「もうひとつ何か欲しい」6才のボクが、大人になるまで。 Natsumiさんの映画レビュー(感想・評価)
もうひとつ何か欲しい
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アカデミー賞最有力と言われる本作。
12年間同じ役者を使って撮ったという話題性だけでも映画としては成功していると思う。
ただ、ストーリー重視派の自分には少し物足りなかった。
12年間同じ役者を使って撮ったのは、登場人物たちの成長と老い、そして母親のダメンズウォーカーっぷり。
子供達にとって父親としての役目を果たしていたのは、歴代父親の中で唯一出続けた実の父親だけだ。
基本的に子供達の成長を見守る視点で観ていたが、たまにメイソンの目線で「また母親に男ができるのか…」といった感情も抱く。
そして後半には間延びしてしまった感。
メイソンが大学に行くために家を出て車を運転しているシーンで終わった方が後味は良かった気がする。
同じキャストを12年間使ったといったことを抜きにして、もう少しインパクトが欲しかった。
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