「原作の力がつよい」予告犯 rireさんの映画レビュー(感想・評価)
原作の力がつよい
「努力できるだけ、幸せ」という予告犯の言葉も、「努力すればよかったんだ」という刑事の言葉も、どちらも正しくて、何が正解なんだろう、というようなことが結構突き刺ささって、考えさせられた。
役者陣もだいたい上手。ただ、彼らの演技に引き込まれたというよりは、原作の良さゆえという気はした。圧倒的な演技力、みたいな人はいなかった。ドラマっぽいというか。
でも、綺麗にまとまっていたし、作品としてはよかったと思う。
映画館で見る価値、ということで言うなら、生田くんファンか、原作ファンか、ブラック企業に勤めた経験がある人、向けかと。生田くんは上手い。でも、もう一歩踏み込める役者になれそうだし、なってほしいなと思う。一度観ればいい。
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