「濃い映像、薄い内容」エクソダス 神と王 everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
濃い映像、薄い内容
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CGなど映像技術の向上による美しさはありますが、中身は1957年の作品“The Ten Commandments”に遠く及びません。
Mosesの生い立ち、預言など、多くを言葉による簡単な説明に任せているので、感情移入が難しいです。何しろMosesがヘブライ人として苦労する様子がほとんどありません。隠れグラディエーターかロビンフッドのような感じです。Mosesに待ち伏せされ、いきなり剣を喉元に突きつけられたら、Ramsesだって一応王様ですから怒りますよ。
本作で一番残酷なのはヘブライ人の神です。何人苦しめたら気が済む神様なのでしょう。そんなに不満なら400年も経つ前に災害起こせよって。
自然災害の描写と、海を渡るシーンを急激な引き潮?で描いた点はリアリティがあって良かったです。
あとはSigourney Weaverの無駄遣い。
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