劇場公開日 2014年11月14日

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6才のボクが、大人になるまで。のレビュー・感想・評価

全171件中、141~160件目を表示

3.5気分はすっかり身内

2015年1月18日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

子供のリアルな成長を、物語の中で実感できるのは、恐らく「北の国から」と、この映画くらい。

12年という長い期間を経て撮られたからこそ得られる、不思議な感動があった。
それはつまり、子供の成長を見守る身内のような気分になること。
子供だと思ってたのに、いつの間にかこんなに大人になっちゃって、、、と、何度も感慨深い気持ちになった。

ただ、あまり派手な展開はないので、積極的に鑑賞しないと退屈する。(途中で少し眠くなってしまった、、、)
それでも、エンディング前の母親の言葉にはズシーンと来た。

なんにせよ、主人公の男の子がイイ!
この映画の一番のキモはそこだと思うので、この子役を見つけた時点で大成功。
役者としての今後の活動が楽しみ!

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ほにゃらら

4.5日常の面白さ

2015年1月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

とても面白かった。

実際の年月をかけて撮っているという手法も驚異的で、本当に1人の人間が成長するので、感情移入してしまう。
大きな事件は起きない日常の愛おしさ、奇跡を感じた。
家族の愛とか。青春のきらめきとか。

私もそうやって何とか今までサバイブしてきたんだなぁと改めて感慨深かったです。

にしても、アメリカの家族というのは、あんな風にくっついたり離れたり、元夫婦のそれぞれの家族との交流とか、普通なのか?
日本もそうゆうことになるのか?
あれがアメリカの家族の姿なのかという点でも、興味深かったです。

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しろ

3.5時間を共に過ごす大切さを感じる作品。

2015年1月8日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

非常に良かった。

特筆すべきは撮影手法。
少年メイソンの6歳から18歳までの成長、そして家族の軌跡を。
実際に12年かけて同じ俳優で撮影。
その撮影手法を完遂しただけでも驚きますが。
この手法が少年/家族の成長物語を描く上で十二分に機能していた点にも驚きました。

可愛かったメイソン少年が。
あっという間に背が伸び、顔立ちが大人び、声が低くなる。
話が進むにつれて登場人物達に感情移入していき。
自身も彼等の遠い親戚のような気持ち、「見守る」気持ちに。
鑑賞後も彼等に想いを馳せる気持ちが続いたのは新鮮でした。

また時間経過の演出も良かった。
文字情報で時間経過を知らせず、場面の切替と共にヌルッと時間が経過している。
分かり易い身体上の変化、直ぐには察知できない環境の変化。
視覚的な情報で時間の経過を知り、彼等の会話で環境の変化を知る。
情報量の多い画面から、自身で変化を見つける喜びがありました。

時間を共に過ごす大切さを感じる本作。

普通の家族の物語で、派手で突飛な出来事は起きませんが。
鑑賞後、心に残る印象的な場面が多数。
特に印象的だったのは終盤の母オリヴィア の一言。
上映時間165分と比較的長尺な作品ですが体感はあっという間。
終盤の雰囲気を何となく感じる自身もオリヴィアと同じ気持ちになり、彼女の言葉に胸を打たれました。

他に類を見ない撮影手法を体験するだけでも鑑賞の価値があると思います。
オススメです。

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Opportunity Cost

4.0一言で片付けれ…

2015年1月4日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

怖い

アオハライドの数億倍アオハライドな映画

巷で話題とは言っても「青春だね。」と一言で片付けられてしまったらそれまでな映画です。

この作品には、忙しなく生きる大人たちに"忘れていたモノ"を思い出させ、
いまを生きる若い世代には ちょっとした"人生のバイブル"のようなモノを教える力があります。

映画もここまで来てしまった…。
日常の中にこそドラマがある、そんな格言をついに映画化してしまった一本。
「現実世界で見る、スクリーンを通した現実世界」
一言で片付けれるわけがないです。

追記、メイソンの目が完全にアナキン・スカイウォーカーだった。

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映画Kan

5.0等身大の家族

2015年1月3日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

12年間同じキャストが演じたという点に拍手、本当にお疲れ様でした。
Coldplayの名曲「Yellow」で始まるオープニング。
不器用ながらも良き父であろうとするイーサン・ホークが良い!
主人公の“瞬間(moment)”に対する問いかけ、これは演技じゃないのかもなぁ……
165分が短い!メイソンの人生をもっと観ていたかった!

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とりきょー

4.0家族は会話。

2015年1月2日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

アメリカらしい息子の成長記。
離婚した父と母だけどしっかり2人に育まれて成長。父母にもそれぞれの生き方があるし子供ふたりにもそれぞれの人生が。
常に息子は父と会話。ここがアメリカっぽい。実に家族愛が深い。
12年間もかけて俳優それぞれの成長と共に撮影ってのもすごい。だからこんなリアルな成長記が出来たんだろうな〜?

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peanuts

5.0子育ては長いようで短い

2015年1月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

若くして子どもを産み子育てをしながら勉強してキャリアをなんとか築いてきたオリヴィアに自分を重ね共感しながら観た(再婚こそしていないけれど)。結婚したとたんに態度が横柄になる2人の再婚相手にげんなり。だいたい最初のほうに出て来た男、子どもたちが小さいときにつきあってたやつもひどかったよね…。あの可愛い姉弟に本を読んであげているシーン、すごく幸せな満たされたひととき、ああいう生活してたら、男はいらないだろ、ましてや、彼女の子どもには関心ない輩だよ。そこがちょっと理解できなかった。ステップファミリーはやっぱり難しいよねぇ、でもオリヴィアが自立した人でよかった…。こんどこそいい人にめぐりあえますように。
偶然なのだけどメイソンが中学生あたりから自分の息子に似てきて、ますます感情移入してしまった。1年後には同じ境遇になるのかと思うと、最後にオリヴィアがボロボロ泣くの、すごくわかる。一緒にボロボロ泣いてしまった。家族っていいよね、とかそんなうすっぺらい話ではない。家族は難しい。でも、がんばって子どもたちを育て、仕事して毎月の支払いをして、、、てやってたら、あっというまに時間は経つ。
165分もあったんだ!気づかなかった。終わってしまうのが名残惜しいくらいだった。

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Rubysparks

4.0貴方にお勧めです。

2014年12月29日
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知的

難しい

幸せ

12年間成長続ける俳優さんに語らせると説得力がありますね。人は独りでは生きていけない。子供は,家族や友人・異性・先生・周りの大人の影響を受けて大人になるのですね。仕事と子育て,夫婦の関係,親戚との関係を悩み楽しんでいる貴方に、お勧めです。新たな元気を貰うことでしょう。

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honehone

3.0そして時は流れる

2014年12月29日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

何も無いに等しい人間ドラマがそこはかなく素晴らしい!
おススメ!ただ、少し長尺でもっと時間短いといいかと思った。

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John

4.5魔法のような時間の映画

2014年12月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

知的

とぎれない時間の話だった。『横道世之介』のように感動。あれも魔法のような時間の話だったな。
誰かが人生に入り込んで、誰かが消えて、誰かが現れ、誰かが消えて、決して離れない人も離れて、それが人生。この映画は手法もそれを通した。魔法のような時間の映画。パトリシアアークエットの嗚咽にあわせて嗚咽しそうになった。そして青年、ひとりのドライブ。いい映画だった。

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ONI

3.5是非とも休憩時間を!

2014年12月28日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

幸せ

 このくらいの長尺の映画になると、昔は必ず、休憩が入ったものでした。ビクター・フレミングの「風と共に去りぬ」、デヴィッド・リーンの「アラビアのロレンス」、ベルトルッチの「1900年」、ベルイマンの「ファニーとアレクサンデル」、そして、キューブリックの「2001年 宇宙の旅」は上映時間が2時間20分であるにも拘わらず、きちんと休憩時間がありました。最近、日本映画、外国映画を問わず、無駄に長い映画が多すぎます。
そして、そのほとんどの映画に休憩時間がありません。途中で尿意を催した人にとっては残りの上映時間は苦痛の時間となります。実際、私は今年公開された4時間近い「収容病棟」で一度、中座しました。もう少し、観客のことを考えてほしいものです。
 尚、映画についてですが、この監督の映画を観るのは初めてだったのですが、このように時間をかけて役者の成長の記録を丹念に撮っていくのは貴重な手法であると感じました。この監督には、この手法を突き詰めて映画を撮り続けていって欲しいですね。いつか、途方もない傑作を撮るかもしれません。
 少し、喋りすぎました。あまり余計な事を書くと、映画ドットコムの上田さんの逆鱗に触れ、また削除されてしまうかもしれませんので、ここらへんで止めておきます。

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bashiba

1.512年間

2014年12月27日
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鑑賞方法:映画館

知的

映画の出来そのものは、12年間に渡る撮影の凄さとの比較では、イマイチと感じた。

キャスト全員が本当に成長と老化をしていく様が、特殊メイクとは全く違う本当の成長と老化を示してくれていた。
この人誰だっけ?ってことがたまにある(笑)

この手法に感動して、仮に、15年間の作品を撮ろう考え、今日から撮影を開始しても、映画の公開は2030年。
その時の自分の年齢は・・・!!!

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HITECHJAZZ

5.0ずっとみていたい。

2014年12月22日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

映画版「北の国から」。
イーサンホークが出てくる度に持ってかれた。
お姉さん、小さいころむちむちしすぎ。
お母さんは途中から老けすぎ。

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khapphom

4.0人生とは、映画とは

2014年12月22日
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鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

単純にイーサン・ホーク演じる主人公の実父のキャラクターがとても好きで、「早く彼が出てこないかな」とそれだけで楽しく観られてしまいました。彼が娘と避妊について話すシーンは役者の素の照れが出ててすごく好き。小学校を出るとだんだん陰の感じが濃くなっていき、それにつれて打ち込めるものを見つけていく主人公には若干のシンパシーを感じる…とか言うと痛い感じがするかもしれませんが、ちょっとそういうのもあって、親近感を感じてしまいました。

ラストシーンの主人公とある人物のやりとりを見て「ああ、人生ってそういうものだよな。いや、映画もそういうものだよな。」と勝手に納得。観るだけで人生や映画についてわかったような気になれるお得な一本です。

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えら

4.0リアルな普通さ

2014年12月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

どこにでもいそうな男の子の一番多感な時期をひたすら追うことがなぜこんなに心を震わせるのか?
どうして主人公の、ママの、パパの生き様にエールを送らずにいられないのか?
やはり時の流れの重みを否応なしに感じさせるからだろうか。
この思いつきを実現した時点でこの映画の成功は約束されてたんだろうな。
子を持つ親として初めは親目線で見ていたのだが、最終的には主人公目線になってしまった…
それにしても、
ママの男運(見る目)の無さに思わず引いた…ww

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ぱんちょ

4.5北の国から

2014年12月14日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

テキサス版北の国から。
イラク戦争し9.11、大統領選挙、iMac、iPod、iPhone、Facebook、自分が何をしていたかも頭をよぎる。
変わらない人との繋がりって、そんなに多くないことに気がついた。
子どもが大学生になると、あんなに立派になるのだろうか?寂しくもあり、期待もあり。

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か~さ

4.0人生の教科書の一つになるようないい映画

2014年12月13日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

人生の教科書の一つになるようないい映画でした。私のような年寄りから見ても全く退屈しないさらりと深みのある映画でした。 映画のテーマからすれば、独身の若い人や子育ての夫婦にも示唆に富む内容の映画ではないでしょうか。良く考えられた、人生に意味ある素晴らしい台詞が飛び交います。 日本経済新聞の映画評にもありましたが、都会から離れた典型的なアメリカ中産階級の一面を教えてくれる、幅広の社会性のある映画でした(黒人の欠けていたのが気にはなりますが?)。
何はともあれ、この映画がエラー・コルトレーン演じるメイソンが子供から青年に成長していく姿を描くために、2002年から2013年まで12年間を通して断続的に撮影された、というその努力と忍耐強さには驚かされます。
日本版「少年時代」が観たくなりました。

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chakurobee

3.56才のぼくが、大学生になるまで

2014年12月11日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

12年間という長い時間をかけて1つの作品を作り出して行く。
リンクレイター監督の「ビフォア3部作」のように、シリーズを通じて同じキャスティングで幾つかの作品を繰り返して行く映画はいくつもあるが、本作のようにたった1本、時間の経過とともに撮影して行く作品は、他に例をみない。
そのことだけでも、映画史的には十分に記念碑となるし、称賛に値する。

しかも、原題「BOYHOOD(少年時代)」とあるように、一人の少年が6歳から18歳になるまでの成長を描いていくのだから、時間の経過は作品にとって必然と言える。
本作が企画された当初、世の中は『ハリーポッター』がブームとなっていた。本作中にも、そんな原作のブームがちゃんと映像に収められている。映画の『ハリーポッター』が、やはり少年を主人公に数年間かけてシリーズを完成させたわけだが、主演のラドクリフをはじめ、主要キャストの子供達が、物語の進行以上に成長してしまい、最後には少年の冒険ものというよりも、青年魔法使いの戦争という具合になってしまったのを鑑みると、本作が時間をかけて少年の成長を追ったのは極めて自然な企画であるのに、これまで同じような企画がなかったことが、ある意味で不思議でもある。
主人公の少年だけでなく、社会の変化、家族の変化も、分かりやすく描かれていて面白い。とくに、両親の大きな変化について、あるいは両親それぞれと子供達の距離感については、絶妙な見せ方だったと思う。母親を演じたパトリシア・アークエット、父親を演じたイーサン・ホーク、二人が肉体的に若者から中年になっていく様は、監督としても予想以上の変化ではなかっただろうか。

ただし、あまりにもストーリーに起伏がなさすぎる。
もちろん、両親の離婚も、学校でのいじめも、家庭内暴力も、恋も、一人の人生にとっては大きな出来事ではあるのだが、本作はそうした出来事を、ことごとくサラリと触れるだけである。登場事物たちの心情描写や、時間の経過とともに起こるはずの気持ちの変化は、観客の想像力だけに委ねられる。映像で見せるのは、時間の経過と、その時々の出来事だけと言っても過言ではない。「変化」は見せるものの、「連続性」について映像的にはあえて見せていない。

日本では、ドラマ『北の国から』の純と蛍のように、あるいは『渡る世間は鬼ばかり』の愛と眞のように、シリーズを通じて一つの兄弟の成長を何年もかけて視聴者が追い続けている。吉岡秀隆は、いつまでたったも「純くん」なのである。しかし、これらの作品が面白いのは、長い時間かけてシリーズとして作られた作品が、その時々でとてもドラマチックに展開したからである。
ところが、本作はそういう作風ではない。母の再婚相手の姉弟と生き別れたまま、その後、何も明かされない事が象徴しているように、本作は、一般的な人生と同じように、必要以上にドラマチックな展開は用意されていないのだ。
用意されていないというよりも、用意できなかったというのが実際のところだろう。毎年夏休みの数日だけで撮影を続けてきたようだが、そもそも主要キャスト以外に、12年間もの長期契約(アメリカの労働法によって6年おきに契約したらしい)を維持し、短い撮影時間に何人ものキャストを集め続けることなど、予算的なことを含めて困難だったはずだ。もちろん、監督には「人生なんてこんなもの」という意図もあったろうが、少なくとも今回のような手法では、他のやり方が選択できなかったという部分が大きいのだろうと推測する。

この凡庸で「何も起こらない」ストーリーは、いくら何でも称賛できない。
たしかに「人生なんてそんなもの」ではあるが、普通の人生を見せられるくらいなら、映画を見る意味がない。やはり、ストーリーにはもう少し展開らしいものが必要だ。仮に、成長によって俳優を変えて「少年の12年間」を描いた作品が本作のストーリーと同じだったら、極めて凡作と評価されたはずである。
ラストシーンで、主人公の女友達の会話によって、本作が「一瞬の時間を重ね合わせた作品」というコンセプトであると説明して終える。時間というのは、その時々を切り取ったとしても、連続性があるということだろ。
そういう意味では、2時間40分は少々長かったかもしれない。もう少し短くても、連続性は受け取れたはずで、ストーリー展開に起伏がない分、長く感じた(母親が「もっと長いと思ってた」と台詞は、いろんな意味で絶妙だ)。
今後、こうした試みの映画が作られるのなら、もう少しプロットを作り込んで撮影して行く方法を考えつかなければ、仮に12年が20年になろうと、面白いものにはならないと思う。そこは課題である。

ただ、前述した通り、やはり映画史的に十分に評価できる作品だ。
時代の変化、アメリカ社会のその時々の世俗、そして人間の成長や変化を、リアルに見せつけた手法は素晴らしい。

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CRAFT BOX

4.5人生は続く

2014年12月10日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

主人公の少年を中心とした、その家族の12年間を描いた作品です。

鑑賞前はドキュメンタリーっぽい映画に3時間も耐えられるのか不安でしたが、そんな心配一切ありませんでした。
その時代の流行りが随所に散りばめられていて、まるで、少年と共に青春を過ごしてきたような気持ちになり目が離せませんでした。
その先の続きをずっと観ていたくなる素敵な作品です。

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ぽぽ

3.0見逃しても悔いなし

2014年12月3日
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鑑賞方法:映画館

単純

見終わって、さて、どこが一番良かったかと問われても、難しい。まずストーリーやエピソードが物足りない。これはドキュメンタリーではないのだからもっとドラマチックな話にできるのではと思う。エピソードの結末がつかずに次の時期に変わってしまう。
さらにナレーションも台詞も無く、主人公は観客の我々にも内面を明かさない。これも観客が入り込めない原因では。
監督は主人公の親の世代であり、終盤の母親の嘆きが監督が共感持って描けることであろう。しかし、監督と同世代である自分にとっては、何も新しいことではなく物足りなさを感じた。
忙しくも喜びのある子育てを終えて、年をとった自分に気づく。それは自分の半生の評価を下すつらい時ではあるが、単純ではなく、時間をかけて考えるテーマである。映画の一場面で終わる話ではない。
厳しいことを書いたが、見ながらも、また見終わってからも、頭に残る映画ではある。

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こうめい