの長い布石だと言われれば、そうなのかもなと思える。
いわゆる、完結したように思えないのだ。
なんかもっと、この混沌とした社会を引っ掻き回してくれるのかと思えば、全然そんな事もなかった。
そこらへんも、今を表現してるようで、やっぱり総合的に薄ら寒い。
人間に希望を抱きつつも、絶望してるかのようだ。
そうなのだ。
結局、IT会社の社長がやってる事と主人公がやってる事は根っこは同じように思うのだ。
自分の周りにいる人だけを大事にした。
だから、なんだか気持ち悪いのだ…。
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