泣く男のレビュー・感想・評価
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血飛沫満載
前半一時間がドラマ性にしてるのはなかなか良いね。
待ってからのアクションシーンはやはり興奮する。
しかも、この監督のアクションシーンは巧みさを持っていてなんとも見易い。しかも渋い!
ナイフのアクションはこの監督がピカイチ。
できたら銃撃戦じゃなく、『アジョシ』的なナイフアクションをもうちょっと見たい。ここは次回作だな。
そしてやはり相変わらず、悪役にもドラマがあるのは素敵。非道で強いのに友情部分があるとか痺れますわ。
ラストも賛否別れるかもだけど…あれが一番良いと思うけどね。
まさか韓国で『シューテムアップ』的なアクションが見られるとは思わなかった。
とにかく満足。その一言で十分な作品だ。
マフィアの一員として殺しの任務についたゴン。 しかし、そのミッショ...
マフィアの一員として殺しの任務についたゴン。
しかし、そのミッション中に幼い少女を誤って殺めてしまう。男は自分を責め、次のミッションで足を洗おうとしていた。だが次の殺しの標的になったのは前回殺した娘の母だった。男は娘を失い嘆く女を殺すことができず、娘を殺したことを隠しつつもマフィアを敵に回し女を守る。マフィアの仲間はゴンに戻ってくるように誘うも、ゴンは断る。だがもし女が原因で戻れないならと、女は再度マフィアに命を狙われる。ゴンは女に自分を殺させ、娘は自分が殺したことを明かす。
アジョシと同じ監督と言う事で観に行った。相変わらずテンポいい格闘シ...
アジョシと同じ監督と言う事で観に行った。相変わらずテンポいい格闘シーン、特にアキレス腱を切るシーンは韓国映画流行りなのかな❓チャンドンゴンがエレベーターで降りて行くシーンは奈落の底に落ちて行くようでようで良かった。今後も期待する監督です。
ハリウッドレベル。
「泣く男」見ました。
とてもおもしろい。激しい。悲しい。
アジョシもかなり好きだが、これもやっぱりイイ。
展開がかなりショッキングです。
特に主人公が引きこもるキッカケとなる少女の場面と、ラストの主人公の末路。この衝撃は韓国映画特有だし、これが見れただけで天晴かな。
とくにラストはやられた。けど、不満があるとしたら中盤〜ラストバトルへの流れが異常なくらいダラダラダラダラしてる。
そこは退屈で残念だったけど、ラストバトルはその不満を吹き飛ばすくらいの興奮。ここはハリウッドはフランスの映画と遜色ないクオリティ、むしろフランスのドンパチ映画より数段完成度が高い。
とりあえず大ピンチのドンゴンなので、打ち合い(がんばれドンゴン!)→静まる(どうするドンゴン?)→打ち合い(がんばれドンゴン!)→静まる(どうするドンゴン?)という"間"を上手く作っていて、テンションの高低を上手く使う事で全体のテンションを上げるという作りは秀逸だと感じました。両手に2丁ライフルみたいな力技がなくても魅力的なガンアクションは成立するという手本のような出来。
あとは何と言っても演者の顔が良い。
ヒロインは奇麗とは思わなかったけど、主人公や敵もシュッとしててカッコいい。敵がふざけた感じの映画って個人的に嫌いなんですよね。特に「ダニー・ザ・ドッグ」「哀しき獣」みたいな小太りのおっさん。この映画の敵達はそういうのがなくてスマートで、チャンドンゴンと対に見える。この映画を成功とするなら、ここは大きなポイントだったと思う。顔で言うと印象的なシーンは、終盤のアパートアクションで敵をシャシャっとナイフで斬りつける時の顔。ブルース・リーのアチョ〜!の時の顔みたいヤツ。あんな顔でシャシャっとやられて面白くない訳がない。
いろいろ書きすぎて何が言いたいのか忘れてしまいました。
とりあえず娯楽作として最高の出来なので、見て損はないし、みんなチャンドンゴンが大好きになる事間違い無し。
完璧で素晴らしいノワール作品。
悪人である主人公がなぜこんなに良い人に見えるのか。
感情的なキャラではないのになぜこんなに熱く伝わるのか。
少ない言葉でものすごく奥深い物を描き出す、ノワール映画として素晴らしい作品だった。
母親をテーマに最後まで貫いた所が良かった。
それによって死体がゴロゴロしている作品なのに逆に生の重さを感じる事ができる。
これが邦画だったらゴンがモギョンに横恋慕して最後は庇って死ぬ…という野暮なオチになるんじゃないだろうか。
母親というテーマにはモギョンの認知症の母親の存在の描写もかなり大きな役割を果たしていると思う。
また、チャオズとの複雑な友情も描いているし、キム・ヒウォンの演じる悪役とアメリカ勢の悪役との対比も面白く、キャラクターに無駄が無い。
タイトルも絶妙だと思う。
どこで泣くんだろう?と気になっていたが、まさかあそこで泣いていたとは…。
たったワンシーンだがあのシーンがゴンの感情と人生を全てを物語っていると感じた。
おかげでエンドロールが終わっても涙が止まらなかった。
切なすぎるラストに賛否必至。血塗られた哀しき運命。
【賛否両論チェック】
賛:主人公が要所要所で下す決断がとても切なく、思わず胸を打たれる。アクションも豊富で、観ていて飽きない。
否:完璧な殺し屋の割に、妙に感傷的な主人公には違和感がある。終わり方も好みが分かれそうな所。グロシーンも多数あり。
冷徹で完璧だったはずの殺し屋が、「少女の死」という事件をきっかけに心変りしていく様が、とてもリアルに描写されていきます。そこまで感傷的になる姿に、どうしても若干の違和感はありますが、それだけ彼の中で「家族の死」というものが、相当重要なものだったんだと思います。タイトルの「泣く男」という言葉の意味も、最後の最後でようやく理解出来ますので、最後まで注目して観てみて下さい。
アクションは本格的かつ過激で、グロテスクな描写も多数ありますので、その点だけご注意を。
監督、役者、設定の期待値に対して物足りなさを感じた作品。
良かった…とは手放しで言えず。
映画「アジョシ」のイ・ジョンボム監督作品にしては物足りなさを感じる作品でした。
物足りなさの源泉は設定と展開。
映画「アジョシ」にグッときたのは主人公のチャ・テシクの素性が分からなかった点。
幼女と可愛そうな母に同情して優しさを見せる彼。
体格の良さや底知れぬ雰囲気はあるものの真の姿は見せない。
そんな彼が溜めて溜めて溜めて…鏡の前!!
その急激な落差にグッときていました。
対する本作は冒頭から素性も手際もフルオープン。
周りの評価や対応で主人公ゴンの強さが丸見え。
彼の心境の変化で落差を生み出そうとしていますが。
如何せん冒頭から優しさが見え隠れしているためカタルシスには至りません。
幼子を殺したことに何一つ感情を動かされないが…という展開の方が良かったやもしれません。
随所に差し込まれる英語の遣り取りもガッカリ。
米国で親に捨てられた彼が英語も、母国である韓国語も、という設定は分からなくはないですが。
言葉の壁的な個所は大抵シックリ来ておらず無駄な場面のように感じてしまいました。
特に御手洗の場面、本当に必要な場面でしょうか??
アクションシーンも何処かモッサリ。
中盤の古い集合住宅内での戦闘は流石韓国映画という部分がありました。
特に玄関前での何度も突き刺す場面はグッときました。
また高低差のある銃撃シーンも迫力があって良かったです。
が、終盤の戦闘は無駄に冗長。
今更ダイ・ハード的な他チーム鬼ゴッコを見せられても。
主要人物一人一人に見せ場を作ったが故に変に長くモッサリしてました。
何より腹落ちしなかったのが話の中心となる妻チェ・モギョン。
彼女が話に絡んでいるようで、あんまり絡んでいない。
巻き込まれ翻弄される彼女が助言を得て立ち上がる場面。
本来はアガるはずなのですが。
それまで蚊帳の外におり状況も然程呑み込めていない彼女の行動には然程アガらず。
行動の対象となる相手の選択を間違えたのではという感すらありました。
監督、役者、設定の期待値に対して物足りなさを感じた本作。
敵役のキム・ヒウォンは相変わらずイイ顔をしていました。
この何処か卑屈で凶暴性を秘めた顔のインパクトは作品に華を添えていました。
それ以外の役者の顔力は総じて並程度でした。
「チャン・ドンゴンガ、トゥキダカダカラー!」の方。
オススメです。
泣く観客…コレジャナイ!ってね涙
「アジョシ」の監督の新作!て事で期待で胸をパンパンにしての鑑賞。
…なんだけれど、「アダタノコトガ、トゥキダカダカラー!」と手放しで言えない、そんな一本。
正直に言えば「凡打」なのがとにかく無念。
キャラの造型もストーリーにも、目くじら立てる不備は無いし。
ドンゴン氏の病んでる風な眼が印象的な演技を始め、出演陣は凄く良かった。
演出・画面の魅せ方も良かった。
なのに…
アクションの演出がとにかく残念なのが!涙
無口な主人公を選んだ物語の説得力がへし折れるお粗末さ。
「アジョシ」で感嘆した肉弾戦然り、監督推しの銃撃戦然り。
やってる事は本格的なのは、観ていて分かるんだけど…
例えば肉弾戦。
チャカチャカとして何してるのか解りづらいカット割りと適当な繋ぎ(最近だと「96時間2」が正に)
その魅せ方が、一昔前のハリウッド映画みたいに退化したのはどうなのか?
銃撃戦もこれまた然り。
凄いらしい銃器、普通のマンション、高低差等を活かしてるのは分かるが…
姿丸見えで屋根の上から狙撃、とか。
隣棟のライフル相手にショットガンで応戦とか(ま、10mくらいだからアリなのかもしれないんだけどだったら敵が最新鋭のライフル用意する意味が?)。
とにかく「雑味」しか感じない(邦画チックなんだ苦笑)…
「アジョシ」で惚れた、「物語とアクションの両輪」が出来なくなっているとはどういうことなのか…
「主人公が強い」事を伝えるだけなら、省いても成立するクオリティだったのがとにかく悲しくて。
作品としては及第点なんだが。
監督に対する期待から、ガッカリ。
ドンゴン氏を推し過ぎて、たかが六つ折の紙のパンフに値段をつける日本配給のヤル気にガッカリ。(いや、正確か)
「レオン」をもう一度!と言って、ベッソンにはもう無理だったのを知っているけど…
監督、そうならないで!と思わずにはいられない作品。
あ、出来は良いんですよ?
亡き母の面影に似て…
さすが韓国映画のえげつなさは良いわ〜と思いながら、でもやっぱりちょっとウェットに過ぎるかな、とも…
しかし、なんとなくモヤモヤしてたのがラストシーンでやっとはっきりしました。
自分が救えなかった亡き母を重ねてあんなにも必死に戦っていたのかと。やはりさすがさすが。
思っていたよりも平凡な作品だった。
孤独な殺し屋を演じたチャン・ドンゴンは文句無しにカッコいい。
でも、それだけの作品。
アクションも平凡だったし、ストーリーも少々雑な印象だった。
『アジョシ』の衝撃を期待したが、叶わず。
コン・ユの『サスペクト』の方が数十倍面白かったな…
アクションよかった
主人公のゴンが、生きる希望を失っていながら、それでいて超強いところがなんともかっこよかった。
アクションが素晴らしかった。特に団地を舞台にして、前からも後ろからもスナイパーが狙っている絶対絶命な感じはとても面白かった。前後左右だけでなく上下の動きも活かしたアクションはすごくスリリングだった。
組織が、子供の母親の命を狙う意味が全然分からない。しかも警察にばれているにもかかわらず執拗に狙い続ける意図が不明すぎる。さらに、背中を打たれているゴンにその指令を下すのもどうかと思う。重症を負っている人がいいパフォーマンスをできると思えない。
しかもその組織のボスは、ゴンへの殺害指令を下すのだが、そんなに簡単に味方を殺させるような組織では、他の部下も疑心暗鬼で忠誠心を抱きづらいのではないだろうか。
ヒロインの会社の、社長か何かが犯罪組織も運営していたのか、ごちゃごちゃして関係がよく分からなかった。
ゴンの母親も、韓国であかすりをしていた人とアメリカでヤク中の売春婦みたいになっていた人が同一人物なのかよく分からなかった。
冒頭で子供が誤射で死んでしまうのだが、かわいそうすぎる。物語を盛り上げるためにそんなことしないで欲しい。
アクションがとてもかっこいい割に、いろいろ腑に落ちないところやごちゃごちゃした人間関係が分かりにくい、惜しい映画だった。
相変わらず韓国映画の重量感。
のっけから殺し屋が少女を誤って集団殺しの真っ最中に殺してしまうという衝撃のスタート。しかし、殺し屋は少女を巻き添えにしたことを悔やみに悔めずその母親をも殺す指令が出たが後悔の念から指示にしたがえず、一転裏切り者へ。
母を守る、って言って微妙にほったらかしなのがすごい。よって、母親も傷だらけです。襲ってくるのがプロの殺し屋ばかり。銃撃戦も殺しのシーンも実にエグい描き方。おまけに少女以外は全部悪人。警察も全く役に立たないのもすごいです。
集合住宅の銃撃戦なんてすごい迫力です。
ラストにはしっかりと男の友情も店、少女殺しの罪もつぐない、実に男泣きできる終わり方でした。
グッ!とくるけどナミダはでませんが…
チャンドンゴン、すごいです。
迫力の眼力と男泣きのかっこよさ。どこからどうみても主人公のゴン。ドンゴンの面影はありませんでした。
悪人とは殺されても仕方が無いものなのか
ターゲットであれば何の躊躇いもなく殺す主人公。誤って少女を殺し、贖罪のミッションに命を投げる。
手で絞め殺すのと、爆撃機のボタンを押すのでは罪悪感の大小が異なると言います。そのような類の悩みなのか?善人を殺すと、奪ったものの大きさなどを感じてしまうのか?私が殺人に身を置くものでないからなのか、 主人公の痛みを上手に想像できませんでした。
アクション控えめでした。
シンプル極まりない邦題からは想像がつかない美しくも血塗れな韓流ノワール
少女を守る為に命を賭ける元特殊工作員の質屋さんのお話を血みどろに描いた傑作『アジョシ』の監督イ・ジョンボム、今度はうっかり少女を死なせてしまった殺し屋が少女の母親を守る為に命を賭けるというこれまた血みどろのお話。韓流イケメンが大好物なシルバー料金対象マダムが観客の大半を占めていて、客席には加齢臭漂う異様な空気でしたが、おそらくこの素朴な邦題に釣られて入場されたのでしょうね、英題は”No Tears for the Dead”なんですけど。
映画は期待以上に血みどろでチャン・ドンゴンの悲壮感に溢れた激情が迸る傑作でした。『ダイ・ハード』リスペクトが漲るガラス片の雨霰の中でもんどりうつ『レオン』リスペクトな男女が震えるくらい美しかったのですが、やっぱりマダムの皆さんはドン引きでした。
罪の意識との戦いと決着
ユミという女の子を殺してしまったゴンが、その罪の意識、そして自らの過去と向き合い、自分の中で最も納得のいく決着をつけようと無謀な戦いに身を投じていく。
特に、最後にユミの母、モギョンに自分を撃たせたシーンは、モギョンにとって最も良い決着を目指したものだと思う。
モギョンを助ける者として命懸けで敵を排除し、モギョンの娘の仇として自らの命を投げ出すゴン。
あまりにも真っ直ぐである故、ゴンはこのラスト以外の結末を選べなかったと思う。
ただ、モギョンにとって最も良い決着は、すなわちゴンにとっても最も良い決着だったのではないか。
哀しみに溢れた作品であるが、全てが悲劇という訳ではなく、観終わった後にある種報われた感覚が残る作品であると感じた。
レオンの韓国版ポイのかなと勘違い…
チャンドンゴンは、なかなか渋い役どころでしたが、泣くと言うワードがあまり結びつきにくい内容だった。銃撃戦はそれなりかな…もう少し子どもがらみの愛憎が、から見込むと思いながら最後まで観てしまいました。レオンとはまったく別物でした。
泣くな~
チャンドンゴンさんのゴン役は、とてもよかったと思うのですが、「泣く」と言うテーマが、どうにもいただけませんでした。
アクションは、それなりに良い所も見られたのですが、撃ち合いが主で特に特徴がなかったと言うかもうひとひねり欲しかったです。
グロイので食事の後に見られる事をお勧めします。
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