6才のボクが、大人になるまで。のレビュー・感想・評価
全175件中、141~160件目を表示
取り組み自体を評価!!
親であれば2倍面白い映画!
素晴らしい映画です‼️
気分はすっかり身内
子供のリアルな成長を、物語の中で実感できるのは、恐らく「北の国から」と、この映画くらい。
12年という長い期間を経て撮られたからこそ得られる、不思議な感動があった。
それはつまり、子供の成長を見守る身内のような気分になること。
子供だと思ってたのに、いつの間にかこんなに大人になっちゃって、、、と、何度も感慨深い気持ちになった。
ただ、あまり派手な展開はないので、積極的に鑑賞しないと退屈する。(途中で少し眠くなってしまった、、、)
それでも、エンディング前の母親の言葉にはズシーンと来た。
なんにせよ、主人公の男の子がイイ!
この映画の一番のキモはそこだと思うので、この子役を見つけた時点で大成功。
役者としての今後の活動が楽しみ!
日常の面白さ
時間を共に過ごす大切さを感じる作品。
非常に良かった。
特筆すべきは撮影手法。
少年メイソンの6歳から18歳までの成長、そして家族の軌跡を。
実際に12年かけて同じ俳優で撮影。
その撮影手法を完遂しただけでも驚きますが。
この手法が少年/家族の成長物語を描く上で十二分に機能していた点にも驚きました。
可愛かったメイソン少年が。
あっという間に背が伸び、顔立ちが大人び、声が低くなる。
話が進むにつれて登場人物達に感情移入していき。
自身も彼等の遠い親戚のような気持ち、「見守る」気持ちに。
鑑賞後も彼等に想いを馳せる気持ちが続いたのは新鮮でした。
また時間経過の演出も良かった。
文字情報で時間経過を知らせず、場面の切替と共にヌルッと時間が経過している。
分かり易い身体上の変化、直ぐには察知できない環境の変化。
視覚的な情報で時間の経過を知り、彼等の会話で環境の変化を知る。
情報量の多い画面から、自身で変化を見つける喜びがありました。
時間を共に過ごす大切さを感じる本作。
普通の家族の物語で、派手で突飛な出来事は起きませんが。
鑑賞後、心に残る印象的な場面が多数。
特に印象的だったのは終盤の母オリヴィア の一言。
上映時間165分と比較的長尺な作品ですが体感はあっという間。
終盤の雰囲気を何となく感じる自身もオリヴィアと同じ気持ちになり、彼女の言葉に胸を打たれました。
他に類を見ない撮影手法を体験するだけでも鑑賞の価値があると思います。
オススメです。
一言で片付けれ…
等身大の家族
家族は会話。
子育ては長いようで短い
若くして子どもを産み子育てをしながら勉強してキャリアをなんとか築いてきたオリヴィアに自分を重ね共感しながら観た(再婚こそしていないけれど)。結婚したとたんに態度が横柄になる2人の再婚相手にげんなり。だいたい最初のほうに出て来た男、子どもたちが小さいときにつきあってたやつもひどかったよね…。あの可愛い姉弟に本を読んであげているシーン、すごく幸せな満たされたひととき、ああいう生活してたら、男はいらないだろ、ましてや、彼女の子どもには関心ない輩だよ。そこがちょっと理解できなかった。ステップファミリーはやっぱり難しいよねぇ、でもオリヴィアが自立した人でよかった…。こんどこそいい人にめぐりあえますように。
偶然なのだけどメイソンが中学生あたりから自分の息子に似てきて、ますます感情移入してしまった。1年後には同じ境遇になるのかと思うと、最後にオリヴィアがボロボロ泣くの、すごくわかる。一緒にボロボロ泣いてしまった。家族っていいよね、とかそんなうすっぺらい話ではない。家族は難しい。でも、がんばって子どもたちを育て、仕事して毎月の支払いをして、、、てやってたら、あっというまに時間は経つ。
165分もあったんだ!気づかなかった。終わってしまうのが名残惜しいくらいだった。
貴方にお勧めです。
魔法のような時間の映画
是非とも休憩時間を!
このくらいの長尺の映画になると、昔は必ず、休憩が入ったものでした。ビクター・フレミングの「風と共に去りぬ」、デヴィッド・リーンの「アラビアのロレンス」、ベルトルッチの「1900年」、ベルイマンの「ファニーとアレクサンデル」、そして、キューブリックの「2001年 宇宙の旅」は上映時間が2時間20分であるにも拘わらず、きちんと休憩時間がありました。最近、日本映画、外国映画を問わず、無駄に長い映画が多すぎます。
そして、そのほとんどの映画に休憩時間がありません。途中で尿意を催した人にとっては残りの上映時間は苦痛の時間となります。実際、私は今年公開された4時間近い「収容病棟」で一度、中座しました。もう少し、観客のことを考えてほしいものです。
尚、映画についてですが、この監督の映画を観るのは初めてだったのですが、このように時間をかけて役者の成長の記録を丹念に撮っていくのは貴重な手法であると感じました。この監督には、この手法を突き詰めて映画を撮り続けていって欲しいですね。いつか、途方もない傑作を撮るかもしれません。
少し、喋りすぎました。あまり余計な事を書くと、映画ドットコムの上田さんの逆鱗に触れ、また削除されてしまうかもしれませんので、ここらへんで止めておきます。
12年間
人生とは、映画とは
単純にイーサン・ホーク演じる主人公の実父のキャラクターがとても好きで、「早く彼が出てこないかな」とそれだけで楽しく観られてしまいました。彼が娘と避妊について話すシーンは役者の素の照れが出ててすごく好き。小学校を出るとだんだん陰の感じが濃くなっていき、それにつれて打ち込めるものを見つけていく主人公には若干のシンパシーを感じる…とか言うと痛い感じがするかもしれませんが、ちょっとそういうのもあって、親近感を感じてしまいました。
ラストシーンの主人公とある人物のやりとりを見て「ああ、人生ってそういうものだよな。いや、映画もそういうものだよな。」と勝手に納得。観るだけで人生や映画についてわかったような気になれるお得な一本です。
リアルな普通さ
北の国から
全175件中、141~160件目を表示













