「見せ場は多いが見応えは薄い。」エクソダス 神と王 AKIRAさんの映画レビュー(感想・評価)
見せ場は多いが見応えは薄い。
人智を越えた災厄の数々、
天変地異の連続を圧倒的なスケール感で描き出しており体感ディザスターとして最高だが、
不屈の精神と祖国への思いなどのドラマ面が淡白で劇中への引き込まれ度が弱い。
歴史スペクタクルの叙事詩としては重厚感に欠ける。
ただ、モーゼとラムセスの姿に、リドリー・スコット自身と2012年に没した弟トニー・スコットを重ねているように見えて、その切なさが追悼の余韻となってエンドクレジットを満たす。
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