劇場霊のレビュー・感想・評価
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ホラーとしても成長譚としても微妙
ホラー映画の体裁で語られる舞台女優の成長譚、と言えば聞こえはいいが、ホラーとしても成長譚としてもあんまり出来はよくない。そもそも「動かない」ということによって不気味さ、おぞましさが担保されていた人形が、結局最後には身も蓋もなく動き回ってしまうというのは風流に欠ける。ホラー要素を差し引いた後に残る成長譚もそれ単体では何の魅力も面白味もなく、素朴な勧善懲悪の論理に従って登場人物たちが死者と生者に振り分けられていくだけ。また自分の自我と役者としての自我の混線というテーマなら澤井信一郎『Wの悲劇』の方がよっぽど面白い。
台詞忘れた諏訪太郎
人の台詞まで覚えている沙羅(島崎)は主役の篠原葵(高田)が墜落事故で入院したためにまもなく主役の座を射止めた。しかし、沙羅もまた人形の恐怖を味わって稽古を台無しにしたため降板。そして香織(足立)が主役のエリザベートを・・・ そこまでは人形のおかげで怖さを感じられたのに、そこからはまるでお化け屋敷アトラクションとなってしまう。和のテイストは充血した目だけで十分。首が回ったり、裏返しになって這いつくばったりと、貞子のイメージが強くなる。結局は秋元企画でアイドルを売り出すための映画だったか。中田監督もしがらみがあって大変ですね。 人形制作の吉田良さんが一番えらい!こんな人形が家の中に置いてあったら、それだけで小便ちびっちゃいそうです。
もう少しやる気を出して欲しい系のアイドルホラー
大前提として、モノはアイドルホラーです。 アイドルホラーでは、評価してはいけない点として3点あり、俗に三種の神器と呼ばれています。 ・演出の酷さ ・脚本の酷さ ・演技の酷さ なぜならば対象顧客は上記を判断できる層ではないからです。 主演のアイドルが、映画に出ている。これだけでアイドルホラーは満点なのです。 たまに、アイドルホラーでも三種の神器を無視して、一般作と渡り合えるモノがあります。 残念ながら本作はそうではないので、映画評価サイトという性質上、星は確定で1になります。 4とか5は、出ているアイドルのファンがこの作品のレビューだけをしているアカウントが大半ですね。 統計から外してもらいたいものです。 唯一この映画で文句を言いたいのは、そのゴミクズのような反吐が出る広告宣伝手法です。 ホラー好きも観ざるを得ない「女優霊との関連を匂わせる題、キャッチ」は、明らかにアイドルホラーの元々の顧客層以外を確信的に騙すためにやっているでしょう。 本当に汚い。 棲み分けをするべきであるのに、商業的成功を狙ってゲロしゃぶのような広告をするのは万死に値すると思います。 そんな性根の腐った秋元康とその仲間達には、もう映画界と関わってほしくないと思います。 作品内容自体は星1ですが、上記の点で本当にため息が出ます。
どうした、中田秀夫。
最恐「女優霊」の再来と期待するも、序盤から主役演技の稚拙に鼻白んだ。 呪われるのは、題名から劇場空間と想像したが、ターミネーター的にノロノロ彷徨うマネキンだけなのね。 どうした、中田秀夫 。
霊よりか人形がこの映画の災い。
売れない女優が舞台オーディションに合格。 舞台に出る薄気味悪い人形が女優やスタッフに災いをもたらす。 やりたい展開は分かりますが、ストーリーの前半が演劇使ったあるある話。 人物相関図がまず面白くない。ありきたりな人物設定と繋がりで工夫があればと残念。 1番のつまらなさの原因は襲う人形。これも工夫足りず。 目を使う一部面白いシーンはあるものの、人間を襲う&恐怖に落とし入れるシーンは安っぽさを感じる。 蹴飛ばせば倒せるレベル。恨み節も無し。 コメディにも感じるレベル。 もっと恐怖が重く、もっとドロドロしくして貰いたかった。 死体もなんだかな〜💦 柳ユーレイなども出ていて、B級を思わせる作りは逆にこの作品にはマイナス要素だと思うんだけどな。 公開劇場数多かった割に興行収入コケた理由も分かる。 星評価はぱるるが意外にも演技頑張っていた部分に⭐️✨ ぱるるは悪くないww
和製チャッキー
魂が乗り移った人形が人間を襲う典型的な映画。島崎遥香,足立梨花,町田啓太,小市慢太郎が出演。あの中田秀夫監督なのですが,あのリング には遠く及ばないレベルですね。パルルもパッとしないレベルでした。
人形が主役?!
ぱるること島崎遥香が素人感ありつつ唯一まともに見えた作品。コレ見てるとホラーは主演が命なんだと思わせてくれるよね。全然怖さをおぼえませーん笑 なんか途中から人形の方が気になってぱるるが助かるとか死ぬとか一切気にしなくなったゲド、これホラーに置いては致命的だよなぁ。
タイトルからして期待して観るようなもんじゃないのはわかってた。 な...
タイトルからして期待して観るようなもんじゃないのはわかってた。 なのですごくハードル下げて観たにもかかわらず。 なんだこれ。 また時間を無駄にした。 くだらないどころではない。
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自宅にて鑑賞。『クロユリ団地('13)』のヒットを受け、企画:秋元康×監督:中田秀夫×主演:AKB48メンバーによる新作。ガチガチのステロタイプ乍ら、20年前との設定のいきなりのファーストカットに驚かされる。濁った色味に支配された屋外や日常の描写、ボソッと吐き出される科白とその間等、監督はこのジャンルに適したじめっとした雰囲気や湿っぽい作風が得意だと思う。そして『鮮血の呼び声』より『ガチで怖い動画』ってシリーズ(作中登場するのは「2」と「3」)の方が気になり、観てみたくなった。ちょうだい。60/100点。
・同じ監督の作品ではないが、関連作で同じく舞台女優を主役に据え、製作やその周辺を扱った鶴田法男の『リング0 バースデイ('00)』を想起して、無意識の内に比較してしまう。良し悪しは別にして本作の場合、どうしても舞台より人形が際立った内容となっている。
・ネタバレとして、人形と同性ばかりが吸い取られると云う違いはあるが、今やこのテの描写の定番とも云えるT.フーパーの『スペースバンパイア('85)』を彷彿させるシーンがあった。クライマックスでは、市川崑の『犬神家の一族('76・'04)』の“犬神松子”みたく、キャストに何等かのアクションを附けた方が良かったかもしれない。
・脚本の二人を始め、『クロユリ団地('13)』のスタッフ陣が多く参加しており、中でも監督作でよく起用される川井憲次の音楽も相変わらず映像の邪魔をせず効果的で佳かった。亦、何度か登場する大雨も小道具として活かされていた。
・恐怖度を含め本作の悪評は多いが、それ程酷くはないと思う。惜しむらくは、前半の曰く付き人形を因果とした件りに反し、町田啓太の“和泉浩司”が暗躍する予定調和な謎解きに入った途端、やや煩雑でテンポを殺してしまい、縺れたその儘クライマックスに雪崩込むので、纏まりが悪く映るのが残念だった。
・全ての演者の科白を短時間で覚えられる能力を持つ主人公の設定は、有名な美内すずえの漫画『ガラスの仮面』に登場する主人公“北島マヤ”を想起した。実際にこのタイプの役者は存在するらしく、柄本明は自分が登場するシーンの全ての演者の科白が入った状態で、現場に臨むと聴いた事がある。
・話題になった“水樹沙羅”の島崎遥香、大きく眼を見開いた表情が印象的な上、熱演は伝わったが、歩き方や食事、視線の動き等、何気無い普段の自然体の演技に少々難有りに思え、その意味でツンッとすましたスター“篠原葵”の高田里穂の方が佳かった。
・“錦野豪太”の小市慢太郎は、メリハリのついた科白回しに、インテリっぽさが残ったねちっこくいかにもと云った嫌味があり流石。“えりこ”の土村芳やプロダクション社長の広岡由里子、“児島敬一郎”の中村育二、刑事のヨシダ朝、鑑識で中田組常連の柳憂怜、更には同じく常連の芹沢礼多等々、他にも脇を固める方々に存在感があり、巧い人が多かった。
・画面の発色に拘り、全篇敢えてフィルムにより撮影されたと云う。ただやはりこの監督は、少々イカレ気味な脚本の高橋洋とのコンビによる新作が観てみたい。
・鑑賞日:2016年6月15日(水)
こわくない、演技へたくそ、斬新さもなし。なんかのパクリだらけ。オチ...
こわくない、演技へたくそ、斬新さもなし。なんかのパクリだらけ。オチもベッタベタ。こんなのに制作費がかかってるのかと思うと、哀しい。
怖くないホラー…
こんなに怖くなくて、面白くない映画は久しぶりです…といったら申し訳ないのですが、私の正直な感想を残しました。 多分、人形が美しい余りに、恐怖心を半減させているような気がします…。 ぱるる頑張ってるのですがね…惜しいですね。 リタイアしてごめんなさい。
こわくない、演技へたくそ、斬新さもなし。なんかのパクリだらけ。オチ...
こわくない、演技へたくそ、斬新さもなし。なんかのパクリだらけ。オチもベッタベタ。こんなのに制作費がかかってるのかと思うと、哀しい。
ホラーの怖さは見えない恐怖にあるのにそれが後半、あんなに暴れまくっ...
ホラーの怖さは見えない恐怖にあるのにそれが後半、あんなに暴れまくっちゃねぇ。それに、霊さんの目的それだけかい。
ぱるる悪くないけど、目を見開くだけの驚きかたは、どうかなあ。
なにこれ怖くないつまんない
星0.5はチョイ役で出たベテラン俳優さん方の演技に対する敬意です・・・
あ、あと、エリザベート・バートリという題材のチョイスと衣装のセンスもそこに入れておこう。
というか主演がAKBアイドルなら最初からそう警告してよ・・・
「超大根!」とは言いませんが「輪廻」の優香のド迫力演技を見た後では・・・うーん。物足りない。
以下ネタばれ(バレても特にがっかりしないネタです)
単に、呪われた人形が人を殺すだけの話です。
蒸し暑い夏の夜長、ジャパニーズホラーでも観て涼しくなろうと思ってたのに・・・(電気消して、フルスクリーンにして、こっちの演出だけはバッチリw)
全く背筋は凍らず、でも途中で投げ出さない主義なので、何箇所かは音声だけ聞きながら通販サイトを観て耐え続けました。
素人でも「あーあ、ここでいきなりオバケ出てくれば怖いのに」と突っ込まざるを得ない空っぽな瞬間がいくつもあった(あえて騙すとかそういうレベルではなく・・・本当にただただ何も起きない。)
プロットにも突っ込みどころ満載。
1.幽霊の動機が弱すぎる。自分が勝手に事故って死んだのに無関係な人間ねたみすぎ、殺しすぎ。
2.主役1号も2号も稽古の時点で人形の異変に気づいてたのに最後の子だけ何故本番までこぎつけたのか。
3.エクソシストの「首回し」が起きた時はさすがに吹いた。
4.最後、なんで破壊したはずの人形がまた綺麗な顔(首オンリー)で復活しているのか。せめてあそこで「ふっかーつ!!」って叫んで物凄いスピードで主人公に襲い掛かるエンディングとかなら良かったのに。
マネキンにゆっくり追いかけられるのが怖い方は怖いかも知れません。
容赦ない昔のホラーが恋しいです。
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