「永遠。」ザ・ウォーク mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
永遠。
ある人にこの映画の話をしたときに、「そんなん映画になるの?」と言われた。僕の話が下手なのを差し引いても、そういう題材であるということか。
しかし、ロバート・ゼメキスは持てる技術を駆使して、この冒険野郎の物語を見事に映画にしていた。
僕にしては珍しく3Dで観たのだが、綱渡りのシーンでその威力を発揮していた。
フィリップ(ジョセフ・ゴードン=レビット)がワールドトレードセンターの綱渡りにとりつかれた理由はよくはわからない。気がつけば、彼はそこへ一心に向かっていた。
いろいろな人が彼の無謀な挑戦を後押しし、協力もし、そして成功する。
フィリップがワールドトレードセンターが見える自由の女神のトーチに立ち、我々に語るという構成をとっており、それも功を奏していた。
フィリップはのちにワールドトレードセンターの展望台への無料パスをもらう。普通は期限があるのだが、彼のパスにはその期限に線を引き、代わりに「forever」と。
これは切なすぎる。
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